健ぼう太郎の備忘録 -15ページ目

「本当は教えたくない資産運用のからくり」

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇/安間 伸
¥1,995
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もっと早く読んでおけば、と思う人が私も含めて、沢山いらっしゃるのでは。
やはり一番安全確実なのは、貯金なんですね。住宅ローンがある人は、まず返済してから株式投資などしましょうとのことです。

資産を、「自己資本」と「負債」の集合体と説明してくれる簡単な図解が、目からうろこです。

日本の税制は隅からスミまで張り巡らされていて、利息に20%、売却益にも税金がかかるが、そんな中でも外国籍の契約型投信は税金がかからないなど、おもしろい。

結局、安定して収益を得られ税金も少なめの払いですむのが、不動産投資ということで私には手が出ない世の中なのか、と少しがっかりしますが、いろいろ知らないことが勉強できる一冊です。

しかし、不動産なんかはそう簡単に手に入りませんよね。
持っている人がうらやましいです。

「人は道草を食って生きる」 赤瀬川

まっすぐ一直線であるより、寄り道して道草してぐるぐる回って、目的地に着くほうが、強く応用の利く人生を送ることができるのではという、問いかけ。

内容多岐にわたっているので、つらつらと抜粋。

ヒッポ・ファミリークラブの活動を進めていくうちに、トランスナショナルカレッジオブレックスを開校。
入学試験はなく面接のみ、ハイデルベルグの「部分と全体 私の生涯の偉大な出会いと対話」を繰り返し読むことが要求される。その結果、生まれたものが「フーリエの冒険」「DNAの冒険」「人麻呂の暗号」「額田王の暗号」「古事記の暗号」

「世界で一番美しい物語」(ユベール・リーブス ジョエル・ドロネー。。。筑摩書房 木村恵一訳)

罪と罰 三部作
「酔いどれ天使(1948年)」「静かなる決闘(49年)」「野良犬(49年)」→羅生門 七人の侍

アイオワ州
「ギルバート・グレイプ」ギルバート・・・ジョニーDeppu アーニー・・・デカプリオ

オーソンウェルズ 第3の男
フェデリコフェリーに 道
レイモンランゲ 肉体の悪魔 ドルジェル伯の舞踏会

映画の食卓  「五月のミル」「いつか見た風景」「非情城市」

「眠り猫」 花村満月

眠り猫 (新潮文庫)/花村 萬月
¥580
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主人公の猫、相棒の長田、そしてその二人に巻き込まれて探偵の世界にはいってしまう村上冴子、の3人が、冒頭の1ページでいきなり3人揃って出て来ます。このストーリー展開の強引さが気持ち良くて、そこから(1ページ目から)ぐぐっと、引き込まれてしまいました。

そして、ヤクザの抗争に巻き込まれていくのだが、そこからの展開も、「え、うそ!」と言う急激なもので、さらにぐいぐいと引き込まれました。
途中から出てくる猫の息子の「タケ」も、見た目とやっている事からするとすでにイッチャッテイル若者だが、実はその容姿とは裏腹な超好青年。冴子さんとのやり取りも、この本を読んだ人それぞれにいろいろ受け止め方はあるでしょうが、男と女、それでいて大人と青年という関係が、何か美しいと思ってしまいました。

男と女は、意地を張りつつも求め合って生きていく、と言うことでしょうか。。。。。

実は、花村満月さんを読むのはこれがはじめて。噂では、結構強烈なものをお書きとのことですが、「眠り猫」は、最後までソフトに楽しめる内容でした。

続編として、「タケ」が活躍する、「猫の息子」があるそうで、そちらもいつか読んでみたい。


「ヨーロッパ自動車人生活」 永島譲二


永島 譲二
ヨーロッパ自動車人生活 (CG BOOKS)
表紙の水彩イラストがとても素敵です。
と、中を読み進めたら、永島さんはカーデザイナーなのですね。武蔵野美術大学を卒業後、アメリカでカーデザインを学び、オペル、ルノー、BMWと渡り歩いているバリバリの国際人でした。
車のデザインだけにとどまらず、ドイツ人 フランス人の生活について、これまたとても素敵な文章で紹介してくれています。ドイツと日本のデパート案内嬢の比較は痛烈です。

交通ルールをきちんと守って走るドイツと、ウィンカーなしでいきなり曲がるなどの、自由闊達のイタリアを比較して、意外とイタリアのほうが運転がしやすいとのことです。慣れてくれば、前の運転手の挙動で、ウィンカーを出されなくても曲がろうとしているのがわかるようになる、と言うのがおもしろい。

ルノーが会社再建のために、2万人の社員を解雇し、その状況で会社の命運をかけて25名のエキスパートを採用した。その1人に選ばれているなんて、やはりいい仕事ができる人は、どこにいてもきらきら輝いてヘッドハンターの目にとまったりするんだなぁ、と思いました。

車のデザイナーには2種類あって、絵が好きで車のデザイナーになった人たちと、車が好きで車のデザイナーになった人たち。それぞれにデザインへのアプローチが微妙に違っていて、それが最終デザインににじみ出てくるらしいです。

そしてやはり、日本車のデザインについて、良くはなってきたけどもうちょっとがんばって欲しいとエールを送っています。ヨーロッパの町並みに溶け込み、それでもオット言わすデザインって、難しいんでしょうね。


「一生のうちにすべきこと、しなくていいこと」

谷沢 永一
一生のうちにすべきこと、しなくていいこと―人間通の幸福論

手元に置いて、何回かかみしめたい本です。
すべきことが、約50項目。
しなくていいことと、してはいけないことが、それぞれ10数項目でてます。

子供のころから言われている、「うそをついてはいけない」とか「自分がされて嫌なことを人にしてはだめ」が語られて、あれっ自分は大丈夫かと、思わされました。
一方的に倫理道徳を説くという内容ではなく、「飽食」なんかはすべきことの項目に入っていて、年をとって歯がなくなってからはどんなおいしいものを食べても意味がない、と。
なるほどです。

「自分の欠点を認識するべきだが、それでクヨクヨ悩むな。」「自負心は持つべきだが、知識を誇るな。」という感じで相反するような事項のバランスもとっています。

まずは嘘をつかない事。そのために、ゆるぎない自分と言うものを認識しよう。そのためにいろいろ経験しようね、と要約できるかもしれません。