UTMS出走記(2) | Challengeな毎日

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感謝の気持ちを忘れずに、マラソン、トレイルランに励んでいます。
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(前回まで)

UTMS出走記(1)

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レースがスタートした。

 

ポジショニングは真ん中よりも後方。

 

気負いもなく、淡々と前の選手に続いていく。

 

徐々に列も長くなり、スペースも空いてきた。

 

走れば抜かせる。

 

そうはせず、ポールを使って前へと進む。

 

数キロ進んだところで少し下る。

 

マーキングが無く、周りの選手も戸惑った。

 

GPSのナビを確認。

 

ロストすることなく先へと進んだ。

 

ふと時計を見ると、時刻が午前4時30分をまわっている。

 

スタートしてから、1時間30分経っていることになる。

 

「えっ?マジ?」

 

最初の関門時間は1時間50分。

 

余裕だろうと思っていたのでびっくりした。

 

そこからペースを上げて登る。

 

1時間40分が経過。

 

「7kmちょいで終わりなんてシャレになんないぞ」

 

必死に登る。

 

やっとエイドのライトが見えてきた。

 

第一エイド「打尖包」(7.7km地点)

 

午前4時45分、関門時間5分前にエイドを通過した。

 

「ヤバかった・・・」

 

エイドにどんな食べ物があったのか見る余裕もない。

 

「そんなにゆっくり進んだわけでもないのに・・・」

 

高山病の自覚症状があるわけでもなく、

 

足や身体が重く感じているわけでもない。

 

なんでこんなに時間がかかったのか自分でも分からなかった。

 

ただはっきりしたことは、

 

「時間的余裕はまったくない。マジでやらないと」

 

次のエイドまでは、5.5kmで2時間50分。

 

「どう考えても余裕に思えるんだけど・・・」

 

得意の登り。

 

抜かせるところは抜いた。

 

富士山の標高を超える。それでもガツガツと登った。

 

そして標高4,000mを超えてきた。

 

未知のゾーンだ。

 

けれども、そんな感傷に浸っていられない。

 

「とにかく登る!」

 

指先が冷たくなってきたので手袋を二重にする。

 

コース上に雪もちらほら現れてきた。

 

立ち止まることなく淡々と登った。

 

「おっ、あそこが峠か?」

 

午前7時、2つ目のエイド「八角棚海」(13.2km地点)に到着。

 

それと同時に目の前に「四姑娘山」の姿がとびこんできた。

 

 

「おおっ~、おおっ~」

 

一気にテンションが上がる。

 

ちょうど夜明け前の美しいシルエット。

 

思わず見とれる。

 

しばらく、ここが標高4,400mの場所だということを忘れる。

 

風はほとんどない。

 

寒いことは寒いけれども耐えられないほどじゃない。

 

体感的には零度ぐらいだろうか。(実際はもう少し低かったかと)

 

エイドはドーム型テントの中。

 

中には入らず、そのまま先へ進むことにした。

 

気になる関門時間は午前7時40分。

 

40分の貯金をつくることができた。

 

なのでしばらく景色を楽しみながらゆっくりと歩く。

 

手袋を二重にしているので写真を撮るのも難儀。

 

「スマホで写真を撮ってくれ」と言ってくる他の選手には申し訳なく断った。

 

徐々に空が明るくなる。

 

そして「四姑娘山」のモルゲンロート。

 

「おおっ~」

 

「UTMSに参加して良かった」

 

ホント、そう思う瞬間だった。

 

 

(つづく)

 

週末はのんびり♪


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