ジョセフィーナ | Peaceful Love

ジョセフィーナ

こんにちは。


なかなか更新できなくてごめんなさい。


懲りずに来て下さって 本当にありがとうございます。


被爆50周年の年のある日、ジョセフィーナの作品を観るために


ひとりの日本人の女性が Reconciliationの前にいらっしゃいました。


その方が ジョセフィーナとお知り合いだとわかり、


思わず 私の想いを伝えました。


この作品に出会えて どんなに歓びでみたされているか、ということ


こんなに平安を与えてくれる作品は他にない、ということ


ぜひ その想いを 彼女に伝えてほしい


そうお話したところ、 ぜひ本人に伝えてみてくださいと言ってくださり


すぐにジョセフィーナに手紙を書きました。


ジョセフィーナ女史としか 説明文にはなく、


女性であると言うこと以外 年齢もわからなかったのですが


その時はじめて ジョセフィーナが90歳のイギリスの彫刻家であることを知りました。


返事がもらえるなんて 考えていなくて


ただただ 気持ちを伝えたい一心でした。


手紙をポストに落として ほんの数日後だったと思います。


小さな小包が イギリスから届いたのです。


驚きと嬉しさのあまり 涙があふれました。


きっと 私の手紙を受け取ってすぐに 送ってくれたものだと思います。


その時いただいた アルバムがこちらです。


Peaceful Love-アルバム

中には 何枚かの写真。1枚一枚の裏に説明が書かれていました。


Peaceful Love-アルバム

その中で 特にお気に入りの写真を 写真立てに入れて飾りました。


Peaceful Love-Josefina


ジョセフィーナは 長い手紙を同封してくれていますが


それを 今 あらためて読み返しました。


先に書いた、Reconciliationの作品をつくるきっかけになったお話、


恋人ではなく 夫でした。


第一次世界大戦が終わったころ、ヨーロッパの人々は


本当に戦争が終わったのか、平和が訪れるのか 


理解することが難しいほど疲れ果てていました。


そんな時、 ジョセフィーナは 新聞で


ヨーロッパ中を 歩いて夫を捜し歩いた女性のことを 知ったと


手紙に書いてありました。


そして この Reconciliation の 元の作品名は Reunion だったようです。


(Reunion ・・・再会 再結合 再合同)


作品について・・・Reconciliation

ジョセフィーナについて・・・Josefina de Vasconcellos




手紙には 他にも 


私が この作品を 「作品を観る」のではなく、


いつでも 「彼らに会う」という気持ちで 会っていると書いたことに


とても喜んでくださっていることが 書かれていました。


本当に この作品は 「人」だから、と。


彼らの中に 愛と ぬくもりを 何の情報もない私が感じたということにも


とても 喜んでくださっているようでした。



手紙は 1995年の クリスマスのころのものですが


1996年に 広島で会いたいわね と書いてあります。


残念ながら 広島にジョセフィーナは 来ることはできなかったけど


その2年後 私がイギリスに会いに行く機会ができ


2人の夢はかないました。


ジョセフィーナは 会えるまでの間、手紙に何度も


2人がお互いに 会いたいと思い続けていれば 必ず会える


と 書いてきてくれていたのです。



手紙には 他にリチャードブランソン氏が このブロンズ像を作るにあたって


援助をされたことなど、4ページにわたって書かれていましたが、


何より ジョセフィーナは この作品で報酬を得ていないようです。


あくまでも これは 広島への私からのプレゼントだと 書かれています。


近くに行かれることがあったら


ぜひ 彼らに会いに行ってください。


もしも会えて こちらに ひとこといただけたら 本当にうれしいです。



 


なかなか 更新できませんが


また 続きを書きたいと思います。


今日は きのうより グッと気温が下がっているそうです。


あたたかくして お過ごしくださいね。