健ぼう太郎の備忘録 -12ページ目

その数字が戦略を決める

その数学が戦略を決める/イアン・エアーズ
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統計データの分析をする絶対計算によって、専門家の判断をしのぐことができる。

すごい。

その年の気温、降水量などでワインのできを予測できる。ほとんどはずれない。専門家は飲んでから(1年ぐらいたってから)コメントするが、樽に仕込む前にわかってしまう。。。。

ワインの質=12.145+0.00117×冬の降雨量+0.0614×育成期平均気温-0.00386×収穫期降雨量

この計算式でいくと 1961年のボルドーを100とすると、 1989年は149となり「驚異的な質になる」と予測したらしい。その予測は正確であった。。。。。(飲んだことないから、よくわからないのですが)

オーリーさんのウェブサイト http://www.liquidasset.com

絶対計算でいけば、ワインのみならず、野球のスカウトの仕事も代用できてしまう。学生時代の出塁率や至急選択率などを計算するとプロに入って活躍する確率がわかってしまう。シナリオの時点で映画の売れ行きが予測できてしまう。(俳優のキャスティングはそんなに重要ではないらしい)

それらをなりわいにしている専門家からは、激しい攻撃を受けるがそういう計算もあるのは驚きの世界です。日本においては、コンピューターが言いましたより、尾えらい線背にお言葉のほうがありがたがれるので、普及していないのではと、訳者があとがきで述べています。

2標準偏差理論とベイズ理論を理解すると、意思決定の大きな手助けになると、言うことです。(難しい。。。。)

しかし、コンピューターがチェスの世界チャンピオンに勝ってしまったあの衝撃が、なんでも絶対計算式でという真情になれない気がしています。




インターネット時代の英語術

ちょっと古い本でしたが、日本人が英語苦手を説明しているところだけ抜粋してみました。

■カタカナ英語の使用をやめよう!
■英語が身につかないのは、どうしてか。

1:冠詞と数
a、the 、複数、単数などに対する意識の問題。

2:前置詞
使い分けによって意味が変わってしまう。

3:時制(Tense)
日本語には時制の変わりに、「相」(aspect)がある。

4:関係代名詞
that whichなど。用法は完全に論理的で、覚えれば実は使いやすい。

5:受動態

6:論理関係を表す言葉。
・因果関係を表す言葉・・・Consequently Because
・微妙な関係を表す言葉・・・thereby accordingly
英語にもたくさんあるが、日本語とは使い方の感覚がちがう。


「ペイチェック」

ペイチェック―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)/フィリップ・K. ディック
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「ペイチェック」

映画の原作ということで読みました。

レスリック社で2年働いた記憶が消されている。しかも、報酬としては元気ではなく、自分の意思で用途不明のガラクタが封筒に入っていた。これは一体全体なぜだ。。。

非常にテンポのいい話で、映画化されるわけだと思います。話のまとめ方も、みんなハッピーで、良かった良かった。


「パーキーパットの日々」

最終戦争後の生き残った市民の楽しみは、パーキーパットという人形の町(ジオラマ)を作って、楽しむこと。その設定からして、人類はいったいどうなっちゃってんだろうかと心配になります。さらに別な町ではパーキーパットより年上の女の子の人形で遊んでいるらしい、との情報でパーキーパットと勝負(?)をすることになります。

ますます、この人たち大丈夫なのかと思ってましたら、結末までこのテンションでいってしまいました。ディックの短編らいしいといえば、そうなのかも。


「ナニー」

育児ロボットのナニー。こんな便利なものが生活に入ってくると手放せなくなって、逆にナニーがいないことなんて考えられなくなってしまう。愛着もわいて買い替えなんて、かんがえられない。そこで、メーカーが取った策とは。。。。

今の家電・自動車・パソコンも似たような戦略で、次から次へと新製品を買いたい気持のでしょうねぇ。。。


「信長の棺」 加藤 廣

信長の棺/加藤 廣
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信長の遺体は、どこに行ったのかわからない。明智光秀はなぜ、本能寺を攻める決断ができたのか。本能寺の変のあと、秀吉の中国からの尋常ではない戻り方。などから、推理小説のように展開して、アル結論にたどり着きます。

信長記を書いた大田牛一を主人公に、京都や丹波にと謎解きのたびが始まります。面白かった。

マンガ「へうげ者」での展開が、似てます。秀吉は光秀の行動を知っていた、だからすぐ京都に戻れるよう準備していた。光秀が毛利に送った使者を捕まえて本能寺の変を知ったことになっているが、本当は光秀は秀吉に直接、文を送っていたのではないかとも推論しています。
安土城、宣教師、金平糖、ワイン、、、、、、あの時代に世を驚かせ騒がせ発展させた事項をも、絡めてともかく面白い限りの小説でした。

「夢のまにまに夢を見る」

夢のまにまに夢をみる/高松 伸
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高松伸さんの新聞や雑誌に載せたエッセイなどを集めた本です。
大阪のキリンプラザを設計した建築家、としか知らなかったのですが、なかなか密度の濃い人生を送っていらっしゃいます。

建築家として、コンペのキツさツラさがひしひしと伝わってきます。散々設計してモックアップを作ってプレゼンテーションをして、やるだけやっても1位になって選ばれなければ、2位以降は誰の目に触れずに消えてなくなる1つの建築案にすぎない、むなしさ。
逆に、名指しされれば自分の案が選ばれるのは決まりなのだけど、本命と対抗案を必ず作り、それによって自分のやりたい案を気持ちよく選んでもらうテクニックがある。
結構エキサイティングなのは、創業者の親父と新社長である息子の経営に対する間がえぁたの違いが、選ぶ建築案に対しても出てきて、喧嘩寸前まで揉めることが多々あるらしい。大体のケースは親父が「そこまでいうなら、やってみろ」とおれるのだそうだ。そんな場面を幾度となく体験されている著者もまた、喧嘩屋なんだなぁと感じられました。

手で描く建築家の時代から、コンピューターで描く時代へ移行していることへ、逆に不自由になったと切り捨ててます。
新入所員も書類と作品審査が通った者は、とりあえず全員採用して残るものは残し、技を身に着けてやめるものはやめればいいと、威勢がいいです。でも、自分も若者からいろいろと盗む(学習している)から、どんどんやめてもらっても職場がいつまでも若いから結構、なのだそうだ。

建築家とは、ここまで幅広い知識と幅広い分野への興味を持ち、食事もお酒もおしゃれにたしなみ、中東、欧州、などのお国の事情に詳しくなり、知的なのかと思いました。

「美のために戦うことと、美しく戦うことはまったくの別問題である」
「予測は何を予測したいかによって、完全に可能である」
「事前対策はたいてい事後対策をわすれる」
「光を冷凍して運べないのは、光の概念が古いからだ」
「写真は、忘れてしまうための記憶術」

もう一度読んでみたい本です。