TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ -2ページ目

TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

 

目頭切開は皮下の死腔をいかに減らすか? です。

目頭の陥凹瘢痕は単純に傷に幅が出たのと、この様に皮下の死腔をそのままにしてるパターンがあると思います。
修正は困難な事が多いですね。
最近は真皮移植で修正してます

 

 

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鼻翼縮小後の鼻翼基部のモコ付き。
術後1ヶ月
ケナコルト注入直後で白浮きしてます。

ケナコルトは瘢痕がまだ固いので注入してます。

volumeを減らすためではありません。

 

鼻翼が内側に移動するので、頬側組織が余剰するのは当たり前と言えます。
人中短縮にせよ、頬側が余ってモコつきます。
修正は組織を適量除去します。
鼻翼基部が締まって鼻翼のカーブが明瞭になります。
そろそろ、デザインを根本的に考えたほうが良いのではないでしょうか

法令線方向の組織除去は、斜切開です。

 

 

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何回修正してもラインが出ない。
これは固定源がありません。
瞼板に固定すればライン出ますが食い込みます。
『腱糸』でふんわり固定
これが全て

術後1年です

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術後4年5ヶ月の経過。
座位と臥位で食い込みかたが違います。
切開線〜睫毛を固めてます。
座位で眉毛が下垂する人はどうしても皮膚が切開線に被って食い込んで見えます。
臥位だと眉毛は挙上して食い込みません。
これを緩めることも出来ますが、緩めると、睫毛のキワ出し、ライン出しが甘くなります。
ま、仕方がない。

簡単に取れてしまうような二重作ってはいけません。

出来るだけ挙筋腱膜の延長成分や無い場合は腱移植を行い、重瞼線をしっかりさせます。
目頭側〜目尻側まで全幅で腱膜を差し込みます。
部分的なことはしません。楽なだけで、部分が食い込みます。
術者が楽なことを、腫れが少い、ダウンタイムが短いなどと誤魔化さないほうが良いと思います。

 

術翌日にものすごく腫れたのは花粉症の時期と重なったからでしょう。
痒かったそうです。傷からもアレルゲンが迷入してしまったのでしょう

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人中短縮の難しいところ

①デザイン

②麻酔

③皮膚切開の角度

④止血

⑤縫合

⑥後療法

いずれかが欠けても上手くいきません。

①のデザインですが、私はほうれい線方向に余剰組織を除去するデザインを好みます。

インスタ、YouTubeの動画を見ていただければ一目瞭然で、鼻翼幅で組織を切除するには限界があります。

『モコつき』になります。その他『富士山』になります。
以上の理由から、私は初回手術時から、ほうれい線方向で組織を切除しています。
ここで問題となるのは、傷です。

傷が目立つと元も子もないです。

ここは皮膚を45度くらいの角度をつけて切開して、真皮ー真皮の接触面積を増やします。

 

その他、土手を残す、残さない論争。

これはくだらないです。残すことに拘り過ぎても、鼻下の切開線が直線過ぎても傷は目立ちます。

土手は切りたくはないのですが、直線瘢痕も嫌です。
ややカーブさせるのが正解だと思います。

術後2か月が経ちました。

口角もあがり、傷は目立たずに経過良好です。

 

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