いろは歌
いろは歌って目的は何だったのでしょうか。
「いろは歌」を楽しむ・・1 7文字区切り、暗号?
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつね
ならむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせすん
子供の頃こうして覚えたように記憶しています。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん
本当はこの様なんですね。
色は匂えど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならん
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔いもせず
詩吟(吟詠)の基本吟として「いろは歌」を
漢詩風に吟じたり、
新体詩風に詠ったり、
和歌風に朗詠したり、
俳句調に詠ったり、
黒田節や越天楽などの今様歌として謡ったりと、
「いろは歌」を利用しています。
その「いろは歌」は、
作者や暗号のなぞなど色々と面白いことが一杯です。
「いろは歌」が、文献上最初に見出されるのは1079年成立の「金光明最勝王経音義」 こんこうみょうさいしょうおうきょうおんぎ )で、これは、金光明最勝王経についての字義や発音を解説するもので、金光明最勝王経から漢字436字を抜き出して、それに字音、意義、万葉仮名による和訓を付しています。
和訓につけられた声点は平安時代のアクセントを反映し、
巻頭には現存最古の「いろは歌」があ有ります。
これが原文であろうと言われます。
以伊・呂路・波八・耳尓・本保・へ反・止都
千知・利理・奴沼・流留・乎遠・和王・加可
余餘与・多太・連礼・曾租・津ツ・称年・那奈
良羅・牟无・有宇・為謂・能乃・於 ・久九
耶也・万末麻・計介気・不布符・己古・衣延・天弖
阿安・佐作・伎畿・喩由・女馬面・美弥・之志士
恵會廻・比皮非・毛文裳・勢世・須寸
とありました。
音訓の読みとして使われる万葉仮名の一覧で、
7字区切りで、同音の文字1つか2つが添えられています。
なぞの暗号
この表の顔に対して裏の顔を持っている事が確認出来ます。
以呂波耳本へ止 い ろ は に ほ へ と
千利奴流乎和加 ち り ぬ る を わ か
余多連曾津称那 よ た れ そ つ ね な
良牟有為能於久 ら む う ゐ の お く
耶万計不己衣天 や ま け ふ こ え て
阿佐伎喩女美之 あ さ き ゆ め み し
恵比毛勢須 ゑ ひ も せ す
上の原文の通り7文字6行+5文字として下の文字(沓)の部分を読むと「 とかなくてしす ・咎無くて死す」
さらに、1文字だけカタカナ「ヘ」が使われている事に注目、
ヘ=え=上の本に注意せよとなり、
5文字目は「 ほをつのこめ ・本を津の己女」と読めます。
これは、「私は無実の罪で殺される。この本を津の妻へ届けてくれ」といった解釈もできます。
と、なると、いったい誰が「金光明最勝王経音義」を書いたのか。
続く
我家食堂に毎日お見えになる常連さん。
素直に解けます
アナグラムは
❪子連れ小五郎青葉見頃❫
(こずれこごろうあおばみごろ)
上記13文字を並べ替えて諺を完成させて下さいね。
アナグラムは
❪意地悪虎を網で敷く❫
(いじわるとらをあみでしく)
いわしあみでくじらをとる
鰯網で鯨を捕る
でした。
ジグソーパズル
残りは400個
まだまだ楽しめます。