GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(2) | Challengeな毎日

Challengeな毎日

感謝の気持ちを忘れずに、マラソン、トレイルランに励んでいます。
めざすは、UTMB!

<前回まで>
GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(1)
----------------------------------------------

第1チェックポイントのFerleitenを関門時間5分前にエイドアウト。

ここから第2チェックポイントのGlocknerhausまでは14km。

標高約1,500m以上をいっきに登る登攀区間。

 

感覚的には富士山五合目から山頂といったところか。

登りは自分が得意とするところ。

「よし、この区間はきっちりとペース計画どおり進むぞ」

予定では5時間。

暗闇の中を淡々と登る。

やがて森林限界を越えて展望がひらけてくる。

目に入ってきたのは、連なるヘッドライトの明かり。

「うっ、あんな高いところまで行くのか・・・」

とにかく休まず足を出し続ける。

さすがに途中で休憩をとる選手が現れだす。

うしろにピッタリとくっつけば、道をあけてくれるようになる。

このあたりのポジションだと自分の登りの方が速い。

(関門時間ぎりぎりラインだけど)

時計を見ると、エイドを出発してまだ1時間。

「ということは、まだまだ登るんだよね」

登りきったと思ったら、さらに長い長いヘッドライトの列が目に入る。

もう、笑いしかでてこない。

「これこれ、楽しまないと・・・」

2時間、3時間を過ぎても平坦なところは一切ない。

ひたすら登る。

標高は2,500mを超えてきた。

やがて上の方に雪渓が見えてきた。

ヘッドライトの明かりはそこを直登している。

ロープも何もない雪渓をよじ登る。

数百メートルはあるだろう。

「マジか?」

滑ったら間違いなく下まで止まらない。

ポールを突き刺しながら一歩一歩進む。

「寒い・・・」

振り返ると続々と雪渓を登ってきているのが分かる。



「ふぅ~」

ここでレインジャケットを着る。

補給食を食べながら小休止。

ここからエイドまでの2~3kmは下り基調。

とはいえ、雪や岩場が続いており、楽ではない。

 

コースマーキングはあるのかどうか分からなかった。

 

前を進む選手を頼りにするしかない。

 


 

気付くと少しずつ夜が明けてきた。

周りの山容も見えてくる。



 

まさしくヨーロッパアルプスの山々だ。

「おおっ~」


テンションも上がる。
 

ところどころで立ち止まって写真を撮る。



 

「いいね、いいね」

見渡すとオーストリア最高峰のグロスグロックナーが見える。

「おっー」

 

槍ケ岳に似ている。

 

すぐに分かった。

眼下には湖とエイドの小屋が見えてきた。



つづら折りの下りトレイルをおりて到着。

第2チェックポイントGlocknerhaus(36km地点) 7時間53分

ペース計画5時間に対して約4時間。

「かなり頑張ったぞ」

制限時間10時間に対しても2時間の余裕ができた。

エイドでは温かい紅茶をいただく。

グロスグロックナーを眺めながらエナジーバーを食べた。

となりの選手に話しかけられる。

「わざわざこのレースに出るために、ここまで来たのか?」

「Yes」と答えると、

「おまえもよっぽどもの好きだな」

と笑われた。

「You are also」

と返事をしといた。

エイドではスイカ、オレンジ、バナナなどのフルーツを中心に食べた。

トイレですっきりしてエイドアウト。

なんだかんだで20分ほど滞在。

気持ち的にはかなり余裕が出てきた。

 

「さあ、こっから楽しむぞ」

 

(つづく)

そろそろ走らないと(^-^;


にほんブログ村