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小さな薬局の学習帳

小さな薬局で細々と働いている薬剤師による、薬学を中心とした日々の疑問等を割と無味乾燥に綴るブログ。東洋医学ネタもちょいちょい盛り込みます。
【注意】
・ 個人的な学習帳なので、すべてが正しいわけではありません。必ずご自身で真偽を確かめてください。

こんばんは。


なかなか最近忙しくて、ネタがかけなくておやつでサボっていますがすみませんm(__)m。


今日は、患者さんからもらった差し入れを食べます!


「メープルバターカステラ・・・だったかな?」


とりあえず90度食べますw。


しっとり感がたまらないですね~~


カロリーは不明です。




こんにちは。


今日は清熱薬の3つ目のカテゴリー。「清熱燥湿薬」についてまとめてみたいと思います。


③ 清熱燥湿薬

 主に湿熱を取る薬物。長期連用は乾燥を招くので避けたほうが良い。


・ 黄芩

【性味】苦/寒

【帰経】肺、大腸、胃、胆

【薬効】

  1) 清熱燥湿

  2) 瀉火解毒

※ 肝機能悪化の恐れがあるので注意が必要な薬物なんだそうです。


・ 黄連

【性味】苦/寒

【帰経】心・脾・胃・肝・胆・大腸

【薬効】

  1) 清熱燥湿

  2) 清熱瀉火解毒


・ 黄柏

【性味】苦/寒

【帰経】腎・膀胱・大腸

【薬効】

  1) 清熱燥湿

  2) 瀉相火


・ 竜胆

【性味】苦/寒

【帰経】肝・胆・膀胱

【薬効】

  1) 瀉肝胆湿熱

※ これリンドウですね。薬用部位は根っこなんで花は関係ないですが。


・ 苦参

【性味】苦/寒

【帰経】心・脾・腎

【薬効】

  1) 清熱燥湿止痒



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【ポイント】

 黄芩・黄連・黄柏の「黄色3兄弟」が登場する清熱燥湿薬。全体のポイントをちょっとまとめてみると・・・

① 湿熱を中心にとる

② 苦・寒性 : 脾胃虚弱には要注意

③ 長期連用は乾燥をまねくので、好ましくない。

④ 清熱のスペクトルが広い : 帰経の幅が広い。


以上の4点になると思います。ここで、④についてなんですが・・・

また頭にインプットしやすい形になにか持って行けないかなと考えたところ、従来通りにやるとスペクトルが広くてやりにくい!!


そこで!!


三焦別に分けるという方法にしました。

まず三焦についてですが、これはのちに「臓象学」をまとめるときに書きたかったんですが、更新のスピードの関係でまだ先になりそうなので、先にこちらに軽くまとめておきたいんですが、ここで脇道にそれると全体の流れがわかりにくくなるので、下の参考にします。


三焦別、つまり上中下どの熱を取るのか?で分類してみます。


黄芩・黄連・苦参 : 上中下

竜胆・黄柏     : 下


これで大雑把にとらえることができると思います。特に黄芩、黄連、苦参の3つは上中下どこでも熱をとれるんだなという事が分かります。


このように分類した上で、もう少し詳しい帰経を見てみることにします。


上焦の心と肺では熱を持った場合、全然臨床像が異なるので重要です。下焦も同様です。中焦は脾には熱は持たずに胃熱のみなのであまり重視しなくてもいい。

そういう観点で、まず上中下すべてに帰経を持つものの詳しい帰経を書いてみると・・・


黄芩: 【上】肺 【下】大腸

黄連: 【上】心 【下】大腸

苦参: 【上】心 【下】腎


ほら、割ときれいに分類できたと思いませんか??これに中焦の胃熱を冷ますのを入れれば完成♪(本当は苦参は違うんだけどねww)。


同様に、下焦のみに帰経をもつ残りの2つを分類すると・・・


竜胆: 【下】肝、膀胱

黄柏: 【下】腎、膀胱、大腸


腎の熱はやはり陰虚による虚熱ですから、黄柏と苦参は虚熱をとるポテンシャルを持つということもわかりますね。

ですから黄色3兄弟の黄柏だけはちょっと他の2人とは違うイメージですね。


ここまでまとめて上の一覧を見るとまあまあだいたい合ってる感じがします。やはり単純暗記というのはもう無理ですww。


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【参考】

※ 三焦 : 腑の一つ。

五臓に対応する五腑の他に「三焦」というのものが腑として存在しますが、これは実体がなく働きのみが存在するものになります。

では、どういった働きをもっているのかというと、「津液」や「気」の通り道の役割をします。


そして、三焦は上焦、中焦、下焦の3種類に分類することができて、それぞれに対応する臓腑が決まっています。


上焦 : 心、肺

中焦 : 脾、胃

下焦 : 腎、膀胱、大腸、小腸、肝


肝が下焦?に属しているのはちょっと不自然ですが、上記のような分類になります。


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以上が清熱燥湿薬になります。


あらかじめ断っておきますが、これは僕が勝手にインプットしやすいようにまとめているだけなので、学術的に正しくないことも多々ありますm(__)m

こんばんは。


久しぶりの食後のデザートのコーナーです。というのも、土曜から同じものをデザートにして今日全部なくなったので紹介します。


「コアラのマーチケーキ ベリーのパンケーキ味」


これ残念ながら、肝心のパンケーキの方にコアラのマーチ感が全くありません。個包装の袋にコアラが書いてあるだけ。

まあ、普通のパンケーキだと思えば、おいしいですけどね。


でも箱のフォントがかわいいですね。





こんにちは。


今日は、不規則処方における内服薬調剤料の算定について書いてみたいと思います。


今回は規格違いと用法が違うケースを紹介します。個人的にこれはずっと腑に落ちないパターンです。


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【ケース】

 1)  アムロジピン錠 5㎎        1錠 

    分1   朝食後           14日分

 2)  ベザフィブラートSR錠 200㎎  2錠

    分2   朝夕食後          14日分

 3)  アムロジピン錠 2.5㎎       1錠

    分1   夕食後           14日分


こんな処方をたまに見かけると思います。突然ですがここで問題です!!


(問題) この処方は何剤?

  ア  1剤

  イ  2剤

  ウ  3剤


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これ正解はアの1剤になります。


ですから入力はこういう風にするのが正解です。


 1) アムロジピン錠 2.5㎎  1錠  (1-0)

    アムロジピン錠 5㎎   1錠  (0-1)

   ベザフィブラートSR錠  2錠

   分2  朝夕食後     14日分


いやいや3剤でしょうよ!!と思った人・・・・僕もそれ賛成です!!

実はこれ保険請求上の暗黙のルールになっているようなんです。ですから3剤でレセコン入力すると、個別指導で指摘されたり、返戻対象になる場合があるので注意が必要です。

実はこのケース、自分自身が個別指導で指摘されて初めて知ったんです。

 そんなの知らんし!!(-_-;)

 先ず何より感覚的に不自然ではありませんか?この入力。


 そこでこの指摘に対して何点か疑問がわきます。

① そんなルール、どっかに書いてあった?少なくとも点数表の解釈本には書いていない

② 「剤」の定義がこのルールを適用すると崩れるんだけども・・・

③ 薬袋印刷したとき、変な感じになるんだけど・・・


 実際に支払基金や薬剤師会にこれらの疑問についてぶつけてみたんですが、もうひどい回答ばかり!!

①②に関しては、「正式な通知ないけど慣習的なものだから、とにかくそうやってください!!」

③に関しては「保険請求と実務は別問題だからもう一回打ち直すかなんとかしてください」


 何それ!!って感じで最後の方は完全にむっとしてしまいました。

まあ、アムロジピン5㎎を2.5㎎の2錠分と考えれば朝夕の用法になるかとは思いますが、実際そうではないわけだし、そもそも服用時点が異なるわけだから腑に落ちない・・・。

しょうがないからやってるけど、僕にとってはずっと納得がいってないケースです。


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【参考1】 1剤の定義

 「1剤」とは、調剤料の算定の上で適切なものとして、認められる単位をいうものであり、次の点に留意する。

 イ 1回の処方において、2種類以上の薬剤を調剤する場合には、それぞれの内服薬を個別の薬包等に調剤しても、服用時点が同一であるものについては、1剤として算定する。

 ロ 服用時点が同一の薬剤については、投与日数に関わらず1剤として算定する。

 (社会保険研究所 調剤報酬点数表の解釈 平成24年4月版より一部抜粋)


点数表の解釈本には、1剤の定義にはこのような不規則処方に関する事項までは書かれていない。


【参考2】

 実はこのことに関して、日経DIでも記事になっています。一部を抜粋して紹介します。


 こうしたケースにおける内服薬調剤料の算定方法については、厚生労働省から正式な解釈通知が示されているわけではない。しかし、日本薬剤師会では会員に対し、原則として同一銘柄の薬剤を調剤するような場合には1剤として取り扱うよう指導しており、社会保険事務局もこの日薬の自主規定に沿って保険の審査を行っている。

 日薬が1剤として取り扱うべきとしているのは、用量違いや規格違いも含んでいる。剤形違いについて日薬では次のような見解を示している。「剤形が異なる場合の取扱いについては判断が難しい面もあるが、ともに内服用固形剤である場合には、1剤と解釈するのが妥当である」。

 つまり、用法が異なる場合であっても同一銘柄薬剤の、用量違いあるいは規格違い、剤形違いの処方であれば、別剤とはせず、内服薬調剤料は1剤分として算定する。

(日経DI 2004.11 pp42より一部抜粋)


なぜ??って部分まで突っ込んでないところがやはり大人の事情ってヤツをにおわせますね。


こんにちは。


関東地方は梅雨明けをした瞬間から猛暑日の連続!毎日バテバテ・・・(-_-;)

なんて方も多いのではないでしょうか。


さて本日は、そんな厳しい夏を乗り切るためのヒントになればと思い、夏の養生について、少し紹介してみたいと思います。


まだブログの方で、基礎理論をちゃんと書いていないので、話がよくわからない部分もあるかもしれませんが、そこはうまく補っていこうと考えています。


1 中医学的「夏」という季節とは・・・・


 夏の三か月は「蕃秀」という。天地の気がかわり、万物は花咲き実る季節である。夜は臥し早く起き、太陽の日差しを厭うことなく、志を怒らせないようにし、人も草花のように繁茂させ、気を発散させ、気持ちを外に向けるようにする。これは夏の気に応じて夏の働きである「長」を養う道である。これに逆らえば、心を傷め、秋に咳の出る病にかかりやすく、秋の「収」を身に受けることができにくい。冬になって病を重ねることになるだろう。・・・・

「黄帝内経素問 四気調神大論より」





古典にみる、夏に対する適応法は・・


① 夜更かししてもいいが、朝は早く起きる。

② 夏の暑さを嫌がることなく、戸外に出て朝日に向かって運動をして、体内の老廃物を排泄し、新鮮な空気を吸い込み、新陳代謝を活性化させる。

③ 楽観的な気持ちを持ち、焦ったり怒ったりしない。


これらの自然法則に逆らえば、心気を損ない、秋に咳の病にかかりやすくなる。


 五行論の五行色体表を参照すれば、五臓で言えば、夏は心、秋は肺なので、夏で心気を損なえば、秋で肺を傷め、咳の病にかかりやすくなるというわけです。


2 夏の養生


夏は暑や湿による外邪から身を守ることが重要です。


・ 暑邪により、汗をかきすぎて、水分代謝が乱れて体調不良になります。よって水分補給をしっかりと行い、梅干しなど酸味の収斂作用を利用して、汗を出しすぎないようにさせることも重要です。

ただし、水分も酸味もとりすぎると脾を傷めることになるので注意が必要です。


・ 脾胃を冷やしすぎないように注意。ニラ、ネギ、生姜など薬味をうまく利用する。


・ これは西洋医学的ですが、発汗による電解質の損失を補給するためにも、経口補水液は適切に使用するようにする。


・ 湿邪は、一番脾が嫌う外邪。日本の夏は比較的湿が強いので、脾がやられて食欲不振や倦怠感、重だるいなどいわゆる「夏バテ」の状態になりやすい。


・ 食べ物としては、清熱・利水性のものがよい。ニガウリやスイカ、キュウリ、緑豆などがよい。


あとは汗と一緒に気が逃げていくので、ウナギや玄米など滋養をつけて気を補うことが大切です。


こういった養生法をちょこっと意識して、暑い暑い夏を乗り切りましょう!!


熱中症にも注意が必要です!!以下も参考にしてみてください。

過去の記事 → 熱中症について


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【参考】

 まんが 黄帝内経   医道の日本社