Peaceful Love -51ページ目
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She was loved

Peaceful Love-She was loved

She was loved


こんにちは。


ずっとここが気になりつつ、なかなか書けません・・・


ごめんね、ジョセフィーナ。


この本は 彼女が生前 私にくれた2冊のうちの1冊。


ピーターラビットの作者 ビアトリックス・ポターのことを


彼女と深い交流のあった ジョセフィーナが書いたものです。


いただいたもう一冊の方は ジョセフィーナのことを綴ってあるものですので


そちらの方が先かとも思ったのですが、


ジョセフィーナが この本を抱いて写っている写真を 載せたくて


今回は こちらにしました。


その写真がコチラ


Peaceful Love-Josefina

確か ネット上のニュースに掲載されていたものなのですが


写真だけ古いパソコンに保存したままになっていました。


やっと見つけ出せたので 早く載せたくて^^




表紙の絵は 彼女の夫であり、画家の Delmar Banner。


この絵のグリーティングカードで ジョセフィーナが 手紙くれたことがありました。


その直後、 何の気もなく美術館のチラシを 手に取ってびっくり!


その絵が ちょうど広島にやってきていたのです。


たしか 「英国肖像画展」だったと思います。


その絵を観に行ったら、なぜか作者の没年が「?」になっていて


イギリスに行ったとき そのことを伝えたのですが


ちゃんと 訂正していただけたでしょうか。



この本、差し上げたい方があったので、アマゾンで検索してみたのですが


出品者からしか購入できない状態のようでした。


ポター女史に 興味をもたれている方にも ぜひオススメしたい本です。


多分 イギリスから直接送ってもらうことはできるかと思います右矢印









ジョセフィーナ

こんにちは。


なかなか更新できなくてごめんなさい。


懲りずに来て下さって 本当にありがとうございます。


被爆50周年の年のある日、ジョセフィーナの作品を観るために


ひとりの日本人の女性が Reconciliationの前にいらっしゃいました。


その方が ジョセフィーナとお知り合いだとわかり、


思わず 私の想いを伝えました。


この作品に出会えて どんなに歓びでみたされているか、ということ


こんなに平安を与えてくれる作品は他にない、ということ


ぜひ その想いを 彼女に伝えてほしい


そうお話したところ、 ぜひ本人に伝えてみてくださいと言ってくださり


すぐにジョセフィーナに手紙を書きました。


ジョセフィーナ女史としか 説明文にはなく、


女性であると言うこと以外 年齢もわからなかったのですが


その時はじめて ジョセフィーナが90歳のイギリスの彫刻家であることを知りました。


返事がもらえるなんて 考えていなくて


ただただ 気持ちを伝えたい一心でした。


手紙をポストに落として ほんの数日後だったと思います。


小さな小包が イギリスから届いたのです。


驚きと嬉しさのあまり 涙があふれました。


きっと 私の手紙を受け取ってすぐに 送ってくれたものだと思います。


その時いただいた アルバムがこちらです。


Peaceful Love-アルバム

中には 何枚かの写真。1枚一枚の裏に説明が書かれていました。


Peaceful Love-アルバム

その中で 特にお気に入りの写真を 写真立てに入れて飾りました。


Peaceful Love-Josefina


ジョセフィーナは 長い手紙を同封してくれていますが


それを 今 あらためて読み返しました。


先に書いた、Reconciliationの作品をつくるきっかけになったお話、


恋人ではなく 夫でした。


第一次世界大戦が終わったころ、ヨーロッパの人々は


本当に戦争が終わったのか、平和が訪れるのか 


理解することが難しいほど疲れ果てていました。


そんな時、 ジョセフィーナは 新聞で


ヨーロッパ中を 歩いて夫を捜し歩いた女性のことを 知ったと


手紙に書いてありました。


そして この Reconciliation の 元の作品名は Reunion だったようです。


(Reunion ・・・再会 再結合 再合同)


作品について・・・Reconciliation

ジョセフィーナについて・・・Josefina de Vasconcellos




手紙には 他にも 


私が この作品を 「作品を観る」のではなく、


いつでも 「彼らに会う」という気持ちで 会っていると書いたことに


とても喜んでくださっていることが 書かれていました。


本当に この作品は 「人」だから、と。


彼らの中に 愛と ぬくもりを 何の情報もない私が感じたということにも


とても 喜んでくださっているようでした。



手紙は 1995年の クリスマスのころのものですが


1996年に 広島で会いたいわね と書いてあります。


残念ながら 広島にジョセフィーナは 来ることはできなかったけど


その2年後 私がイギリスに会いに行く機会ができ


2人の夢はかないました。


ジョセフィーナは 会えるまでの間、手紙に何度も


2人がお互いに 会いたいと思い続けていれば 必ず会える


と 書いてきてくれていたのです。



手紙には 他にリチャードブランソン氏が このブロンズ像を作るにあたって


援助をされたことなど、4ページにわたって書かれていましたが、


何より ジョセフィーナは この作品で報酬を得ていないようです。


あくまでも これは 広島への私からのプレゼントだと 書かれています。


近くに行かれることがあったら


ぜひ 彼らに会いに行ってください。


もしも会えて こちらに ひとこといただけたら 本当にうれしいです。



 


なかなか 更新できませんが


また 続きを書きたいと思います。


今日は きのうより グッと気温が下がっているそうです。


あたたかくして お過ごしくださいね。 


Reconciliation

ジョセフィーナとの出会い。


それは コピー用紙に印刷された彫刻の写真でした。


被爆50周年の年、目にした その写真は


写りも悪く 黒っぽい物でしたが、


一目で 私の心に響いたのです。


その彫刻が 広島国際会議場に設置されることになる、と知り


到着を 待ち望んでいました。


彫刻を 実際に目にしたとき


コピー用紙をみたときの感動を はるかに超えた「平安」がそこにありました。


愛しい人に出会えたような その気持ちは


何度見ても その時と変わりません。


心に愛が満ちるのです。


「見る」という表現は 私には適当ではなく


「会う」 と いつも表現しています。


ジョセフィーナとの出会いは ここから始まりました。


逆光ですが これが広島のReconciliationです。


Peaceful Love-Reconciliation

Peaceful Love-hiroshima

当初、この説明文以外に ジョセフィーナについて全く情報がありませんでした。


今はネットで調べれば 彼女の名前でヒットしますが


当時は それもできず


ただただ この人は 一体どんな人なんだろうと 想いをめぐらせるだけでした。


ヴァージングループ会長の リチャードブランソン氏から寄贈されたことで


地元のニュースにも取り上げられましたが


メディアは有名な彼のことしか 取り上げていないので


ジョセフィーナのことについては 本当に何も、年齢すらわかりませんでした。


この後 彼女と交流できるようになるなんて・・・


本当に 神様に感謝しています。



作品名の 「Reconciliation」ですが


たいてい「和解」と訳されています。


でも 辞書には 「調和、一致(を見出すこと)」ともあります。


私は こちらの方が この作品には正しい訳ではないかと思います。


ジョセフィーナは 生前、この作品を作るきっかけとなった話をしていますが


それは ひとつの記事についてでした。


「戦争で恋人と離れ離れになった女性が


廃墟となった地を 恋人を探すため 歩き続けた」というものでした。


ジョセフィーナは この実在したこの人物の行動に感動し


作品にしたと 確か話していました。


それを考えると、 「和解」では なんとなく語弊があるように思えるのです。


どんな作品でも 解釈の仕方は観る側の自由です。


私は 個人的には その恋人と やっと出会えて抱き合う場面だと感じています。


こんな風に 書いてみるまで 深く分析して考えていませんでしたが


そういう場面だからこそ 「男女の愛」を越えた 本当の愛と平安が


私に こんなにも深い安らぎを 与えてくれているのかもしれません。


「conciliation」には「慰め」という意味も含まれているようです。




やっと 重い腰をあげて 開設しましたが


なかなか 記事にできないでいます。


本当に 少しずつになるとは思いますが


ぜひ またいらしてください。


ジョセフィーナと知り合えた時のことなども またUPしていきます。


ルームに、 まだほんの数枚ですが他の作品の写真も スライドショーでUPしました。


そちらも 観ていただけたら うれしいです。



Josefina de Vasconcellose

ご訪問ありがとうございます。


ちょうど12年前の4月、 どうしても会いたかった人に会う為


イギリスに行ってきました。


Josefina de Vasconcellos


彼女と同じ時代に生きることができて幸せです。


被爆50周年の年に 彼女の作品に出会い


運よく 彼女と知り合うことができました。


100歳で亡くなってからも 


私の中に 作品の中に 彼女は生き続けています。


長い間 彼女について ちゃんと書きたかったけど


大切であるだけに 適当に書けなくて 今日に至りました。


でも ずっと自分の中で あたためているだけでは 


いつまでも 始めることができないし


きっと 素直に書けば ジョセフィーナも喜んでくれると信じ、


思い切って 開設しました。


どのくらいのペースで書けるかわかりませんが


少しずつ UPしたいと思っています。


つたない内容や文章で 本当に恥ずかしい限りですが


ひとりでも 多くの方が 彼女のことを知ってくれたら・・・


そんな想いでいっぱいです。




ご訪問 心より感謝いたします。


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