こんにちは。
前回の陰陽論に引き続いて、本日は五行論についてまとめてみます。
陰陽論は2項のバランスですが、五行は5項のバランスを考えます。ただ5項なので、五行の方がちょっと系が複雑です。
参考 → 陰陽論
まずは基本的な考え方から・・・
1 「木」「火」「土」「金」「水」の5項のバランスを考える。
森羅万象はこの5つの要素に分類され、それらのバランスが動的平衡を保っていることが正常であると考えます。
「木」は伸びやか、「火」は燃え上がるなど、それぞれの要素にはイメージがありますが、運用上あまり有用ではないように個人的には思っています。
2 上記5項は相互に作用しあっている。
後で詳細にまとめますが、相生、相克といった相互作用があることが陰陽とは異なります。
3 5項は循環している。
下記のように5項は循環系を形成している。
特に「五臓六腑」の五臓(肝・心・脾・肺・腎)はこの木・火・土・金・水にそれぞれ対応し、相生・相克関係により、うまくバランスを取っていると考えます。
他にも以下のような五行色体表で木・火・土・金・水の対応関係を見ることができます。
【五行色体表】

この表は縦にみます。例えば、肝と関係の深いところは爪や筋、目などと関係が深いということです。これらの詳細にについては、「臓象学」でまとめてみます。
さて、上記の五行の図に戻りますが、正常な状態では、相生、相克関係があります。
相生:促進する働き
上記のピンクの矢印が相生関係です。例えば、肝は心の働きを助けているという解釈をします。
心の機能が弱った時は肝が助けるといった感じです。
また、矢印の矢先を「子」、そうでない方を「母」とよび、「肝は心の母」、「心は肝の子」という呼び方もします。
相克:抑制する働き
上記の黒い矢印が相克関係です。相生関係が促進するのに対して、相克関係は抑制する関係になります。
これには「母」や「子」といった呼び名はありません。
相性がアクセルなら相克はブレーキに相当します。ただ促進ないし抑制をかける向きが違うのがポイントです。
ここまでが正常な状態における関係でしたが、ここからは病的な状態を見てみましょう。
相乗:相克が強すぎる
相侮:相克と反対に抑制する
以上が五行論の説明になります。
五臓が入っているので、陰陽論よりもなんとなく、応用しやすいように思える理論ですね。
しかし!!
あくまでも古代の人が考えた理論です。当てはまらないこともあります。全てがこの五行論が適応できるわけではないことに注意です。










