お立ち寄りくださり
有難うございます。
Chieshiです。
心のことオタク
自分探求マニアな私が
学んだこと、セラピスト経験
日常のことを通じて
感じたことや気が付いたことを
綴っていきます。
読んでくださるあなたが
ちょっとでも楽に生きられる
お手伝いが出来たら嬉しいです。
先日、久しぶりに弟とゆっくり
話をしました。
弟とは母のことがあってから
なんとなく距離が出来てしまった
感じがしていました。
(母のこととは
母が弟家族と同居していた実家を
出て遠く離れた私が住む地域の
介護付きホームへ来たことです)
母も私も
色々検討して、この選択しかない
と思って決めたことですが
私の中で
母が家を出ることになったのは
弟とお嫁さんのせいだ・・と
どこかで二人を責める気持ちが
ありました。
弟はお嫁さんの味方のし過ぎじゃないか?
弟は私よりずっと可愛がって
もらったし、仕送りも多く
してもらったんだし家も貰ったんだから
多少のことは我慢すべきじゃん?
そんな思いも正直ありました。
そんな弟とも、事務連絡以外で
1年以上ちゃんと
話をしていなかったので
久しぶりに電話で話そう、となったのです。
私の中には、弟から
謝罪の言葉が出てくるんじゃないか?
という期待がありました。
「自分達が悪かった」
「本当はお母さんに申し訳ないと
思っている」
そんな言葉が出ることを予想していました。
いえ、かなり期待していました。
でも、弟から出た言葉は
「やっぱりこれでよかった」
というものでした。
弟はお嫁さんと母の板挟みで
それが一番しんどかった。
今年の4月に転勤があり
今の職場はこれまでで一番忙しい。
だからもし以前のような
状況が続いていたら本当に
どうかなってたかも・・
と話してくれました。
そして「何をしてあげても
不満ばかりを口にする母」に
とても疲れていた・・
と、正直な気持ちを打ち明けて
くれました。
私は18歳で家を出たので
私が仕事や結婚している状態で
母と一つ屋根の下で生活をする
という経験はありません。
年に2,3回の帰省している数日間や
父が病気で入院・亡くなる時の数か月間は
起居を共に過ごしましたが
朝起きて仕事に行って帰るという
日常生活の中での同居はないのです。
なので、弟夫婦と同じ体験はなく
彼らが実際にどのように感じていたのか
分かりようがなかったんです。
私が聞くのは
母側からの話だけなので・・・
ということは
どちらが良い・悪い・・なんて
誰にも分からないんですよね。
そもそも「いい・悪い」
なんて最初からないのかもしれない。
弟の立場に身を置いたつもりで
よくよく洞察すると
私は私の側からしか
弟を見てこなかったんだな、
と気が付きました。
そう思ったら、ふと弟への感謝の
気持ちが沸いてきて
「弟君も大変だったね。
ありがとう」と言っていました。
「これはこうだから
こうあるべきだ」
(弟達が悪いのだから
謝罪の言葉があるべきだ)
と言っているのは頭です。
エゴ(頭・左脳)は、いつも私サイドから
物事をみて私が「納得」するような
ストーリーを組み立ててくれる。
(それもエゴの優しさではある)
そのストーリー通りになったら
私は満足する、幸せになる
と信じているんです。
でも、大抵のことは
筋書通りにはいきません。
期待する言葉も
なかなかもらえません。
これは
エゴ(左脳)的にはとてもガッカリです。
でも、そこから離れて
「もし自分がこの人だったらどうだろう」
「どうしてこの人はこう思うに至ったのか」
と洞察してみると
エゴのストーリーが
単なる自分の偏りだった・・
ということに
気が付くと思います。
そして、そのストーリーを手放すと
全然予想もしていなかった
「なんだか知らないけどいいこと」
が起こったりします。
それは感謝だったり、共感だったり
愛だったり・・
弟は電話を切る前に
「姉ちゃんから連絡してもらって
よかった。これからは定期的に
近況を連絡しよう」
と思いがけない言葉をもらいました。
これは全くストーリーの外の出来事。
案外、人生はこういうことで
廻っているような気がします。
だから
期待通りにならなくても
あまりガッカリしないでください。
それこそが本来です。
本当の喜びは、ストーリーを
手放したところにあるはずだから。
今日も小さな幸せを感じる日でありますように
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