あなたと愛するペットの絆を結び
動物と人間の幸せな対話を叶える
あなた専用ドクタードリトル
＆アニマルコミュニケーター養成講座講師
安藤トーラです
ペットを飼う人には
家の内と外に関わらず
責任をもって世話をしなければならない
というのが動物と暮らすうえでの
最低ラインのマナーです
フンの始末をしない
心無い飼い主さんに
悩まされている国はたくさんあるようです
近年では複数の国や自治体で
犬のフンのDNA検査をして
飼い主を特定するシステム
が導入され
フン処理をしない飼い主は
旅行者であっても罰金を科する
という国もあるのだとか
イタリア北部の都市ボルツァーノでは
2024年3月末から
フン放置の対策として
飼い主が65ユーロ
（約11000円）を支払って
犬にDNA検査を受けさせることが
義務付けられました
この検査結果はデータベースに登録され
警察がフンを放置した飼い主を
探す際に照会するために使うのだそうです
もし検査を怠った場合、
飼い主は最高1048ユーロ（約17万円）
の罰金を支払う
という取り決めになったとか
ボルツァーノでは
この取り組みが導入される前に
推定4万5000頭の飼い犬に対し、
2023年12月末までに
動物病院でDNA検査を受けるようにと
通達していましたが
しかしこの時は罰金もなかったこともあってか
これに応じたのはわずか5000頭（約11％）
だけだったという当時の
報道記録が残っています
こうした措置命令が下されることで
良識のない人が自ら
犬のフンを片付けるようになる
という側面もあるでしょう
しかし、
こういった働きかけで
損をしていると感じるのは
良識のある飼い主さん達です
以前からきちんと愛犬のフンを
片付けている飼い主さんの間では
費用が安くない上に負担が大きい
と議論を呼んでもいるようです
このシステムがどうやって管理されるのか
たとえばフンをした犬が
野良犬だったとか
観光客が連れてきた犬
だったりした場合は
どうなるのか？
といった疑問点も明確にされていないのです
そういった批判にもかかわらず
イタリアの他の地域もこの取り組みに
興味を示しているとこの自治体の関係者は
話しているそうです
スペインでは
ある女性が国内旅行先で
犬のフンを放置して帰宅し、
後に罰金通知が郵送されてきた
という事例もあったそうです
野良犬や旅行者の飼い犬が
したフンの場合はどうなるのか？
その点さえはっきりできれば
有効な条例になれるかもしれません
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