弱音を吐く、という。

吐くのは、悪いことだ。

強くなりたいなら、弱音など吐かないほうがいいと思うかもしれない。

しかし、どうせ吐くなら、「吐ききる」のがいいのではないか。

中途半端に吐くのではなく、文字通り「吐ききる」のである。

深呼吸も極めると、腹の中の息を吐ききる。

そうすることで、弱い息の根を断つ。

例えば、川で溺れるとき、足がつかないから、溺れる。

ならば、底まで沈んで、川底に足が着けば、そこを蹴って、水から脱出できるはず。

弱音を吐くなら、底まで吐く。

弱さを吐ききれば、根性も座る。

吐ききってから、また、チャレンジしましょう