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多逢聖因 PARTⅡ ― ひとは、 邂逅によりどこまで成長できるか (9)

T氏は今、 人間の身体の有り様をつかみつつある。 つかみつつあるとは、 人間の中身は単純な反面、 とても深淵なのである。 今度の出会いは、 「水」であった。 その名は「創生水」。 効能は後に述べるとして、 その誕生秘話に大変興味を持った。 まず、 父親から子へのメッセージ。 「自分のことを考えるな。 自分は人に助けられて生きている。 そして自分も人を助けるために生きなさい。 助け合うことが大切なんだ。」 「創生水を作るきっかけになったのも、そんな教えの中にありました。」と言う。 更に、 物語はつづく。 「一緒に川に出かけたときのことです。 父は私にいつものように自然と人間の関係について、 『いいか利春、 自然と人間は一体だ。 川を汚せば人間の血液が汚れ、必ず人間は病気になる。だから川を汚してはいけない。』と、 話してくれました。」「汚れた千曲川を見てから、約十年の年月が流れていました。 十年間かけて、やっと洗剤を必要としない水、 創生水が生まれたのでした。 きれいな水が流れる川に戻したい。 そのためには、 川を汚さない方法を生み出さなければ。 そして、 その方法は、私が守ろうとしていた水にあったのです。 父が私にうるさいほど小言を言わなければこんなふうにはしていなかったでしょう。 その教えのおかげで創生水が生まれたのです。」と。 誕生物語の一節である。 そこには、 崇高な人間愛がある。 氏の日常の施術と符号するところがある。 氏も患者と接する度に思うことがある。 「医療は何でもう少し早く、 適切な手を打ってくれていなかったのだろう。 階段から落下して頚椎狭窄症になってから20数年が経過している。」 勿論、 氏の数回の施術で快方に向い、 余裕の出てきた患者から「先生に電話したときは実は死にたい位辛かった。」と驚愕の告白を受けていた。 そのとき、 氏は思う。 20数年という年月は辛い日々であったろうと。 また、 氏はこうも思う。 過ぎ去ってしまったことは仕方ない。 将来に向い前進するしかないと。 この「創生水」も何とか活用したいものだと。 次に、 創生水の効用を記す。


●創生水: 波動が高い水

 創生水は高い波動(エネルギー)があり、身体のエネルギーを高める働きがある。 現在は、 波動を測定することができ、 数値化して表すことができる。

MRA (Magnetic Resonance Angiography) 磁気共鳴血管画像 による波動測定


項目     東京都水道水    創生水    差 
     0       +12   +12
免疫    -2 +14 +16
糖尿病 0 +13 +13
アトピー -2 +12 +14

胃潰瘍 0 +15 +15

痴呆 -4 +14 +18

・(注) 社団法人 日本緑十字 国際波動研究所の調査結果(-20+20の数値評価) -3以下生態に負担 -2~0水道水 +1~+4 浄水器・蒸留水 +5~+9一般的なミネラルウォーター +10+14優柔な水 +15以上 癒し効果のある水

  → このように、「創生水」は洗浄水・還元水・活性水素水・波動水の4つの特徴を持っている。 クラスターが小さく、 還元力もあり、 活性水素と高い波動があれば、 人体にも大きな好影響がある。

ノーベル賞受賞科学者に聞く

●ノーベル物理学賞受賞南部陽一郎・シカゴ大学名誉教授

 ・「素粒子物理学における『対称性の破れ』を理論的に説明した。」と言っても何のことか分からないだろう。 そこで南部名誉教授の分かりやすい説明を紹介する。 ノーベル賞受賞の記者会見での話。 「みんなが私の方を向いている。 これは本来おかしいことです。 物理法則には、 『どちらを向け』という決まりはないはずだからです。 だから、 どちらを向いてもいいはずなのに、 なぜみんながそろって私の方を向いているのだろうと。 もちろんその理由は、 私がいるからですね。 つまり、 『私』という刺激さえあたえれば、 どちらを向いてもよかったはずの顔が、 特定の方向に並んでしまう。 これが『対称性の自発的な破れ』とよばれるものです。」 つまり、 「本来はどちらを向いてもよい」という性質が「対称性」で、 「それにもかかわらず、 ひとりでにどちらかを向く」という現象が「対称性の自発的な破れ」ということになる。 とにかく科学の進歩に大きく貢献する理論であることは間違いない。

 ・まとめとして、 南部博士の若い人たちへのメッセージを紹介する。

  「私自信の経験からいえば、 大事なことは、 大きな夢をもつこと。 そして、 自分の好きなことをやること。 何より、 楽しむことが大事ですね。」


●ノーベル物理学賞受賞小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授と益川敏英・京都大学名誉教授

 ・「どんなに高性能の望遠鏡でもいまだ観測できない宇宙初期の世界。 そこでは、 『粒子』と『反粒子』が同じ数だけ存在していたといわれている。 ところが、 今の世界にあるのはほとんどが粒子だ。 反粒子はなぜ消えたのか。 このなぞにせまるのが、 小林誠・益川敏英両博士が打ち出した小林・益川理論である。」

 ・消えてしまった「反粒子」

  素粒子物理学の世界では、 すべての「粒子」には電荷を反対(プラスをマイナスに、 マイナスをプラスに)にした「反粒子」が存在する。 また、 粒子と反粒子は、 必ずペアで生まれ(対生成)、 ペアで消滅する(対消滅)。 つまり、 どちらか一方が多くなることはないはずである。 しかし、 私達の世界のほとんどすべては、 粒子でできた「物質」である。 もし「反物質」が存在すれば、 対消滅がおきてしまうので私達は存在しないことになる。

 ・「対称性が破れる」とは

  では、 なぜ反粒子は消えてしまったのだろうか。 反粒子を消滅させるための条件は三つあると考えられている(サハロフの3条件)。 そのうちの一つが、 「CP対称性が破れていること」であるという。 これは、 いいかえると、 「粒子と反粒子の性質に差があること」といえる。 粒子と反粒子の間にわずかでも差があれば、 対消滅がおきずに粒子だけが残り、 現在のような世界が出現することにつながるかもしれない、 と考えるのだ。 1964年には、 「中間子」という粒子において、 およそ1000分の1の確率で対称性が破れることがあることが発見された。 それまで存在しないと考えられていた「粒子と反粒子の差」がみつかったのである。

 ・なぜ「破れ」がおきるのか。

  では、 なぜこのような破れはなぜおきるのだろうか。 1972年、 当時28歳だった小林博士と、 32歳だった益川博士はその解明に乗り出したのである。

  粒子をどんどん小さく分割していくと、 それ以上は分割できない粒子である「素粒子」にたどりつく。 原子は、 原子核と電子で構成されているが、 原子核はさらに陽子と中性子でできていて、 これらは「クォーク」という素粒子が集まってできている。

  小林・益川両博士は、 「クォークは4種類」という条件のもとで、 CP対称性の破れをおこさせる方法を数学を使って考えた。 しかし、 どのような方法を使っても、 破れをおこさせることができなかった。 比喩的にいうと、 CPの鏡に映った粒子と元の粒子とでは、 まったく同じ割合でしか軽い粒子を生じなかったのである。

  そこで新たに考え出したのが、 クォークの数を6種類と仮定することだった。 この条件で計算を行うと、 粒子と反粒子の間で、 生じる軽い粒子の割合にちがいがうまれた。 計算上は、 CP対称性の破れをおこすことができたのである。

  4種類では不可能で、 6種類だと破れを引き起こすことができた理由は、 一部のクォークの“変身のしやすさ”に粒子と反粒子の間で差が生じたためと考えることができる。 これは、 実際の計算では、 変身のしやすさをあらわす式(行列式)の中に「複素数」という特別な数が登場するために生まれる差である。

 ・実験で確かめられたのは30年後

  こうして誕生した「小林・益川理論」であるが、 理論が実験に追いついたのは、 発表されてから30年後のことだった。

  また、 両博士が予言した残りの三つのクォークもその存在が確認された。 若い二人が考えだした理論は、 現代素粒子物理学の根幹である「標準モデル」の重要な柱でありつづけている。

○まとめとして、 両博士のメッセージを紹介する。

 ・小林誠博士: 「素粒子だけではなくて、 科学は多方面に進んでいて、 最先端のおもしろいことはたくさんあります。 いろいろなことに興味をもって、 勉強してほしいですね。」

 ・益川敏英博士: 「僕の部屋には、 物理の本はほとんどありません。 数学の本が3架、 あとは言語学の本です。 知的好奇心をもつことや、 あこがれを抱いて、 広くいろいろなものにふれるのは大事なことだと思います。 研究をするうえでは専門的な勉強はもちろん不可欠です。 しかし、 専門的なことと同じ力を入れるのは無理ですが、 50%くらいの力でいろいろな分野をのぞいておくことも大事でしょう。 そういうことは、 曲がり角にきたときにどちらに行ったらいいかを考える手助けになります。」


●ノーベル化学賞受賞下村脩・海洋生物学研究所特別上席研究員

 ・「『緑色蛍光タンパク質GFPの発見と応用方法の開発』に貢献し、 オワンクラゲがもつGFPを世界ではじめて発見し、 その発光機構を解明した。」ことでの受賞。

 ・下村博士の言。 「年に5万~10万匹のクラゲを、 手綱で1匹1匹とりました。 そうしないと、 光りを放つ『発光器』がこわれてしまうんです。 僕と家内、 ジョンソン夫妻、 アシスタントたちで取りました。 クラゲは縁だけが光るので、 縁を2~3ミリの幅で1匹1匹切り取って集めます。 それを硫酸アンモニウムで処理してガーゼでしぼると、 発光する細胞の懸濁液が得られます。 今度はその液を、 カルシウムの濃度を下げる『EDTA』という薬を含む溶液に入れます。 こうして得た抽出物を、 プリンストンに持ち帰って精製しました。 1962のはじめには、 発光物質がタンパク質であるとわかりました。 カルシウムがあると発光するタンパク質。 それが『イクオリン』です。」

 ・GFPは「イクリオンの副産物」だった。 下村博士は1979年に、 GFDの発光団(発光の本体)の構造を明らかにした。 その結果、 GFDの発光団は、 GFDをつくるアミノ酸の鎖のうち、 3個のアミノ酸の鎖がつくるリング状の構造であることがわかった。 つまりGFDには、 イクオリンにおけるセレンテラジンのような小分子は必要なく、 タンパク質それ自体が光るのである。 このように、 タンパク質自体が自分の中に発光団をつくる天然の発光物資は、 GFDのほかには知られていないという。

  1992年には、 GFDをつくる遺伝子の配列が明らかになった。 これを受けて、 コロンビア大学のシャルフィー博士は大腸菌や線虫の体内にGFD遺伝子を送り込み、 そこでGFDを光らせることに成功したと1994年に報告した。 また、 カリフォルニア大学のチェン博士は、 GFDの構造を改変して、 より安定で強い光りを放つGFDをつくりだした。 さらには、 緑色だけではなく、 赤や黄色など、 さまざまな色の発光タンパク質をつくりだすことに成功した。

  こうした技術の登場によって、 GFDを使って特定の細胞やタンパク質の挙動を追いかける「標識」の手法が確立し、 生物学者の間で広く普及した。 イクリオンにつづいて、 下村博士の発見したGFDも、 生物学の研究現場に欠かすことのできない強力なツールとなったのである。

 ・まとめとして、 下村博士のメッセージを紹介する。

  「役に立たないからやめなさい、 といわないことでしょうね。 一度面白いと思ってやりはじめたのなら、 むずかしいとか経済的でないとかいわずに、 とことんまでやるべきです。 そうすれば道は開けるのではないでしょうか。」


→ ノーベル賞受賞科学者、 ノーベル物理学賞受賞南部陽一郎・シカゴ大学名誉教授、 ノーベル物理学賞受賞小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授と益川敏英・京都大学名誉教授、 ノーベル化学賞受賞下村脩・海洋生物学研究所特別上席研究員の方々の生き方に一貫して流れているのは、 自分を信じること、 歴史の実績に真摯に耳を傾け、 科学の発展を夢見、 自分の目標に向かいひたすら生きておられる姿に深い感銘を受けた。 読者共々、 我が人生の道標として受け止めたく思っている。

糖尿病について

西洋医学では、 膵臓のランゲルハンス島のβ―細胞から分泌されるインスリンの不足が原因と言われる。 また、 体内インスリンが絶対的或いは相対的に不足し、 その結果、 糖質代謝が傷害され、 血液中のブドウ糖の値が異常に高くなり(高血糖)、 尿中に排泄される慢性疾患とも言われる。

これは勿論間違いではないが、 臨床的に観察すると、 「糖尿病の人は例外なく上半身に比べ下半身が細い。」と言え、 「人間の体温の40%以上は筋肉が糖分を燃やして生まれるものであり、 その筋肉の70%以上が下半身に存在する故、 下半身が細くなれば糖分の消費が少なくなるため血中に残り、 糖尿病になりやすくなる。」とも考えられる。

そこで、 「下半身の筋肉を鍛えるのは勿論のこと、 糖分を燃焼させたり、 糖分を吸収させないないような食べ物を摂取する。」ことが重要となる。


●鍼灸治療

 ①背部の反応の出やすい部位で電気良導点を求める。

  ・足の太陽膀胱経肝兪穴、 脾兪穴、 三焦兪穴、 腎兪穴、 足の少陽胆経京門穴に電気良導点を求め、 施術する。

 ②腹部の反応の出やすい部位で電気良導点を求める。

  ・任脈の中脘穴、 足の陽明胃経左太乙穴、 足の厥陰肝経章門穴に電気良導点を求め、 施術する。

 ③下肢部の反応の出やすい部位で電気良導点を求める。

  ・足の太陰脾経陰陵泉穴、 地機穴、 三陰交穴、 聚毛穴に電気良導点を求め、 施術する。

 ④顔面部の反応の出やすい部位で電気良導点を求める。

  ・督脈水溝穴に電気良導点を求め、 施術する。


●その他の対策

 1)「ひじき」の炒め物や「キンピラゴボウ」、 「ワカメ」の味噌汁を毎朝食べる。これら食物繊維が豊富なものを摂ると、 腸から血液への糖分の吸収を防ぎ、 血糖の上昇を抑える。

 2)「生姜紅茶」に黒砂糖を入れて、 毎日3杯以上飲む。 生姜や黒砂糖にはインスリンの成分となる亜鉛が多く含まれ、 体を強力に温める効果もあるので糖分が燃焼する。 「黒砂糖が血糖値を下げる。」と言う研究報告もある。

 3)「タマネギ」と「ダイコン」をスライスし、 「ワカメ」を加えたサラダを醤油味

ドレッシングで毎日食べる。 「タマネギには血糖値降下作用のあるグルコキニンが沢山含まれる。」、 また、 「ワカメには食物繊維が豊富。」、 「醤油は体を温めて糖の燃焼を助ける作用がある。」

4)「ヤマイモ」を毎日多食する。 糖尿病は漢方的には「腎虚(下半身の弱り)」が原因である。 下半身を強くするには、 「相似の理論」から、 根菜類を食べるといいと言うことになる。 (注)「相似の理論」とは、 人間の下半身は植物の根にあたり、 地面の上に出ている葉や茎、 花は上半身に当るという考え。 下半身を強くするには植物の根を取り入れ、 上半身の健康には葉や茎を摂るといいと言うことになる。                              

   根菜類でも、 特に下半身の強化に役立つのがヤマイモ。 実際に老化予防や糖尿病に効く「八味地黄丸」の主成分もヤマイモである。

 5)「生ジュース」として、

   ・ニンジン2本(約400g)→ 240cc

   ・リンゴ1/3個(約100g)→ 80cc

   ・タマネギ(約40g)→ 24cc 

   =計344cc(コップ2杯弱)を毎日飲む。

 6)「ウォーキング」の実行。 分速70~80メートルの「ややゆっくり歩き」で最低20分以上、 毎日歩く。 歩いて筋肉を動かすと、 インスリンが少量しかなくても筋肉が糖分を使うだけでなく、 歩くことで内臓の血流がよくなり、 膵臓の働きも促進される。


7)入浴については、 消費カロリーを増やすには42度C位の熱い湯に入るのがいい。 熱い風呂に3分入った後、 湯船の外で5分位休むというパターンを3回繰り返す。