<前回まで>
GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(1)
GrossGlockner Ultra-Trail 参戦紀(2)
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第2チェックポイントGlocknerhaus(36km地点)をエイドアウト。
次のエイドまでは26km。
アップダウンを繰り返すタフなコース。

湖のふちを通り抜けたところから再び登りが始まる。
「うっ、登りがキツイ」
思ったように足が進まない。
認めたくはないけど、「脚が終わった状態」に近かった。
さっきまでの区間はペース計画5時間に対して4時間。
1時間も早かった。
ペース計画が誤っていたか、オーバーペースのどちらか。
明らかに後者だ。
関門時間ギリギリだったことが焦りになってしまっていた。
「ここで練習不足のツケがくるのか・・・」
ペースは落ちながらも淡々と登る。
救いは周りの絶景。
とにかく凄い。

脚は終わっていても気分は最高だ。
氷河も圧巻。

ところどころで写真を撮りながら休憩。
しばらくして登りも終わり、走れるところにでた。
走れると言っても結構、神経を使う。
踏み外して落ちたらサヨナラだ。

景色に見とれての脇見は厳禁。
写真を撮るときは足場を確認した。

「それにしてもイイ天気」
当初は荒天予報だっただけに嬉しさもひとしお。
ペースが落ちたこともあり、抜かれることが多くなる。
けれども全然気にならない。
レースだけれども普通に山歩きを楽しんでいる気分。
数人で話しながら走ったりする。
「あそこが次のピークだよ」
と指さされたところを見ると、えげつない急登が・・・。
豆粒のような人の姿が見える。
話しながらだと、不思議とキツイ登りもあっさりと登れる。
「あっさり」は言い過ぎだけど。
脚はまだ復活していない感じ。
自分だけピークで休みをとった。
「さて、今度は下りますか」
ガレた急なトレイルをゆっくりと下りる。
さっきまで一緒だった選手たちはすでに遠くまで進んでいた。
途中立ち止まって景色を楽しむ。
存在感あるグロスグロックナーがそこにあった。
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