Hiroのブログ -21ページ目

「赤鼻のセンセイ」第1話を観て

”まえだまえだ”からのスタートだったが、この兄弟の漫才は凄い。既に漫才として十分完成されている。<間>も<ツッコミ>も<テンポ>も申し分ない。末恐ろしい子供だ。顔芸や一発ギャグだけで売れている、今の若手漫才師達に見習って欲しい。


子役達がそれぞれに成長して、大人達と四ツに組んだ良いドラマが期待できそうだ。小林聡美は何年たってもほとんど変わっていない。恐ろしい女優だ。ここでも良い味を出してくれるのだろう。


大泉洋は誰にも好かれるいいキャラクターだが、私はあまり俳優として気に入ってはいない。今までの出演作品で、印象に残った作品はほとんどない。どちらかというとイライラさせられるキャラクターだ。


院内学級というのは時々耳にするが、実際にも沢山の子供達が学校に通えずに病院で勉強しているのだろう。長期に入院している子供達には大きなハンデだ。勿論教える側の先生の苦労も、学校の先生とは比べ物にならないだろう。


参太朗も初めてで張りきっているが、空回りするばかりだ。まず子供達一人一人を十分理解する事から始めるべきだろう。先生が子供達を観ると同時に、子供達も先生を観ている。子供だからといって軽く観てはいけない。大人が考える以上に、物事を深く考えている。


子供達が発する全ての信号を、全身で感じ取る事だろう。子供は問題行動を起こす前に、必ず何らかの信号を発している。だが今の親や先生達はそれに気づかないでいる。問題が発生して初めて、事の重大さに気づく。


参太朗は先生をやるのが初めてなばかりでなく、人間としても未熟な存在だ。その人間が、人一倍難しい院内学級の先生をする事に無理がある。本来ならベテランの先生や、心療内科に精通しているような人が担当すべきなのだろう。


神木はとっくに子役を卒業していた。難しい役柄を難なくこなしている。これから八重樫の心の変化を描いていくのだろうが、神木ならきっと感動させてくれる事だろう。大泉とのアンバランスが、神木の演技を一層引き立たせる。


今回は須賀健太の出番は少なかったが、彼もまた子役として素晴らしい演技を見せてくれる事だろう。きっと神木のライバルとしての闘志も、十分持っているのだろう。そういう意味でも、楽しみなドラマだ。

「恋して悪魔」第1話を観て

いきなりマッチの吸血シーンとは、恐い入り方だ。主演の優馬も独特の雰囲気を持っている。ヴァンパイアとは、どんなドラマになっていくのか予測も出来ない。だが日光を避ける為教室で傘をさすとは、少しわざと過ぎるかも。


ルーマニア出身でイケメンでおまけにピアノが上手い、女生徒が騒ぐのは当たり前だ。下宿先が中華料理店という所で、少し落としているのだろう。


牙が生えるかどうかの保健室のシーンから観る気がなくなった。下らない演出だ。もう少しどうにかならなかったのだろうか。おそらくこの先も観る価値がないドラマだろう。


一応最後まで観てみたが、展開が不自然すぎる。観ていて不愉快な気分になってくる。少なくとも、私の好みには合いそうもない。

「官僚達の夏」第1話を観て

今回のクールで一番期待しているドラマだ。TBSも社運を賭けた力の入れようだ。俳優陣といい、セットやCGといい、相当お金も掛かっているだろう。


城山三郎の経済小説だけに、厚みがあり見応えのある仕上がりになっている。俳優陣もこれだけ揃えるとなると、制作も相当大変だったろう。


昭和30年、正に日本が戦後の復興を成し遂げ高度経済成長へと突き進んでいく、夢多き時代だ。今考えると、この時代が日本にとって一番良い時代だったのかも知れない。全てに恵まれている今の時代の方が、不幸な人たちが多いような気がする。


このドラマを観始めていの一番に感じた事は、今の利権だらけの腐った官僚達や、自分の選挙の事しか考えられない低俗な政治家達に、バイブルとして観て欲しいという事だ。


官僚も政治家もそして産業界も、強い意志と信念、そして日本人の誇りを持っていた。官民一体となって戦後復興を成し遂げ、明日への夢と希望を持っていた。官僚達や政治家は自分の哲学を持ち、10年先20年先を見据えたビジョンを明確に描いていた。


今の官僚達は、政治家達は、このドラマを観て何を思うだろう。痛みを感じるのだろうか。恥ずかしいと思うのだろうか。厚顔無恥な彼らには、それを思うべくも無いのかも知れない。


それにしても素晴らしい俳優陣だ。全ての俳優がこの設定の中で、十二分に力を発揮している。本が良くて俳優陣が素晴らしくて、これで良いドラマにならない訳がない。これから最終回まで、郷愁とともに心に残る作品になりそうだ。


付け加えるならば、このドラマで二世の俳優が複数出ているが、佐藤も北大路も船越も、みな偉大な父親をしのぐ俳優になっている。この辺も政治家の世界と違う所かもしれない。親の七光りに甘んじる事無く、独力で自分の位置を確立し、親と違う個性を発揮している。努力もしないで地盤を引き継いでいる政治屋達に、爪の垢でも飲ませてやりたい。