健ぼう太郎の備忘録 -13ページ目

「輝くもの天より墜ち」

輝くもの天より墜ち (ハヤカワ文庫 SF テ 3-6)/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
¥987
Amazon.co.jp
推理小説のように誰かが殺されて、誰が犯人か、というのではないのですが、SFを使った殺人サスペンスです。
何かがおきそうだ、誰か殺されそうだとドキドキさせられ、急降下急上昇の話の展開に引き込まれました。
登場人物にとっては、最後に一難去ってひと段落なのですが、話の筋とは別のところで、何者か(悪い意思を持った)が分子レベルになって銀河空間に広がってしまった。。。。どうする、ってすごい結末ですね。
作者が女性であることと、「たった一つの冴えたやり方」の作者であったことにびっくりです。

「大きな暮らしができる小さな家」

 
大きな暮らしができる小さな家/永田 昌民
¥1,890
Amazon.co.jp

壁をあまり作らず、階段もスキップフロアにして、家のどこにいても存在を家族が感じられる、がコンセプト。
リビングに家族が集まることが何よりのコミュニケーションを取ることになる。子供部屋に鍵をつけるなんて、とんでもない。トイレの壁もできればつけたくないと言う建築家に、しっかりとした考え方と意気込みが感じられます。

なるほど、です。空間が目いっぱい有効に使われるので、大きな感じがすると思います。で、その巨大な空間を冷暖房はどうするのかと言う疑問にも、キチンと解決策を用意されています。

OMソーラーという太陽熱で空気を暖め床下に流し込む方式でした。私のようなマンション暮らしには、無理ですがこれから家を建てるようなことがあれば、検討の余地ありですね。



「40歳からの仕事術」 山本 真司

40歳からの仕事術 (新潮新書)/山本 真司
¥714
Amazon.co.jp
変革真空層の40代

もう残された時間は少ない。。。。そのため戦略的に仕事をして行かねば、ならない。

「英語を勉強する」ではなく、「英語で勉強する」
 ・・・英語の週刊誌を読みまくる。ビジネスウィーク、ニューズウィーク、、、
捨てる戦略
 ・・・時間制限の中では、「何をするか」ではなく「何をしないか」 
 ・・・何を捨てるかを決めるのは、テーマの魅力に気を取られないで、自分にできるかどうかを優先するべき
三悪を読まない
 ・・・「新聞」「週刊誌」「経営本」
 ・・・まるで読まないと言うわけではなく、意見を丸々信じないと言うこと。事実は受け入れる

自分で考える
 ・・・判断基準は自分。他人の目を気にしない
考える=イマジネーション
 ・・・言葉やロンリは伝達の手段。想像力の世界で考えよう
考えを深める=イメージを動かす
 ・・・あるべき姿を想像し、課題の「根本的原因」を把握する
障害を除去する
 ・・・事実と意見を区別して、自分で考えるための材料は事実だけ
発想を豊かに
 ・・・異分野からの刺激で、思考のパターンを増やす
「過去を捨てる」勇気を持とう
 ・・・間違ったと気づいたら、その考えは捨てる。過去の成功体験に要注意

3C方法論
 ・・・「Collect(事実数字の情報収集)」「Create(仮説の創出)」「Confirm(仮説の検証)」
さらに2C
 ・・・「Crystallize(わかりやすく簡潔な内容に体系化する)」「Communicate(伝達する)」
お尻から考える
 ・・・結論を考え、仮説を立てて、因果関係を分析
自分の考えを持つ
 ・・・分析したグラフ、数値は事実。だからどうする、という深堀が必要。





「不揃いの木を組む」 小川三夫

不揃いの木を組む/塩野 米松
¥1,575
Amazon.co.jp
新人には
・新人は、まずは刃物を研がせる。ひたすら研がせる。本も新聞もテレビも見るな。
・掃除をさせれば、性格がわかる。
・いろんな性格のやつがいる。それでいい、不揃いの連中をとりまとめて仕事を進めていくのは、宮大工の仕事と合致する。

棟梁に必要な4つの能力
・技術力 木の癖を生かしきる 道具を使い切る きちっと納める技など
・美意識 美しいと言うことが理解できている
・精神力 扱う材料は高価で、後期も長い。精神力が強くないともたない。
・総合力 お金、段取り、人使い、人間に組み合わせ、ほかの職人との付き合い、などなど。

器用なヤツは学校では成績が上がるが、長い人生で考えてみると、結局、損だよ。
・器用なヤツは、短時間で仕事が終わっちゃうから、時間が余る。余った時間で余計なことをやる。余計なことを考える。外が見えて、外が良くなるから、結局、大工の仕事をやめていく。
・結果がわかっているから、短気になる。
・要領が良いのが器用なんだけど、結局、器用は手抜きだよ。職人の世界では絶対やってはいけないことだ。
・芸事の世界は鈍(ドン)が勝ち。鈍くても一生懸命なヤツが最終的には勝つ。




「もしも義経に携帯があったなら」

もしも義経にケータイがあったなら (新潮新書)/鈴木 輝一郎
¥714
Amazon.co.jp
義経が、一の谷・屋島・壇ノ浦とあんなに活躍したのに、結局、頼朝に疎まれてしまって奥州で殺されちゃったのは、報連相が足りなかったから。だから携帯電話を持っていれば、そうはならなかった、かなというのがお話の筋です。
結果的には、義経にはケータイがあっても戦さが命!で電光石火のオリジナリティのある戦いを繰り広げて、頼朝に苦々しく思われ、一緒に戦う御家人にも迷惑がられちゃったんだろうねぁと言うことらしいです。

もし義経が、その辺のことを理解してうまくやろうとしようとしても、後白河上皇などの周りの得体の知れない思いに結局は翻弄されてしまい、ケータイがあろうがなかろうが、意外と歴史は、同じ結末を迎えていったのかもしれません。

今に時代、ケータイがあろうが、電子メールで多くのメンバーに一度に情報を知らせる事が可能になっていても、まだまだ、報連相が足りないと言う話は私の周りにもありますし、、、、

そのほかにも、
・源氏蜂起を手紙で促したためあまり兵士を集められなかった以仁王に、ファックスがあったなら
・なぜか頼朝に、自分が京都を攻めている最中に領内の兵站を奪われた木曽義仲に、トラックがあったなら
・京都で略奪の限りを尽くしてしまった木曽義仲が、マクレガー(X理論、Y理論)を知っていたら
などの章もあります。

マクレガーなんて私も、よく知らないのですが、人が働くのはお金だけでなく、理想も大事と言うことかな。