TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

鼻翼基部でモコつきます
瘢痕もワイドです

ほうれい線方向で組織抜きました

術後1か月です

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クマ取り、しわ取り手術が多くなっています。

それに伴い、下瞼が翻る、外反する、要するに“アッカンベー”

が増えています。

下眼瞼外反は教科書的には

①顔面神経麻痺

②瞼板の延び

③下眼瞼を支える靭帯の延び

④拘縮

⑤皮膚欠損、眼輪筋の欠損

 

こういった原因があります

クマ取りの手術ですから④⑤なのですが

年配者は②③も元々あって修正を難しくしています

 

今回は下眼瞼に耳介軟骨移植と皮膚移植で再建しました

 

 

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人中短縮を鼻翼幅だけでデザインした場合、2~3mm短縮するので限界だと思います。
映像をみてわかると思いますが、モコつき(Dog ear変形)が鼻翼基部に来ます。
その他、鼻翼基部が不明瞭になりますし、口角も上がりません。
傷跡が目立ちにくい体質の人はほうれい線方向で切りましして修正します。
人中短縮は白人と同じように切開してもアジア人は変形が目立つと思います。
なかなか初回手術からほうれい線方向で切開できません。
人中短縮は難しい

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腋臭症手術

皮膚切開は斜切開45度
斜切開したほうが表皮は翻転しにくいです。

皮膚の緊張が強いと表面は翻転しやすくなりますが、

斜切開すると翻転しにくいです。
真皮縫合も緊張が強すぎても皮膚は壊死しますし、

弱すぎると縫合の意味をなしません。絶妙な緊張具合で縫うということです。

4枚目は皮下血管の温存です。
盲目的に皮下血管をアポクリンごと除去してしまうと

皮膚壊死のトラブルになりやすいと思います。可及的に温存してます。

腋臭症手術ですが、かなり難しいです。
拡大鏡・顕微鏡下の手術になります。

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人中短縮の難しいところ

①デザイン
②麻酔
③皮膚切開の角度
④止血
⑤縫合
⑥後療法

いずれかが欠けても上手くいきません。

①のデザインですが、私はほうれい線方向で余剰組織を除去するデザインを好みます。
インスタ、YouTubeの動画を見ていただければ一目瞭然で、

鼻翼幅で組織を切除するには限界があります。
3mm幅の短縮ですらモコつきます。ギャザー、富士山、

ワイドな切開線。色々と弊害がでます。

人中短縮のデザインはそろそろ改革する時代に来てると思います。

以上の理由から、私は初回手術時から、ほうれい線方向で組織を切除しています。
ここで問題となるのは、傷です。

傷が目立つと元も子もないです。

ここは皮膚を45度くらいの角度をつけて切開して、真皮ー真皮の接触面積を増やします。

陥凹瘢痕が目立つのです。斜切開すると凹みません。

その他、土手を残す、残さない論争。
これはくだらないです。残すことに拘り過ぎると、鼻下の切開線が直線過ぎて傷は目立ちます。

土手は切りたくはないのですが、直線瘢痕も嫌です。
ややカーブさせるのが正解だと思います。

口角はあがり、法令線も浅くなりました。『富士山』にはならず、口も閉じます。

ここが大切です

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