君の瞳は獣のそれで…わたしを好きだと言った君の瞳は 獣を狩る者のそれで… 少し怖くなる。 それでも君を知りたいと思うのは わたしが狩られることを望んでいるからだろうか… もうずっと、君の中に 君の瞳の奥に、その熱を飼っているのは 知っていた。 知っていて、そらしていた。 熱に触れたら 狩られてしまったら 自分が分からなくなってしまいそうで。 わたしは君の獲物。 君はわたしを狩る獣。 それでいい。 本当は望んでいた真実。