1.どんな本?
2.特徴
この本はなんと言っても引用が長い。
各チャプターの冒頭で筆者の主張が5〜10行くらいちょろっと出てくる。
その後は何ページにも渡ってひたすら引用が続く。
アンドリュー・カーネギー、ベンジャミン・フランクリン、リンカーン大統領みたいに有名人の例もあれば、全く知らない一般人や筆者自身の例など様々である。
これをどう捉えるか?
印象に残ってよかった!
くどい!ダラダラしてる!
3.内容と感想
本書は長いようで大事なことは少ししか言っていない。
相手を立てる
ほんと、これしかない。
尊重する、褒める、誤りを指摘しない、責めない、否定しない、自己の重要感を高めさせる、傾聴するなど言い方を変えているだけである。
彼(ベンジャミン・フランクリン)によると、成功の秘訣は誰の悪口も言わず、すべての人の長所についてだけ指摘することだという。
こんな具合である。
私は普段、ディスカバー21社の超役シリーズには否定的だが、本書に関してはこれでもいいかもしれない。なぜなら同じことしか言っていないから。笑
漫画好きな人は知っているかもしれないが、相手を立てるといって思い出すのは↓である。
部活動では、精神力を培うという観点から多少のスパルタも許されると思うが、部活以外の場面でやるのはよくない。
一般的な家庭や会社で怒りすぎると、上記の漫画のようになる。
ほわちゃあで済めばいいが、それが能率の低下、精神疾患、チーム力の低下、成績不良などのデメリットをもたらすのだと思う。
とにかく、相手を立てる。方法は色々あるがらこれにより相手の自尊心が満たされ、いい結果をもたらすのである。
4.おわりに
簡単じゃん!
と思った人は大間違いである。
実際はムカつく人、ダメな人、明らかに間違っている人、無能な人、理不尽な人など、こういった人たちに使っていかなければならないことも多い。
言うは易し行うは難し。
本気でやるなら、まずは褒める、傾聴するなどできそうなところから練習する他ないと思う。
おしまい。