「いろは歌」を楽しむ ・・8 文字
漢字から ひらかな、カタカナ、そして いろは順 から 五十音順 へと来ました。
サンスクリットの音韻学(悉曇学)を基として、もう一つの柱として漢字音を研究した中国音韻学が挙げられます。
しかし、それ以前は文字が無かったのでしょうか。
存在論と否定論 (Wikipediaより)
存在論
卜部兼方は『釈日本紀』(1301年以前成立)の中で、父・兼文の説として「於和字者、其起可在神代歟。所謂此紀一書之説、陰陽二神生蛭児。天神以太占卜之。乃卜定時日而降之。無文字者、豈可成卜哉者。」と述べ、神代に亀卜が存在したとの日本書紀の記述から、文字がなければ占いが出来るはずがないとして、何らかの文字が神代に存在した可能性を示した。
ホツマツタエ (ミカサフミ・フトマニ)
天地のうた(アワのうた誕生)57調
アカハナマ イキヒミニウク
フヌムエケ ヘネメオコホノ
モトロソヨ ヲテレセヱツル
スユンチリ シヰタラサヤワ
アマテル神(伊勢内宮祭神)は、このフトマニ図で吉凶を占おうと考え自ら、八百万(ヤオヨロズ)の神に命じ万葉の情を歌に作らせて添削し、その中から百二十八歌を選んで大占(フトマニ)の紀(フミ)を著して占いの元としました。
- 天御祖神(アメミヲヤカミ)
中心の輪のアウワ神は天地創造のアメミヲヤ(天祖)神。
アは天、ウは神の最初の一息、ワは地を表す。
- 天元神(アモトカミ)
二番目のトホカミエヒタメ八神は人の魂(タマ)の緒を地上に吹き降ろし魄(シイ・肉体)と結び合わせて寿命を得る。
初めて諸国を建国した国常立神(クニトコタチ)の八御子(ヤミコ・八面八降ヤモヤクダリの神)の頭文字。
- 天並神(アナミカミ)
三番目のアイフヘモヲスシ神は、方位と言葉、人の内臓(五臓六腑)を司る。
- 三十二神(ミソフカミ)
外輪の三十二(ミソフ)神は人の容姿を司り、人の寿命を日夜休み無く守る。
一方、否定論は、
『隋書』「卷八十一 列傳第四十六 東夷 ;國」に、「無文字唯刻木結繩 敬佛法於百濟求得佛經始有文字」とあり中国は倭人に文字=漢字はないと認識していた。
鎌倉時代の『二中歴』に「年始五百六十九年内卅九年号無く支干を記さず其の間刻木結繩し以て政となす」とある。
古人の証言
中臣氏とともに代々朝廷の祭祀を勤めていた古代氏族である斎部氏の長老・斎部広成は、『古語拾遺』(808年)において「蓋聞上古之世未有文字 貴賤老少 口口相傳前言往行存而不忘」と記し、漢字渡来以前の日本には文字が存在しなかったことを明白に述べている。
卜部兼方を遡ること約500年前の貴重な証言として注目される。
否定論に対する反論 (神代文字総覧より)
斎部(忌部)、橘両家に代々極秘裏に伝わる文字。他見は決して許されず、代々世襲されてきた文字でもある。
平安初期 朝廷に仕えていた「斎部広哉」が著した『古語拾遺』には、「上古の世、未だ文字あらず」と記しており、以前は国学院大等の教科書にも使われていた。しかし、これは「未だ漢字あらず」という意味で「漢字以前に、何かしらの文字があったのでは」といった説が浮上してきた。
斎部氏に伝わる「イムベ文字」
対馬卜部-阿比留家に伝えられたことからアヒル文字と呼ばれる説(神字日文伝・平田篤胤)とト部家がアヒル文字を伝えて阿比留家となった説(竹内義宮氏)がある。
書体は、横組みと縦組みがあり、その構成はハングルと似通った文字種であるが模倣したものならアヒル文字の出現は、ハングルの制定1446年 李朝世宗時代以降となる。しかしそれ以前のものと思われる古い神社に伝えられる神札や石碑などにアヒル文字が使われていることに疑問が残る。
宮崎県の円野神社(創建703年)にアヒル文字で刻まれた石碑が出土している。
ハングルとの類似
神代文字の中にはハングルと酷似したもの(阿比留文字。また日文(ひふみ)とも。対馬の豪族・阿比留氏が関係するとされる)が存在する。ハングルは1443年に考案されたものであるから、ハングルが阿比留文字を参考に考案された文字ということでもない限り、阿比留文字もそれ以降のものであると解される。
阿比留文字 縦組み
阿比留文字 横組み
この外に30種類以上の文字群が発見されているという事です。
ここまでくるとこの先も調べてみたくなりました。
平成6年(1994)12月、恵那市の笠置山(1127メートル)中腹で、2つのピラミッド形の岩石を発見。そのピラミッド岩に文様が刻まれていることが発見され、その文様はシュメールの古拙文字によるペトログラフ(岩刻文様)であることも確認された。
2万年以上も前にこんな文明があったとしたら、楽しくなります。
・・・続く
ジグソーパズルはなくした2個を探すより作ったほうが早そうなので挑戦
厚紙4枚重ねて切り込んだら
チョッと色が違うけど大丈夫でしょう
明日から熱海でコロムビア吟詠音楽会の総会です。
行ってきます。
日曜日に帰ってきます。
館山はお休みします。