1.聖書は大事
そこで一つ気になったことは、キリスト教について詳細な記載があったことである。
そして、西洋哲学においてもキリスト教の話は結構出てくる。
ということで、
西洋のことを知りたければ、キリスト教の最低限のことは知らなければならない気がする。
2.初心者は何から読むか
キリスト教のことを知るためには、新約聖書を読めば一発だとは思う。
しかし、膨大な量であるため、簡単なことではない。
↓なんかのサイトで引っ張ってきた聖書の構成。
1.福音書(マタイの福音書~ヨハネの福音書)
マタイの福音書
マルコの福音書
ルカの福音書
ヨハネの福音書
2.歴史書(使徒の働き)
3.パウロ書簡(ローマ人への手紙~ピレモンへの手紙)
四大書簡
獄中書簡
牧会書簡
4.公同書簡(ヤコブの手紙~ユダの手紙)
5.黙示録(ヨハネの黙示録)
なんと(多分ハードカバーで)
1070ページもある。これは無理だ笑
↑映画好きな人は知っているかも知れないが、ショーシャンクの空でピッケルを聖書の中に隠していた。それくらい分厚い。
そんなに読めないため、初心者が読むのはイエスの教えを使徒達が伝えてくれる福音書でいい思う。
↑私が持っているのはこれ。大学生の時、宗教の授業で買わされた。
しかし福音書だけでも岩波の細かい字でびっしりと300ページくらい書かれており、かなりのボリューミーである。
そこで、
初心者はマルコの福音書を読めばいいという都合のいい記事を見つけた。笑
https://www.newlifeministries.jp/gospels/
なんと言っても、四福音の中で1番ボリュームが少ない(60ページ程度)のがありがたい。
個人的には余裕がある人はマタイ伝もオススメ。
(ルカ伝は長すぎ。ヨハネ伝に関してはもはや趣旨が違っているため。)
しかし、それでも面倒くさいという人に朗報。
なんと、イエス・キリストの話がAmazonプライムでドラマ化されている。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0871RGDWD/ref=atv_dp_share_cu_r
かなり詳しく描かれており、マルコの福音書よりよっぽど詳しい。しかも、結構面白い。
しかし、やはり福音書とドラマではイメージが違う。
例えば、イエスは意外と厳しい。
ドラマでイエスがキレるシーンは商人が神殿で商いをしているときの一回だけである。
しかし、本では結構怒っている。
理解が追いつかない弟子に対して
「目はついてるのに見えおらず、耳はついているのに聞こえていない」
イエスの身を心配してくれた弟子に対して
「引っ込んでろ悪魔。この邪魔者!」
失敗した弟子に対して
「不信仰な腐り果てた時代よ。私はいつまであなた達と一緒におればよいのか。」
など弟子にはかなりスパルタである。
また、無花果(いちじく)を食べようと思ったら木に実っていなかったので、ムカついてその木を枯らしたこともある。
一方で良い教えも多い。
人の見ている前で善行をしないように気をつけよ
マタイ第6章
こういったこともドラマではない。
やはり、ちゃんとしたイメージを掴むためにもマルコの福音書程度は頑張って読んだ方がいいのかもしれない。
3.聖書を読むと頭が良くなる
以前、「キリストにならいて」という本を読んだ。
この本は「聖書に次いで読まれている本」というキャッチコピーで有名である。
ということは、聖書は世界中、特に欧米では相当読まれているはずである。
1000ページ以上ある本を子供の頃から熟読するとどうなるか?
やはり、頭がよくなるのではないだろうか。
イエスは譬(たとえ)話が好きなので、その辺りも、文章読解や理解力の向上に繋がる気がする。
そして、思うに西洋人が学問や科学の分野で発展を遂げたのは聖書を読んできたからじゃないだろうか?
例えば、、、
カントの純粋理性批判の評価
ギボンのローマ帝国衰亡史の評価
このように圧巻の大著でも評価されているのは、聖書を読んで分厚い本に耐性があるからだと思ったりする。
4.まとめ
聖書を読むことで、西洋史や西洋哲学の理解が深まる。
初心者は福音書のマルコ伝を読む。ドラマと合わせても可。余裕がある人はマタイ伝も。
読解力が向上し、分厚い本に耐性ができる。
おしまい。