UTMS出走記(4) | Challengeな毎日

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(前回まで)

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次のエイドまで、6.8km。

 

ひたすら下りる区間。

 

 

「ここはペースあげて行くか!」

 

貯金が10分しかないこともあり、歩かず走って下りる。

 

 

標高が下がるにつれて、リズムも良くなっているような気がした。

 

何人かの選手をパスする。

 

イイ感じで下までおりてきた。(それでも標高3,400mぐらい)

 

「ムムム、脚に疲労感が・・・」

 

思いたくはないけど、「脚が終わった」ような感じになった。

 

「まだコースの半分ぐらいなのに・・・」

 

フラットなトレイルを歩いていると、同じツアーに参加している天本さんに後ろから声をかけられた。

 

ひとことふたこと話しをして先へと行かれてしまった。

 

そして5つ目のエイド「枯树滩」(33.5km地点)に到着。

 

(疲労も出てきて、写真を撮るのも億劫になる)

 

時刻は関門時間の10分前。

 

「結構、頑張って走って下りてきたのに・・・」

 

「今の状況なら次の関門でアウトだな」

 

「それならここでリタイアしてゆっくり休もう」

 

座り込みながらそう思った。

 

天本さんは、「いけるところまで行く」と言ってエイドを出発していた。

 

「たしかにそうだな」

 

「せっかく中国まで来たんだから、トレッキングのつもりで歩こう」

 

気持ちを切り替えてエイドアウト。

 

次のエイドまで7.1km。

 

標高3,500mほどのゆるやかな上り区間。

 

走ることなく、ポールを使いながらひたすら歩いた。

 

自分的には、パワーウォークのつもりで進む。

 

このあたりのトレイルは観光客も多い。

 

馬に乗って移動している人もいる。

 

たしかに気持ちのいいトレイルだ。

 

やがて折り返してくる選手とすれ違う。

 

なにやら中国語で声をかけてくる。

 

全く分からないけれど、「ガンバ!」的な意味だろう。

 

「まあ、こっちは次で終わりかもしれないし」

 

そんな気分で淡々と歩いた。

 

そして6つ目のエイド「木骡子」(40.6km地点)に到着。

 

なんと、制限時間の20分ほど前に着いた。 

 

「10分ほど休めそうだ」 

 

チキンスープ、スイカ、リンゴを食べる。

 

苦手なジェルも摂取した。

 

「もう、胃の調子が悪くなろうと関係ないや」

 

トイレにも行き、すっきりしてエイドアウト。

 

次のエイドまで10.3km。

 

しばらく進むと天本さんに追いついた。

 

「元気なうちに進んでおきます」

 

そう声をかけて先へと進んだ。

 

折り返し区間は下り基調、しかも途中からは歩きやすい木道の区間に入った。

 

「おっ、もしかしたら次の関門も間に合うかも」

 

そんな気持ちになった。

 

もうこのあたりから、写真は1枚も撮っていない。

 

「景色は十分に楽しんだ」

 

「あとはゴールまで行きたい」

 

だんだんと欲が出てきた。

 

エイドに近づくと、上りが待ち構えていた。

 

「マジか?」

 

コースに立っていたスタッフが何やら話しかけてきた。

 

こっちは時間ギリギリ、中国語は分からないので無視。(ごめんなさい)

 

そして7つ目のエイド「喇嘛寺」(50.9km地点)に到着!

 

制限時間の10分前

 

「これでもうゴールまでは行かせてもらえるぞ」

 

ここのエイドには英語が話せるボランティアがいた。

 

エイドで用意されているものを教えてもらう。

 

大盛の炒飯をゲット。

 

「ただし、10分以内に食べないとダメよ」

 

そう注意された。

 

関門時間はエイドを出た時間。

 

泣く泣く炒飯を半分残してエイドアウト。

 

「天本さん、間に合うかなあ」

 

(つづく)

 

来週末はFTR100


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