横須賀どぶ板通り巡り人 -50ページ目

横須賀どぶ板通り巡り人

横須賀在住の主がどぶ板通りの飲み屋をメインにどぶ板の魅力を発信するサイド

人は


人から生まれてくる


この世に生を受けた時


何も持たずに生まれてくる


ただ、ひたすらに生きていることを表現している



なのに、人は自我、自尊心を持ち


時を経るごとに


人々が生きる社会の中で


傷つけ、順位をつけ、奪い合う



そしていつの間にか心に憎しみを…


愛され、愛したことも忘れて


涙の温かさも枯れ果てて


その行為が自分を正当化する全てだというように…



どんなに風の強い日も


どんなに雨の降らない日も


君の手は大切な人を抱きしめるため


君の瞳は大切な人を見つめるため


君の声は大切な人を励ますため



気づいて…


どんなに


この世が荒みきってしまっても


本当の大切なことは君の心の


君、次第だということを。




















まだ、神々たちが存在し


後に神話として語りつがれている


パンドラの箱。




パンドラの箱に鍵はない


ただ、


誰かしもが


口にする



パンドラの箱は開けてはいけないよ。と…



しかし、


欲深い、業の塊として作られた人間は


パンドラの箱を


開けてしまう



さぁ、何がはいっていたか


何もはいっていなかったのか



パンドラの箱は


神々が悪戯に作った箱



愚かな人間を試し


あざ笑うかのように


長い時間の退屈をしのぐ為


意味もなく、生まれたのかもしれない



パンドラの箱を開けた者に


生存はない


神々に捧げる代価として



しかし


語りつがれる話の1つに


パンドラの箱を開け


様々な醜い人間を業が


箱から解き放たれた


そして箱の底に1つのものが残った


それが、希望…



これが神々の気まぐれの1つ。




わたしを好きだと言った君の瞳は


獣を狩る者のそれで…


少し怖くなる。


それでも君を知りたいと思うのは


わたしが狩られることを望んでいるからだろうか…



もうずっと、君の中に


君の瞳の奥に、その熱を飼っているのは


知っていた。


知っていて、そらしていた。


熱に触れたら


狩られてしまったら


自分が分からなくなってしまいそうで。


わたしは君の獲物。


君はわたしを狩る獣。


それでいい。




本当は望んでいた真実。



どこかで、不毛な恋と夏にひく風邪はしょっぱいもんだ。と聞いた。


不毛な恋といえば、思い出す過去が1つ。


わたしの大学生時代。


サークルの同期男子・Sくんに片思いをしていた。


しかし、Sくんが好きだったのは


同じサークルで、友達のMちゃんで。


Mちゃんも、Sくんが好きで


事実上、二人は両思い。


告白という過程に至らないカップルだ。


そんな、Sくんを好きで、諦められない片思いをしているあたしは


不毛な片思いをしていたと思う。


このあたしの片思いをサークルの皆は知らない。


知っていたら、Mちゃんと友人でいられないし


基本、こういうのは人に言いたくないタイプだった。


でもSくんだけは、あたしの気持ちに気づいていた。


そして、Sくんは2人きりのサークルの部室で


あたしを遠ざけるような発言をする。


「Bがお前のこと好きらしいよ。付き合えば?」


ああ。ていのいい、あしらいですか。


あたしの気持ち知ってるなら、ばっさり振ってくださいよ。


こういのが、キツイ。


好きな人に、他の男子を勧められても。


しかも、お互いに好きな相手がわかっている分余計にきつい。


では、SくんはMちゃんに告白すれば?


即、OKですよ。


すでに、二人は両思いなんですから。


そして、あたしは気も無いBくんとお付き合いすれば


めでたし、めでたしですか?




ふざくんな。


ああ。目の前のSくんをどつきたい。


どついて、


「あたしはSくんが好きだ!」


と、男らしく言ってしまいたい。


でも、できない。


とりあえず、その場は、テキトーにジョークととらえ


はぐらかし、場を乗り切った気がする。


今思えば、とりたて、いい男でもなかったし


無神経で優しくも無い。


でも、当時は好きで、


本人以外には、気づかれないように


目で追っかけていたりしたんだろう。


結果、SくんとMちゃんは付き合い始め


その夏、お酒の勢いでBくんのファーストキスを


奪ってしまった。


なかなか、あたしも最低な奴でした。



夫さんの助手席で


こんな昔話を思い出し、ちょっと笑った。


「どうしたの?」と聞かれ


不毛な恋と夏にひく風邪はしょっぱいらしいよ。


といったら


「ふーん」


夫さんは興味がないのか、


または、不毛な恋とは何ぞや。


ということを考えているような返事だった。





夜中の3時


1人、目を覚ます。


寝ていたベットのクイーンサイズは無駄に大きくて


君と寝ていた時間を思い出す。


天窓から見える景色は、夜のそれで


冬の日の出が遅いことが嫌いで。


夜の静寂で、センチメンタルな気分になる。


そんな、切なく胸を痛める自分ではないのに


事実は、君を想っている。


夜中に君を想って、胸を痛めて、膝を抱えても


君はいない。


幾つの夜を通り過ぎても変わらない。


知っている。


理解している。


受け止めている。


それでも、君を想う僕は


この夜を忘れてしまいたいとは思わない。


君との出来事を失くすなんて想像することできない自分がいるから。