5月25日Saturday。お久しぶりのシネマデー。広島・八丁座で「関心領域」(監督・脚本ジョナサン・グレイザー2023、米・英・ポーランド)。

 

 

無辜のユダヤ人が大量虐殺されているアウシュビッツ強制収容所。その塀のそばにナチス将校の豪奢な邸宅。プール付きの広い庭にはカラフルな花が咲き誇っている。

 

 

大勢の召使にかしづかれ、優雅に暮らす家族。塀の向こうでは焼却炉から不気味な黒い煙が上がり、銃声や断末魔の叫びも(カメラは塀の中に入らない)。

 

 

対照的に塀のこちら側では、女性や子どもたちの明るい声が青空にこだま。誰一人として、向こう側で起きていることに関心を持とうとしない。

 

 

カンヌ映画祭でグランプリに輝き、アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞を受賞した問題作。戦火が止まない現在、「無関心」の罪を観る者に鋭く問いかける。

 

 

上映終了は正午過ぎ。飲食店が最も混み合い、ランチ難民になる時間帯です。そこで回転の速いMへ。そそくさ食べ終え、スポーツジムへ急行。

 

 

約1時間遊泳し体重計に乗ると45.9㎏(身長176cm)。また46㎏の大台を割り込んじゃった。ごはんものをガッツリ食べないと成長しないのかなあ。

 

■2024鑑賞作品…<1月>①枯れ葉(八丁座)<2月>②宝くじの不時着(サロンシネマ)③白い巨塔(映文ライブラリー)<3月>④風の又三郎(映文ライブラリー)⑤忘れられた子等(映文ライブラリー)⑥燈火は消えず(サロンシネマ)⑦河の女(映文ライブラリー)⑧ミツバチのささやき(八丁座)⑨トゥルー・ヌーン(映文ライブラリー)<4月>⑩ビニールハウス(サロンシネマ)⑪君の名は(映文ライブラリー)<5月>⑫悪は存在しない(横川シネマ)⑬関心領域(八丁座)