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還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

YouTube『リフォーム百科事典』を主宰する田口が、住まいと人生の最適解を求めるために、自分で意思決定して自分の人生を歩むため家つくりについてのヒントをお届けします
 

2024年ベストキッチンについて、個人的な意見をお話しします。
どのメーカーが良いですか? と聞かれて誰にでも勧めるとしたら、間違いなくタカラスタンダードのホーロー製のシステムキッチンです。
 

良いキッチンとは何かを考えるとき、キッチンに求められるものって基本性能ってなんだろうと言うことですね。

基本性能を自動車に例えると、アクセルを踏んだら走って、ハンドル切ったら曲がり、ブレーキ踏んだら止まる。走る曲がる止まるが基本性能です。

 

ではキッチンの基本性能ってなんだろうと言うと、水と火が使えることですよね。

その次に必要なのは、水に強いことと、火に強いこと。そして、お掃除がしやすいことではないでしょうか。。

 

私はこの基本性能が優れているって言うところでのおすすめになります。

 

基本性能が優れていると言う事は長く使えるにつながります。

例えば水に強くないキッチンですと長く使えませんね。

お掃除しにくいキッチンだと、だんだんに新品の輝きがなくなってしまう。

 

キッチンなどの設備機器はコロコロ買い換えるものではないですね。

だからこそ、この基本性能が優れているって言うところがとても重要だと思っています。

 

長年の経験の中で40年前のホーロー流し台がまたまだ現役で使われてるお宅をたくさん見ています。

だから、お勧めしたいのはタカラになるわけです。

 

もちろん他のメーカーさんが悪いわけじゃないですよ。

クリナップも素晴らしい商品を作っています。

リクシルはおすすめしないかな。

 

あくまでも田口の個人的な意見でした。

何かの参考にしていただければ幸いです。

https://taguchijyuseikatsu.com/
田口寛英

リフォーム詐欺の典型と言えば、いきなりインターホンを押す訪問営業とか点検商法です。

『お宅の屋根が傷んでます』といって高額工事を提案したり、水道の配管点検と言いながら必要もない洗浄工事を契約したりします。

 

こういったリフォーム詐欺は年々増加して社会問題になっていますが
表に出ない詐欺的な悪徳商法が大きな問題だと思っています

悪徳とは道徳的に問題があること

人として、それはダメじゃないですか というような営業手法

 

とすると、詐欺ではないけど悪徳な業者はとても多くいます

 

何が悪徳なのか?
一言で言うなら、必要のない工事を提案する、工事金額に見合った施工をしていない
構造的な部分に手を付けないで見た目だけをきれいにする工事を行う
耐震診断を意図的に悪い評価にして補強工事を受注する
このようかケースが、本当に多くあります

 

中小のリフォーム業者だけでなく、むしろ大手の会社が高額受注を狙って無理な営業をしているように思います

 

私がセカンドオピニオンで関わったケースは、大手の会社に8畳の床改修の相談をしたら
あれもこれもと指摘されて1500万の見積もりを持ってきたことがありました

お客様は大手のいうことだから、その工事も必要だと思ってしまったのですが

あらためて現状を確認しながらヒアリングした結果、当初の床工事のほかに浴室改修だけをやることになり、200万で済みました

 

このような事例は詐欺として事件になることはありませんが

明らかに道徳的には大きな疑問が残ります

 

大手だから、有名な会社だから、ホームページがあるから、そのようなことで信頼してはいけません

本当に自分にとって、家族にとって必要な工事は何か?
目の前にいる営業の言うことを疑うことも大切ではないでしょうか

水廻り機器、キッチン・お風呂。トイレの価格について今日はお話しします。

テーマは悪徳商法! 
 

見た目の値引き率の高さで集客する手法がまかり通っているのがリフォームの業界です。

 

例えば、定価(希望小売価格)の半額で売っても十分に利益が出る掛け率の商品なのに、「一流メーカーで(例えばねTOTOとかLIXLとか)ですが、3割引です」と言って見積もりを出して、

「でも、今はキャンペーン中ですから今日決めてくれたら半額にします。いかがでしょうか」と言う商売をやるわけですね。

最初にお話ししたように、半額でも利益が出る商品ですから特別に安いわけではないのです。
 

これを詐欺と言ってしまったら言い過ぎかもしれませんが

私は道徳的に問題がある。つまり悪徳商売だろうろ感じています。

 

そしてその悪徳商法の手先になっているのか、実はメーカーの値段決めなんですね。

 

メーカーの定価設定と卸値を業者にとって有利な設定をすることによって、リフォーム業者が悪徳的な商売ができるこういう構図があります。

 

ただ、すべてのメーカーがこの構図での商売をやっているわけではなく、典型的なメーカーがタカラスタンダードですね。
タカラは業者としては旨味の少ないメーカーですが、消費者の皆さんにとっては良心的なメーカーとも言えるんじゃないでしょうか。

専門家が行う木造住宅の耐震診断には、一般診断法と精密診断法の二通りの方法があります。
違いは、一般診断法が非破壊検査(壊さないで調べる)、精密診断法が破壊検査(壁や天井を壊して調べる)です。
 

補強が必要かどうかを調べる段階で破壊検査は行わないので、通常は一般診断法を採用します。

 

助成金を使う場合は各自治体の考え方で診断法を選択しますが、ほとんど一般診断法を推奨されます。

過去に東京都大田区だけは精密診断を行いなさいと指導がありました。
 

一般診断法の良いところは壊さないでも耐震性を調べられるところであり、欠点は壊してみなければわからないところを想像して耐震の評点を計算することになります。
想像ですから、性格ではありませんね。しかも、人それぞれで想像力が違うので診断員によって評価が分かれる事例も珍しくありません。

 

もちろん想像といっても、壁を叩いたりコンセントを取り外したり、屋根裏に入ったり、床下に入ったりして、とにかくできる限りのことをして、現状がどのようになってるかを調べていくのですが、それでもやっぱり限度はあります。

 

今限度があると書きましたが、言い換えると診断する人間の能力とか、どこまで一生懸命調べたかとか、あるいは診断結果に関して多少の恣意的な操作をしようとか、そういう曖昧さがあります

こんなこと言ってはいけないのですが、評点をちょっと悪くしとこうかなあとか、そういうことができてしまう診断法とも言えます。

 

ですから一般診断法と言うのは計算の結果としての評点、1.0とか、0.5とか0.3とか、その評点にこだわる事はあまり意味がないのですね。

 

大切なのはどのような根拠でその診断書が作られたのかをきちんと理解した上で、

今この現状この家が強いが弱いのかって言うことを見ることが大切です。

 

繰り返しますけど、一般診断法は非破壊壊さないのでとてもとても曖昧で想像しながら作成する診断書です。

ですから、点数をそのまま鵜呑みにして不安になる事はありません。まずそこは理解していて下さい。

 

責務をまっとうする診断員や、やみくもに不安を煽る診断員でなければ
診断書の内容をきちんと説明してくれるはずです

 

大切なのは正しく不安になることではないでしょうか

耐震診断と助成金についてお話をします。

能登の震災もあって、2024年は行政も助成金を出して耐震補強に積極的に取り組んでいます。

しかし、この助成金を使うことで耐震診断・耐震補強が適切に行われない場合があります。

 

一般的に行っている耐震診断は非破壊といって、壊さない状態で壁や天井裏の施工状態を想像して耐震性の評価をします。

当然のですが、補強工事を行うときに壁を壊してみると、想定外のことが起きるのが普通です。
その場合は状況に応じた施工方法を再検討したり、補強箇所を変更したりしながら最善の耐震工事を進めるわけですが、ここで問題になるのが助成金の制度です。

 

助成金申請をから工事完了までの流れを簡単にお話しすると、
まず助成金申請をするその時に現状の診断書と補強計画書も一緒に提出します。

診断書と計画が適正であるかどうかを審査し、問題なければ助成金を出す決定になります。

工事中は現場に検査が入り計画通りに工事が行われているかのチェックをします
工事完了後は、施工写真とともに工事完了報告書を提出して、問題がなければ助成金が振り込まれます。
 

先ほども言ったように壊してみなければわからない工事なのに、壊す前に方針を決めてしまうわけです。そして、計画通りに工事を行わなければ助成金はおりません。

 

もちろん補強計画の変更の申請をすれば適正な工事方法での工事が可能ですが、
それが受理されるまでに2週間から3週間かかるんですね。

想像してみてください。エアコンも外しました。壁も壊してしまいました。その状態で半月以上工事がストップしてしまう。

もしその間に地震が起きたら、解体して壁がないのはとても弱い状態です。

真冬では外気が入り込んでとても寒い状態になってしまいます。
 

ですので助成金を使う場合は補強計画を見直す事はせず、最初の申請通りの工事を進めることになってしまうことがとても多いんです。

ここに助成金を使うことの不自由さやデメリットがあります。
 

もちろん助成金で100万円とかのお金がおりたりしますので、それを使わないと工事が出来ないお宅もあります。だからすべてがダメと言う事はないです。
 

ただこういうデメリットがあるよって、それだけは知っておいて欲しいなと思います。

YouTubeでも解説していますので、ご覧ください

 


田口寛英