宇宙(24)
宇宙(23)に掲載の小冊子のタイトル『むすひ』の説明。 『むすひ』はあらゆるものを生み出す神霊(産霊)の意味で、 奈良時代にはムスヒと清音で発音していた。 『むすひ』『むすび』は人と人を結ぶ縁などを表すばかりでなく、 いろいろなイメージを連想させる言葉である。
日本総氏神様である伊勢の神宮では平成25年に、 20年に1度神様のお住まいや装束、 神宝などを作り替える式年遷宮がおこなわれる。 内宮の入り口、 五十鈴川に架かる「宇治橋」は式年遷宮より4年早く作り替えられる。 平成21年11月3日の「宇治橋渡始式」に先立ち2月2日、 宇治橋の擬宝珠(ぎぼし)の中に納められている「万度麻(まんどぬさ)」の奉下式がおこなわれ、 解体作業が始められた。 宇治橋に向って左側二本目の擬宝珠内には、 橋の安全を祈って守護・饗土橋姫(あえどはしひめ)神社の万度麻が納められている。
『むすひ』のテ-マは「橋」である。 記紀神話は、 男神の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と女神の伊弉冉尊(いざなみのみこと)が天と地を結ぶ「天浮橋」の上に立ち、 天沼矛で潮をかきならし、 矛から滴った潮が積もって日本の国土「おのころ島」が誕生したと伝えている。 また、 「神橋」とよばれる橋のある神社もある。 我々の前にも、 神と人、 人と人とをつなぐ、 目に見えない橋があるのかも知れない。
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宇宙(23)
今朝、 12月1日は、 「神さまの御柱(みはしら)と人間の脊柱(せきちゅう)を、月に一度、一対(イッツイ)の柱にして立ち(タチ)直す儀式を、おツイ・タチ参りといいます。つまり神さまと人とが一対(イッツイ)になり、神さまの基準・神さまの考えに直していただくのが、お一日(ついたち)参りなのです。氏神さま・崇敬神社に、しっかりとお参りください。神さまと一対となったあなたの御柱は、素晴らしいご神氣・ご神威をいただけます。このひと月は一年の大事な仕上げの時です。一日一日の作業を、感謝の心で着実に仕上げていきましょう。」とのメッセージに従って、 近くの神社、 大津神社と辛國神社の2社に参拝に行って来た。 するとどうだろう。 いつもはパンフレット等置かれていない大津神社に『特集「橋」 むすひ - タレント真鍋かをりさんのインタビュー付き』という小冊子(しかも無料)が置いてあった。 更に、 12月5日に能舞台観劇にいくのだが、 重要無形文化財総合指定者・野村萬斎氏(能楽師和泉流狂言方)のインタビューまで掲載されている。 そう、 全ては一本の糸でつながっている。 神社の持つ重要性が不動のものとなってきている。
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宇宙(22)
三つ目の『あまりにも蔑ろにしてきた「国家」の重要性にあらためて目を向けることである。』のためには、 日本各地に存在する神社(現在、8万社前後)に詣で、 じっくり古に思いを馳せるのは如何であろうか。 確かに外国の影響を受け、 色々な考え方が存在する。 しかし、 日本国を考えるとき、 一度鎮守の森に入り身を清めることから始めれば、 国民みんな同じ場に立てるような気がするのである。 そこから自給自足の発想から来る農業・林業・漁業のあり方も見えてくるのではないだろうか。 もし、 そこに救いがあるとしたら、 そうすべきではないだろうか。 今のままでは救いが生まれて来ないように思えてならない。 将来の日本を担う子供たちを教育する学校を始め、 社会全体が荒廃し切っていると思えてならない。 また、 誰も本音を語れないでいる。 何故ならば、 社会から弾き飛ばされる危険性もあるからである。 本日、 無農薬コーヒーを売りにしている喫茶店に入り、 オーナーと駄弁った。 そこで、 私は次のように語った。 「日本の国作りを考えるためには、 頭の中で縄文時代に還り、 目の前を見たらどうだろうか。 そこには、 巨大なビルもなければ、 溢れる人間もいなく、 あるのは森という自然だけである。 そこで深呼吸した後、 徐に歴史書に目をやれば、 そこには今につながる先祖達の辿った道が書かれている。 そこに色々な人物が登場する。 じっくり今までの歴史を振り返ることで、 あるべき国の姿が見えてくるのではないか。」と。 オーナーもしんみりと頷いていた。 そして、 次回お越しの際、 かねてから読もうと取っておいた万葉時代に関わる書物をお見せしたい。 いやむしろ、 差し上げたいと言って頂いた。 有意義な歓談のひとときであった。
― - - つづく
