あなたと愛するペットの絆を結び
動物と人間の幸せな対話を叶える
あなた専用ドクタードリトル
＆アニマルコミュニケーター養成講座講師
安藤トーラです
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きつい坂を駆け上がる馬
馬を励ます騎手
馬子や農夫にとって
自分の相棒ともいうべき
馬の強健さと信頼関係の強さを誇示する
日々の勤勉さの
実を結んだ姿を神様に見てもらおう
という意思のもとできた
華々しい祭りの一幕
という歴史があることでしょう
昨年坂を駆け上がる際に
骨折した馬が殺処分になったことを受け
今年は壁を設けずに
坂を駆け上がるのみ
となったようですが
虐待か？伝統か？
と頭を悩ます方が
少なくなかったことがうかがえます
この話の中で気になることがありまして
近年この使われる馬に
競走馬上がりのサラブレッドが
どうやら使われている
ということが問題ではとも
考えられています
上げ馬神事のような
伝統行事に使われていたのは
農耕用、駄載用として使われていた
強健な脚と身体を持つ
日本の在来種の馬です
平坦な場所を速く走ることを
前提に改良された品種で
「ガラスの脚」
と呼ばれる故障しやすい
脚のサラブレッドとでは
脚のつくりが違います
本来であれば
上げ馬神事のようなことは
身体が持たないでしょう
馬にとっての脚は
もう一つの心臓のようなものです
動かなくなってしまったら
身体の構造上
生命を維持することが出来ないため
殺処分ということが
やむを得ない一面もあります
今まで築いてきたものを
安易に内容を挿げ替えることは
一概に悪いということはできませんが
「本来させるべきではないことをさせる」
「使い物にならなくなった
命を安易に処分する」
のは虐待ととられても
仕方がない部分があると思います
お祭りを続けたい
という意思があるのであれば
神事の内容が
使う動物の身体能力と見合ったものか
を吟味したうえで
適した身体能力の品種を選び
その為の訓練をする
という形を取った方が
文化の継承という意味でも
良いのではないか
と思います
馬という動物は
人間のために
力を尽くしてくれる身近な存在だった
という土地の歴史は
在来種の持つ性質とともに
後世へ伝えてほしいとも願います
人間のために働く
動物の本音を聞いて
動物の福祉についてあなたも考える
きっかけになれるかもしれません
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