ハルノハジマリ
明鏡ゆらぎ
片耳短いうさぎが今日も森でひとり
仲間には仲間扱いされずに 生きていた
この森は雪しか降らない 陽差しは届かない
太陽の存在すら もう誰も知らなかった
仲間外れの彼は それすら気付いてない
たまたま今日はひとりで たまたま昨日もひとり
誰かが困っていたら 優しく声をかける
誰かが泣いていたのなら 自然と一緒に泣いた
「見てみろ片耳のやつに 近寄ると不幸になる」
そんな言葉よりも 村の平和が嬉しかった
―在る日 森に侵入者―
悪魔の筒をもって
ギラついた目で 獲物を探してる
聴こえた 解った 彼等の話す言葉が
蘇る 駆け巡る 遥か遠い日の記憶
狙いは 僕だけじゃない
みんなを 村ごと 削る気なんだ
一気に林を駆け抜けて
みんなもとへと ひたすら走った
枝にカラダを切りつけながら
ひたすら彼はみんなのもとへ・・・走った
― 初めは仲間と同じ 耳は揃っていた
母親にいつも 抱きついて温もりの中
雪の止み間に偶然 森の向こうに出た
気付いた時 もうそこには別の世界があった
一瞬 凍りつく 母親の叫び声
そっちの世界は 言葉の違う世界
走った 探した 母親の温もりを
見付けた だんだん 冷たくなっていく母親を
奴等を憎む彼の形相 それを見て母は声を絞った あなたは誰も恨んではいけない 恨みは先に恨みしか生まない
この森には いつも太陽がないから あなたが放つ温もりそれが
太陽の存在 願いを込めて あなたに付けた 名前・・・
母は冷たくなった 彼は泣き続けた
温もりを刻むため片耳を母の墓標にした ―
いつものように戯れる みんなが見えてきた
早く隠れて もうすぐ奴等がくるんだ
僕には 聴こえた この村を狙ってる
誰もが耳を 傾けることはなかった
どうする どうする 奴等が近づいてくる
彼は みんなに 微笑み残したその目に
いつもの村の景色を焼き付けて走り去った・・・・
村はいつものように 何も変わりはない
昨日と何も変わらずに 平和そのものだった
まもなく遠くで微かに響く 悪魔の筒の音
彼は必死に逃げ回り 村から離れてく
村は今も昨日と 変わらない村のまま
彼は空を見上げて嬉しそうに笑った
良かった良かった 母親の温もり
繋いだ 繋いだ この村に残せた
まもなく遊んでる仲間が偶然
冷たくなってく彼を見付けた
初めて仲間はみんなで泣いた
すべてを悟って心から泣いた
本当の温もり届いて泣いた
彼は震える声 絞って語りかける
悲しみだけの悲しみなんて絶対にないから
村は明日も変わらずあるから
僕はこの村が好きだから
僕はいつもみんなといるんだから・・・
微笑んだまま冷たくなった
彼を村の入り口に埋めて
誰もが仲間の証に自分の片耳捧げた時
まもなく雪の止み間に微かに陽が差した
この世界に初めての陽だまり揺れる
彼の墓標には書かれた名前は・・・・・・・「春」
―セカイニ キセツガ フエタ ソレデモ マダ
セカイニ キセツガ フタツシカナイ ジダイノ ハナシ ―
。

IT'S TIME TO YOUR LIFE
明鏡ゆらぎ
瞼の上 弾ける 優風 感じている
KISS ~風にその身を晒すこと~
優しく 滑る KISS 続く
木漏れ日が 揺れる 街で
初秋を 一番近くで感じながら・・・・
IT' S TIME TO YOUR LIFE
物寂しいのが秋ではなくて
果たしてきた苦悩(種)が報われる 実りの季節
苦しむことや 悲しむことは罪じゃない
流した涙は 未来で実る種への水分で
悔しさ満ちた想いは 未来への栄養で
生きることは それだけもう あまりに尊くて
誰にも 自らも奪うことは出来ず 不可侵の聖域で
やり直しは出来ないのではなくて
その時に起きたこと 出会ったこと すべてに
偶然はひとつもないから
時には 自分を素直に認めてあげよう
その声 それが 未来の自分から 今の自分へのメッセージ
成功も 失敗も 後悔も 感嘆も
あなただから 得ることが出来た
あなただから意味を成せた・・・
あなたが在ってくれることが
地球が回る理由に等しいほど
IT' S TIME TO YOUR LIFE ...
。

花想学
『 花想学 』
明鏡ゆらぎ
海沿いを流れる景色に 心を和ませていました
低速でしか流れない景色に 心が安心してました
今日を過去に変える速さって
本当は こんな感じなんだな
ありがちな景色の中に 当たり前な安心がありました
当たり前すぎて見落としてる 安心はそこにあったのでした
あまりにもゆっくりで
確実な安心だから
その変化に 心は 置き去りには されたりしないから
見えないモノを
見ようとしては
心ザワつかせてる僕らは
見えてるモノから
素直に受ける安心まで
気付かずに過ごしてます
ゆっくりな 確かな 安心を 見逃さないように ―。
花達はいつも咲く場所を 選べませんでした
与えられたその場所で 咲くことだけを想いました
咲けるとか 咲けないとか
そんなことじゃないんだぁ
与えられた
自分の場所が
どこかなんかじゃなくて
どこに居たって
ただひたすらに咲こうと
それを想っています
素直で 頑なな想いを もっと感じれますように―。
HAPPYBANK
『 HAPPYBANK 』
明鏡ゆらぎ
あなたの立つ場所は
どんな時も 地図の中心だから
どちらへ進もうとも
歩まず その場で空を眺めていても
やがて来る 記憶強く残る日に
あなたは あなた自身に
そっと 話しかけるよ
「今 自分が在るのは 過去のすべてが在ってくれたから」
溜め続けた苦しさ
涙した虚しい夜もあるよね
その裏で知らず知らずに幸せは
未来に貯金されていたんだ
苦悩のない人生はない
幸せがない人生もない
辛さは今に記憶を 未来に優しさを
感動は今に素直さと 未来道に広がりを
届けるために 与えられた
記憶に残る機会だから
辛さと感動が在る度 僕は言うよ
おめでとう
あなたにまた
幸せ貯金が増えた (*^_^*)
安らぎの球
『安らぎの球』
明鏡ゆらぎ
目覚めて LOWは たまたまその朝は
安球 不の側を通過中なだけ
目覚めて 心地良い時 たまたまそれは
安球 心の側の通過中
僕達は
不安がなければ 生きていけない種族だから
ずっと
持ち続けるんだよ 安という丸い種
~痛みが解るその心だから 笑顔を生むのだから・・・・~
回り込む その時の「安」の裏
不と心を繋いでるから・・・
曇りな朝に包まれたその朝も
どちら側を通ってるのか
目覚めてからじゃないと解らないけど
不安があるから 安心も それは 同じ球の裏表
どちらが欠けても 幸せはない
どちらだけでも 幸せにはなれない
ふたつでひとつ ひとつの心
一番遠いはずの対極って
本当はいつも背中合わせ支え合ってるものだから
きっと 不安や安心を感じる度に
必ず2度訪れる場所があるんだよ
この安らぎの球は 球体だから
1周する度に必ず2回通るよ
「ありがとう」 その想いが刻まれた
不安心変更線を2度通るから
・・・・・・
痛みが解る その君の心だから
その君の心だからこそ
だからこそ 笑顔の種が詰まってる安らぎの球(*^_^*)
