【TOEIC900点・英単語・0095】balance:残高 | 【匠】会計・英語・ITを武器に!バンコクで働くバイリンガル米国公認会計士のブログ

【匠】会計・英語・ITを武器に!バンコクで働くバイリンガル米国公認会計士のブログ

バンコクを拠点に、世界中でビジネス・投資を行っている米国公認会計士が情報発信をするブログ。会計・英語・ITを駆使して、セミリタイアまでの過程を赤裸々に綴る。まずは、TOEIC900点を取得しませんか?

こんにちは。謙信です。

【TOEIC900点・英単語・0095】balance:残高

多いほうが良い!?

--------------------------------------------

【balance】残高(名詞)

Our records show the following balance to the credit.

当行の記録によると、下記の残高が口座にあります。

--------------------------------------------

「balance」には「平衡、均衡」という意味以外にも、「残高」という意味があるんですね。アメリカ留学時に知ったのですが、知ったときは衝撃でした(笑)


上記の例文では、「credit」という単語が使われていますが、基本的に「プラスの残高」を表します。逆に、「debit」と言った場合は、「マイナスの残高」を表します。


「credit」には様々な意味があるのですが、会計用語で「貸方(Credit: Cr.)」というのがあります。「credit」を動詞で用いると、「貸方に記入する。銀行口座に入金する」となります。

I will credit two hundred dollars to your account.

私は、あなたの口座に200ドルを入金します。
(=私は私の貸借対照表に、貸方記入します。)

ここで、少し会計の話をすると、貸借対照表(balance sheet: B/S)の現金(cash)勘定(account)において、「貸方(Credit: Cr.)」に記入するとは、「現金が減少する」ことを意味します。「credit」には「貸方に記入する。銀行口座に入金する」という意味がありますが、預金者からすると、「銀行口座に入金される」ので「現金が増加する」ことを意味します。実はこの「credit」の「貸方に記入する。銀行口座に入金する」というのは、銀行から見た場合なんです。


逆に、「debit」には「借方(Debit: Dr.)に記入する。口座から引き落とす。」という意味があります。「debit card」などを連想して頂ければ分かりやすいかと思います。この場合の「debit」は、銀行又はお店から見て、「現金が増加する」ことを意味します。


ちなみに、「credit card」は何故「credit card」と言うのでしょうか?諸説あるようですが、ぼくは2つの意味で解釈しています。1つは「credit」という単語が持つ「信用」という意味に基づいてです。カードだけで、現金不要で買い物が出来るわけですから、「信用」が無い人には、この「credit card」は発行されませんね。2つ目は、「貸方に記入する。」という意味に基づいてです。「debit card」の場合、ぼくが買い物をした瞬間に、ぼくの口座から「debit」されて、銀行又はお店の「現金が増え」ますが、「credit card」の場合、ぼくが買い物をした瞬間に何が起こるでしょうか?そう、ぼくの口座残高は一切影響を受けません。銀行(credit card会社)が代わりに支払ってくれるからです。すると、銀行(credit card会社)の「現金が減少する」ことになります。即ち、銀行(credit card会社)の貸借対照表(balance sheet: B/S)において、貸方(credit)に記入されたことになります。


「credit」と「debit」は対照的な単語ですので、セットで覚えておくと良いです。今回は、「credit」、「debit」というなかなか覚えづらい単語を会計と関連付けて説明しましたが、難しかったでしょうか?これらの単語については、アメリカ人であれば誰もが、会計は分からずとも、単語の持つニュアンスは分かっています。これをきっかけに「debit」、「credit」を動詞としても使えるようになって頂ければ、ぼくも嬉しく思います。


それではまた、次回をお楽しみに!