世界は自分の中に広がっている。
世界と自分との関係は、結局は、自分自身との関係なのだと言われる。
イヤな人がいる。
その「イヤ」は、自分の中のイヤ。
好きな人がいる。
その「好き」は、自分の中の好き。
目で見える世界は、自分の内側に広がり、自分自身との反応を経て、世界へアウトプットする。
インプットとアウトプットを繰り返しながら、世界とコミュニケーションする。
中心にあるのは、自分。
ブッダが天上天下唯我独尊と言ったのは、世界の中心は、自分だから。
ゲド戦記で、ゲドが影と戦ったように、自分自身との関係の歴史が人生。
個人から世界まで伸び縮みする「自分」というものをどうするか、悩むのが人生。