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「アンタッチャブル」第1話を観て

最初の橋での事故は本当に柵を外して落下させていたようだが、イルカも本当に泳がせたのだろうか。流石に上手くつくるものだ。


今回の仲間はシリアスな役なのかと思ったら、相変わらずのキャラで安心した。仲間由紀恵はこうでなければいけない。今回はどの様な展開が待っているのか楽しみだ。


このドラマは1話完結なのがいい。毎回それぞれのテーマが用意されているので、常に新鮮な感覚で観ていける。遼子の兄貴が刑事だという設定は、1話完結にはもってこいの設定だ。


<アンタッチャブル>のメンバーもそれぞれの特徴を徐々に出していくのだろう。それもこれからの楽しみの一つだ。それに毎回のように大物ゲストを出していくのも、最近のドラマの傾向のようだ。


屋上での有栖川との対決シーンでは「ごくせん」での<目>をしていた。こういう勧善懲悪は観ていてスッキリする。ドラマも単純なほうがいい、有栖川の自殺は余計なような気はするが。


先への含みを持たせて終わったが、とりあえずこのドラマは毎週楽しみに観ていけそうだ。


「ギネ」第1話を観て

医療ドラマの中でも<産婦人科>を取り上げるのは珍しい。だが近年は産婦人科が減り、大変なようだ。医療現場は何処も大変なのだろうが、特に産科は利益も余り上がらず仕事内容はかなりキツイようだ。婦人科は残すが産科は廃止する病院が多いという。現役の産婦人科医が原作者という事なので、今の大変な実情が詳しく描かれていくのだろう。


出だしのシーンはまるで<ER>のようだ。産科なのでもう少し緩やかなドラマなのかと思ったが、かなりハードな実情のようだ。奈智と<救急病棟>の進藤がかぶって見える。


ドラマなので相変わらず人間模様を極端に描いている。観ているほうはどうしても違和感を覚えてしまう。奈智をここまで変人に描く必要があるのか疑問だ。上地は<ルーキーズ>の時の演技は良かったが、それ以後のドラマはどれも今一つに思う。今回が彼にとっての試金石だろう。人気先行だけではドラマはやっていけない。


患者の南夫妻の問題は、現実的には難しい選択だ。奈智の言う事は正論だが、障害を持って生まれてきた場合を考えると、家族にとっては切実な問題だ。誰も正解は出せないだろう。


板谷が珍しくいい役をやっている。いつもクセのある役が多かったが、今回の桧口役は奈智と対極にありとても面白い。このドラマの雰囲気を一人で明るくしている。今後も無くてはならない存在だろう。


最後の連続した手術のシーンは感動ものだった。今回はかなり忙しい展開だったが、それなりに見応えがあり感動もあった。これからも楽しみに観ていけそうだ。上地も無難にこなしていた。人間的にも好きなので、役者としてこれからも頑張って欲しい。

「救命病棟24時」最終話を観て

救命医療を改革しようとする澤井だが、一方で進藤を追い出そうと考えている。澤井は優秀な救命医が欲しいのではなく、自分の方針に従う人間が欲しいのだろうか。国会議員の岡部も彼を利用しようとしている。


研修医の工藤はやっとやる気になったが、経験の不足は否めない。だが誰もいきなりスーパードクターになれる訳ではない。幾多の失敗を乗り越え、着実に力を蓄えて行くしかない。救命医の道にも近道は無い。ただ目の前の患者に対し誠実に対処していくしかない。


<ドクターカー>とは初耳だ。<ドクターヘリ>はドラマがあったので詳しく知ったが、<ドクターカー>の方が身近なのかもしれない。だがここではそのせいで澤井と進藤の対立が決定的になってしまった。勿論澤井の言っている事は理に叶っていない。人命尊重を軽視しているように思える。


事故現場での工藤の担当した患者が死亡してしまった。当然全ての患者を救える訳ではないが、工藤の受けたショックは大きかった。外科の医者は多くの死亡する患者を目にしなければならない。それが嫌で外科以外の医師を目指す人が多いとも聞く。死亡した患者の事を引きずるなといっても難しい話だ。


泥酔したあげく瀕死の重傷を負った工藤を目の前にして、澤井の心が動いた。工藤の心の苦しみが分かるだけに、自分のやろうとしている改革に対し思うところがあるのだろう。


澤井の救命改革をしようとしている裏には、彼の友人との苦い過去が影響していた。自分には無い熱いものを持った友人に対し、複雑な感情があったのだろう。


澤井が救命を辞めるに当たり残した言葉は、救命病棟全員にとって衝撃的なものだった。澤井の言葉には確かに説得力があり、現状の救命の状態を考えると真実なのかも知れない。だが救える命は何としても救いたいという進藤の考えは医道の問題だ。後任を指名された小島にとっても正念場だ。


医局長の主な仕事に救命患者の受け入れ選択がある。それはある意味命の選択だ。誰を助け誰を見限るのか、究極の選択だ。澤井に言わせれば、それは臓器提供者の供給でもあるようだ。植物人間を減らし臓器移植を待っている患者を救う、そしてそれは膨れ上がる医療費の削減にもつながるという。その論理は正しいのだろうが、当事者達にとっては複雑だろう。どちらが正しいかは、誰にも言い切れないだろう。


会議での澤井の発言は心を打つものがあった。澤井の面目躍如だ。締めくくりの進藤の言った言葉「助かる命を見捨てるのは犯罪だ」は、会議のメンバーの目を覚まさせた事だろう。


最後の連続した救命シーンは、流石にこのドラマだけの事はあった。最近の医療シーンは生なましいので、気の弱い人には迫力があり過ぎるだろう。澤井も工藤もいい形での展開で締めくくり、納得のいく最終回だった。


救命病棟の現状も世間に知らしめることが出来、このドラマとしての意義は十分にあったと思う。民主党の新政権にはこの医療問題も、是非とも早急に解決して欲しいものだ。