夜中の3時
1人、目を覚ます。
寝ていたベットのクイーンサイズは無駄に大きくて
君と寝ていた時間を思い出す。
天窓から見える景色は、夜のそれで
冬の日の出が遅いことが嫌いで。
夜の静寂で、センチメンタルな気分になる。
そんな、切なく胸を痛める自分ではないのに
事実は、君を想っている。
夜中に君を想って、胸を痛めて、膝を抱えても
君はいない。
幾つの夜を通り過ぎても変わらない。
知っている。
理解している。
受け止めている。
それでも、君を想う僕は
この夜を忘れてしまいたいとは思わない。
君との出来事を失くすなんて想像することできない自分がいるから。