私は、幼い頃から、感受性が強く、心が傷つきやすかった。

暗闇をこわがり、おばけを怖がり、人見知りで、ひとが怖かった。

思春期の頃から、心を閉ざすことで、傷つく心を守ろうとした。

エヴァンゲリオンでいうところのATフィールド(絶対不可侵領域)展開である。

初めて付き合った女性が妻で、少しずつ開いてきた心をどんどん開放させてくれたのは妻だった。

感受性は昔と変わらず強い。

痛みやすい心は、タフになり、心が開いてもくじけないようになった。

感じやすい心は、痛みを通して世界とつながっているのかもしれないと思う。

この痛みは、ひとのストレスや怒りや悲しみなどの痛み。

テレパシーのように、私はそれを自分の痛みとして感じ取るのではないか?

誰かの近くにいるだけで、痛みを受け取ってしまうのである。

それを癒やして返すことで、プラスのエネルギーが相手に伝わるのではないかと非科学的な妄想をしている。