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Cisco フレームリレー接続の設定

■フレームリレー接続の設定

■2台のルータを1本のPVCで接続する

RouterA#conf t
RouterA(config)#int s0/0
RouterA(config-if)#encapsulation frame-relay
RouterA(config-if)#ip address 172.16.20.1 255.255.255.0
RouterA(config-if)#frame-relay lmi-type ansi
RouterA(config-if)#frame-relay interface-dlci 101

・特定のカプセル化を指定しなかったため、Ciscoのデフォルトのタイプが使われた。
・他のルータが非Ciscoルータであれば、IETFと指定しただろう。
・インターファイスにIPアドレスを割り当てた。
・LMIタイプをANSIと指定した。
・最後にDLCI 101を追加した。これを使おうとするPVCを表すもの。


■フレームリレーをマッピングする

RouterA#conf t
RouterA(config)#int s0
RouterA(config-if)#encapsulation frame-relay
RouterA(config-if)#int s0.16 multipoint
RouterA(config-subif)#no inverse-arp
RouterA(config-subif)#ip address 172.16.30.1 255.255.255.0
RouterA(config-subif)#frame-relay map ip 172.16.30.17 16 ietf broadcast
RouterA(config-subif)#frame-relay map ip 172.16.30.18 17 broadcast
RouterA(config-subif)#frame-relay map ip 172.16.30.19 18

・特定のカプセル化を指定しなかったため、Ciscoのデフォルトのタイプが使われた。
・サブインターフェースを追加した
・inverse-arpをオフにして、3本の仮想回線とそれに対応するDLCI番号をマッピングした。
・最初のマッピングでカプセル化タイプを変更。flame-relay mapコマンドが、一つのインター
  フェース上で複数のフレームカプセル化のタイプを設定する唯一の方法。
・mapコマンドの最後にあるbroadcastにより、このインターフェース向けのブロードキャスト
  を特定の仮想回線に転送する。フレームリレーはNBMAカプセル化方式でルーティングプロトコル
  のブロードキャストを行わない。
  
■フレームリレーをモニターする

・show frame-relay lmi

  ローカルルータとフレームリレー交換機関で交換されるLMIトラフィック統計が表示される

・show frame-relay pvc

  すべての設定済みPVCとDLCI番号が一覧表示される。各PVC接続のステータスとトラフィック統計が
  提供される。また、ルータで受信されたBECN及びFECNのパケットの数も表示される。
  
	RouterA# show frame-relay pvc
    PVC Statistics for interface Serial0 (Frame Relay DTE)
	DLCI = 666, DLCI USAGE = UNUSED, PVC STATUS = DELETED, INTERFACE = Serial0
	input pkts 0             output pkts 0            in bytes 0         
	out bytes 0              dropped pkts 0           in FECN pkts 0         
	in BECN pkts 0           out FECN pkts 0          out BECN pkts 0         
	in DE pkts 0             out DE pkts 0         
	pvc create time 0:03:18  last time pvc status changed 0:02:27
	Num Pkts Switched 0         
	DLCI = 980, DLCI USAGE = LOCAL, PVC STATUS = ACTIVE, INTERFACE = Serial0
	input pkts 19            output pkts 87           in bytes 2787      
	out bytes 21005          dropped pkts 0           in FECN pkts 0         
	in BECN pkts 0           out FECN pkts 0          out BECN pkts 0         
	in DE pkts 0             out DE pkts 0         
	pvc create time 1:17:47  last time pvc status changed 0:58:27


・show frame-relay map

  ネットワーク層-DLCIのマッピングが表示される。ローカルDLCIとリモートIPアドレスが解決された
  かどうかを判別するために使用する。
  
	RouterA#show frame-relay map
	Serial0 (up): ip 157.147.3.65 dlci 980(0x3D4,0xF440), dynamic,
    broadcast,, status defined, active


・show interface

  LMIトラフィックをチェックすることができる。L2及びL3情報を加えて、カプセル化に関する情報
  が表示される。

・debug frame-relay lmi

  デフォルトでルータと交換機が正しいLMI情報を交換しているかどうかを知ることができる。


Cisco ISDN DDRの説明と設定

ISDN DDR(Dial on Demand Routing:ダイアルオンデマンドルーティング)の説明と設定

■CiscoルータでのISDN

wg_ro_a#conf t
wg_ro_a(config)#isdn switch-type ntt
wg_ro_a(config)#int bri0
wg_ro_a(config-if)#encap ppp
wg_ro_a(config-if)#isdn spid1 086506610100 8650661
wg_ro_a(config-if)#isdn spid2 086506620100 8650662

ISDN BRIインターフェースごとに、isdn spid1とisdn spid2というインターフェース
サブコマンドを使って、SPIDを指定する必要がある。




■DDRでの構成方法

wg_ro_a(config)#ip route 10.0.1.0 255.255.255.0 172.16.1.1
wg_ro_a(config)#dialer-list 1 protocol ip permit
wg_ro_a(config)#int bri0
wg_ro_a(config-if)#dialer-group 1
wg_ro_a(config-if)#dialer map ip 172.16.1.1 5353xxxx


①スタティックルーティングを構成する
  DDRを使用する場合は、スタティックルーティングを使用するのが鉄則である。
  
  wg_ro_a(config)#ip route 10.0.1.0 255.255.255.0 172.16.1.1

②Interestingパケットを指定する
  次に、どのパケットが来たら発呼するのかを指定する。
  Interestingパケットを指定するには、まずダイヤラーリストを作成する。
  ダイヤラーリストを作成するには、グローバルコンフィグモードから
  「dialer-list」コマンドを使用する。以下のコマンドは、IPパケットを
  Interestingパケットに指定する、ダイヤラーリスト番号1番のダイヤラーリストを
  作成する場合の例。 

  wg_ro_a(config)#dialer-list 1 protocol ip permit

  次に、ダイヤラーリストをインターフェイスに適用する。コマンドは、
  インターフェイスコンフィグモードから「dialer-group」を利用する。
  以下のコマンドは、BRIインターフェイス0に、ダイヤラーリスト番号1番の
  ダイヤラーリストを適用する場合の例である。

  wg_ro_a(config)#int bri0
  wg_ro_a(config-if)#dialer-group 1

③ダイヤラ情報の構成
  最後に、ネクストホップのIPアドレスと電話番号を指定し、ダイヤラ情報を構成する。
  コマンドは、インターフェイスコンフィグモードから「dialer map」である。以下の
  コマンドは、ネクストホップが172.16.1.1だった場合、5353-:xxxxにダイヤルするよう
  に構成する例である。
  
  wg_ro_a(config-if)#dialer map ip 172.16.1.1 5353xxxx


■DDRの動作

①ルータにあるIPパケットがやってきてルーティングを行う。
  ルーティングした結果、出力インタフェースが決まり、そのインタフェースにDDRの設定が
  されている場合、そのパケットがインタレスティングトラフィックであるかどうかを判断する。

②インタレスティングトラフィックであれば、設定されている接続先のダイアル情報から、
  ルータは電話をかけてISDN回線を接続してパケットを送信する。
  もしも、インタレスティングトラフィックでない場合は、2つのパターンがある。回線が接続
  されていないときは、ダイアルすることなくパケットを廃棄する。しかし、すでに回線が接続
  されている状態であれば、インタレスティングトラフィックでなくても転送することができる。

③また、ISDNの接続はアイドルタイマーというタイマーによって管理する。アイドルタイマーが
  タイムアウトすると回線を切断する。インタレスティングトラフィックがISDN回線を通るたびに、
  アイドルタイマーはリセットされるのでインタレスティングトラフィックがある限りは、
  回線は接続されたまま。しかし、インタレスティングトラフィックでないパケットがISDN回線を通って
  も、アイドルタイマーのリセットは行われません。なお、アイドルタイマーのデフォルト値は120秒。

Cisco OSPFエリアの説明

■OSPFエリアの設定

routerA#conf t
routerA(config)#router ospf 132
routerA(config-router)#network 192.168.20.1 0.0.0.0 area 0
routerA(config-router)#network 192.168.20.1 0.0.0.0 area 0

・OSPFプロセスIDは何でもよい。


routerB#conf t
routerB(config)#router ospf 1
routerB(config-router)#network 192.168.0.0 0.0.255.255 area 0


routerC#conf t
routerC(config)#router ospf 64999
routerC(config-router)#network 192.168.40.0 0.0.0.255 area 0
routerC(config-router)#network 192.168.50.0 0.0.0.255 area 0


■ループバックインターフェースの設定

routerA#conf t
routerA(config)#int loopback 0
routerA(config-if)ip address 172.16.10.1 255.255.255.0
routerA(config-if)no shut


routerB#conf t
routerB(config)#int loopback 0
routerB(config-if)ip address 172.16.20.1 255.255.255.0
routerB(config-if)no shut


routerC#conf t
routerC(config)#int loopback 0
routerC(config-if)ip address 172.16.30.1 255.255.255.0
routerC(config-if)no shut


■OSPFコンフィグの確認

・show ip ospf

  ルータ上の稼働中の一つまたはすべてのOSPFプロセスに関するOSPF
  情報を表示する。ルータID、エリア情報、SPF統計情報、LSAタイマー
  
・show ip ospf database

  リンク数と近隣ルータのIDが表示される。出力はエリア別
  
  routerA#show ip ospf database 
  OSPF Router with ID (192.168.20.1) (Process ID 132)
 
                 Router Link States (Area 0)
 
  Link ID         ADV Router      Age         Seq#           Checksum     Link count
  192.168.20.1    192.168.20.1   254         0x8000001A     0xA6FA           3
  192.168.40.1    192.168.40.1   253         0x80000017     0x4858           5
  192.168.40.2    192.168.40.2   192         0x80000013     0x4858           3

・show ip ospf interface

  インターフェースIP、プロセスID、ルータID、ネットワークタイプ、コスト、プライオリティ
  DR/BDR、タイマーインターバル、隣接ルータ情報について表示される。
  
  Router#show ip ospf interface
  serial0/0 is up, line protocol is up
  Internet Address 192.168.20.1/24, Area 0
  Router ID 192.168.20.1 Network Type POINT_TO_POINT, Cost: 64, TE Metric 0
  Transmit Delay is 1 sec, State DR, Priority 1
  Designated Router (ID) 192.168.20.1, Interface Address 192.168.10.1
  No backup Designated Router on this router
  Timer intervals configured, Hello 10, Dead 40, Wait 40, Retransmit 5
  Hello due in 00:00:08
  Neighbor Count is 1, Adjacent neighbor count is 1show ip ospf interface

・show ip ospf neighbor

  近隣ルータと隣接関係のステートに関する永続的なOSPF情報を要約している。
  DR、BDRが存在する場合は、それに関する情報も表示される。
  
  routerA#show ip ospf neighbor
  Neighbor ID	Pri		state		Dead Time	address		interface
  192.168.40.1  1       FULL/   -   00:00:30	192.168.20.2 Serial0/0

Cisco RIP

RIP( Routing Information Protocol)

■基本
・IGPs
・ディスタンスベクタ型ルーティングプロトコル
・30秒に1回定期的な情報交換
・ルーティング情報はブロードキャストを利用して送信(version1)
・メトリックとしてホップ数を採用
・クラスフルルーティングプロトコル(version1)
・ルーティングテーブルのコンバージェンス時間が長い
・ルーティングループが発生する可能性がある
・スプリットホライズン、ポイズンリバース、トリガードアップデート、
  ホールドダウンタイマーなどのループ防止メカニズム

■RIPの動作
①ルーティング更新タイマー。Update。
  30秒に1回ルータ間でルーティングテーブル全体を交換する。 
  変更された部分が1個であっても、経路表全体を交換する。
  トポロジに変化が無くても、必ず交換する。
                        ↓
②ルート無効タイマー。Invalid。
  あるルートについての更新情報が180秒間連続して途絶えた場合、
  このルートを無効と判断する。このとき、すべての隣接ルータに
  そのルートが無効であることを通知する。
						↓
③ホールドダウンタイマー。Hold Down。
  ルートが無効と分かってから180秒間は、当該ルート情報の定期更新
  (無効の事実を知らないルータから届く経路情報)を受け付けない。
						↓
④ルートフラッシュタイマー。
  ある経路に関するアップデート情報が、240秒間連続して途絶えた場合は、
  その経路エントリを、経路表から削除(フラッシュ)する。 




■RIPの設定

Router# conf t
Router(config)# router rip
Router(config)-router)# network 192.168.10.0
Router(config)-router)# network 192.168.254.0
Router(config)-router)# passive-interface serial 0
Router(config)-router)# end



Router#show ip protocols
Routing Protocol is "rip"
Sending updates every 30 seconds, next due in 26 seconds
Invalid after 180 seconds, hold down 180, flushed after 240
Outgoing update filter list for all interfaces is not set
Incoming update filter list for all interfaces is not set
Redistributing: rip
Default version control: send version 2, receive version 2
Interface Send Recv Key-chain
Ethernet0 2 2
Loopback1 2 2
Routing for Networks:
192.168.12.0
192.168.2.0
Routing Information Sources:
Gateway Distance Last Update
192.168.2.10 120 00:00:22
Distance: (default is 120)

Cisco switchport modeコマンドの種類と説明

■switchport modeコマンドの種類と説明

access

DTPはネゴシエートフレームを送信し、自らのポート状態がアクセスポートで
あることを通知するが対向スイッチポートの状態に関係なく無条件に
アクセスポートとして動作する。



trunk

DTPはネゴシエートフレームを送信し、自らのポート状態が
トランクポートであることを通知するが、対向スイッチポート
の状態に関係なく無条件にトランクポートとして動作する。



dynamic auto

対向スイッチからのDTPネゴシエートフレームに応答し、ポート
動作を決定する。自らはDTPネゴシエートフレームを送信しない
ため対向スイッチポート設定に従う。
従って、対向スイッチが
trunkまたは、dynamic desirableに設定された場合はトランク
ポートとして動作し、それ以外はアクセスポートとして動作する。



dynamic desirable(デフォルト)

dinamic autoと同様に、対向スイッチからのDTPネゴシエート
フレームに応答し、ポート動作を決定する。また、自らもDTPネゴシエートフレームを
送信し、対向スイッチポートに対してトランクポートとして動作するように
通知する。
従って、対向スイッチポートがtrunk、dynamic desirable、
dynamic autoのいずれかに設定された場合はトランクポートとして動作し
それ以外はアクセスポートとして動作する。



DTPネゴシエートストーム機能を停止する
(config-if)#switchport nonegotiate