お宝映画・番組私的見聞録 -151ページ目

突然、嵐のように/ワニと鸚鵡とオットセイ

前回の続きである。
郷ひろみ、秋吉久美子コンビによる二作目となるのが「突然、嵐のように」(77年)である。
郷が事故で入院した先には、看護婦の秋吉がいたというありがちなストーリーである。ちなみに郷の役名は室田日出男ならぬ石田日出男であった。他の出演者は中山麻里、佐藤蛾次郎、石浜朗、東てる美、大滝秀治、天津敏、応蘭芳、大堀早苗など。
中山麻里はこの数年後、「限りなく透明に近いブルー」で三田村邦彦と出会い結婚している。この年「特捜最前線」がスタートしたが、大滝秀治の役はサギ師である。天津敏はいつもどおり?ヤクザの役、その情婦が末期のプレイガール大堀早苗、婦長さん役が初期のプレイガール応蘭芳である。
三作目が、個人的にはタイトルに聞き覚えのある「ワニと鸚鵡とおっとせい」(77年)である。
前二作がシリアスな悲恋物語であったのに対し、本作で郷は樹木希林とのコンビで登場し、コメディタッチな作品となっている。他の出演者も伴淳三郎はじめ、山田吾一、下條アトム、池波志乃、ケーシー高峰、大泉滉などコメディっぽい人がそろっている。また秀治が前作に引き続き登場している。
これで、郷と秋吉のコンビは終了。作品内では結局、結ばれることはなかったが、現実世界でもこのコンビが噂にのぼることはなかったようである。
秋吉はこの二年後、どういう経緯かは知らんが、元青い三角定規の岩久茂と結婚しているが、約10年で離婚。その後は独身のようである。
郷の方も、二度の結婚、離婚を経て現在は独身のようである。

さらば夏の光よ

西城秀樹、野口五郎とくれば郷ひろみである。イメージどおり三人の中では映画出演本数は一番多いようである。
かつて、石原裕次郎には北原三枝、三浦友和に山口百恵のような定番コンビが結構あったものだが、郷ひろみには秋吉久美子というコンビが一時期存在したのをご存知だろうか。76~77年に立て続けに三本、このコンビが主役の映画が存在している。
どの作品も結局、二人がうまくいくことはないようである。
その一作目がは「さらば夏の光よ」(76年)。郷、秋吉コンビに川口厚が絡んでくる話で、秋吉と川口が結ばれることになるのだが、川口は病死してしまうというような話。
他の出演者は仲谷昇、元ヴィレッジ・シンガースのドラマー林ゆたか、仮面ライダーアマゾンの岡崎徹など。
川口厚は川口4兄弟の末弟で70年代前半に活躍。個人的には全然似てない兄弟と思っており、正当派二枚目だった長兄の浩に比べ、厚は童顔で(15歳差があるのでしょうがないかもしれないが)見た目だけでは兄弟とはわからない気がする。「シークレット部隊」「アイフル大作戦」「バーディ大作戦」とレギュラーが続いて順調そうだったが、この76年に結婚したのを期に引退したようである。 
岡崎徹も、撮影中のバイク転倒事故でそのまま引退したので、二人そろってこれが最後の映画出演となってしまっている。
俳優としての活動時期がほぼ一緒だった二人だが、その後川口の方は「シークレット部隊」で共演した三浦友和のマネージャーをやったり、明治座のプロデューサーをやったりしていたようだが、08年に57歳で亡くなっている。
岡崎は長い間、行方不明扱いされていたが、ちゃんと健在で近年はイベントごとなどには顔を出すこともあるようだ。「不良番長」で共演した梅宮辰夫や次のライダーを演じた荒木しげるとは交流が続いていたようである。

結局、川口と岡崎の話になってしまった。

再会/季節風

西城秀樹とくれば、野口五郎である。新御三家の中で、一番役者イメージがないのは彼ではないだろうか。そんな野口五郎にも主演映画が二本存在する。
まずは、再会(75年)。五郎の姉が江波杏子で、その男が池部良だったりする。実年齢でいえば25歳ほどの差がある。この三者を中心にお話は展開するようだ。
五郎の相手は角ゆり子ということになるのだろうか。聞きなれない名前だと思うが、「二十歳の原点」(73年)という作品で主役デビューした女優である。しかし、本作を最後の引退してしまう。しかし、六年後突如復活し、にっかつロマンポルノ「嗚呼!おんなたち 猥歌」に出演するが、結局その一作だけで姿を消してしまったようだ。
他の出演者は「七人の刑事」の佐藤英夫が刑事役で、他に寺田農、横山リエ、丘淑美、舛田紀子など。舛田紀子はこの後「大都会」シリーズで看護婦役で出演する。映画監督舛田利雄の娘である。
もう一作が「季節風」(77年)。野口五郎の役は浪人生(当時21歳)という役柄。出演者は結構豪華で、彼が慕う兄妹に田中邦衛と大竹しのぶ。他にも中村敦夫、中条静夫、加藤治子、常田冨士男など。五郎に絡む女優は大竹以外のもう一人、宇佐美恵子がいる。宇佐・美恵子ではなく宇佐美・恵子である。この人劇中ではモデルの役だが、実際に当時トップモデルだった人で、身長は172cmあるらしい。個人的には知らなかったが、実は現在でも活躍しており、ジャーナリスト、タレント、モデル、コメンテーター、司会者など色々な肩書きを持っており、著書もあったりするなんか凄い人のようである。
「季節風」は24枚目のシングルタイトルで、当然主題歌に使われている。少しは売れたようだが、タイトルだけだとどんな曲かわからない人は結構いるのではないだろうか。

しあわせの一番星

前項の「ああ決戦航空隊」(74年)には西城秀樹がチラッと出演していたのだが、この年のヒデキは以前取り上げた「愛と誠」に誠役で出演、そしてもう1本出演したのが「しあわせの一番星」である。
主役はヒデキではなく、タイトルでピンときた人もいるかもしれないが、浅田美代子である。このコンビといえば、やはり思い出すのは「寺内貫太郎一家」ということになるだろうが(個人的には見ていなかったけど)、この番組の放送もこの74年である。しかも、浅田美代子5枚目のシングル「しあわせの一番星」は番組では番組初期の挿入歌として使用され、ヒデキとデュエットすることもあった曲である。
映画には、他にも篠ひろ子、左とん平というテラカン出演者が登場するので、テラカン人気に肖った映画といえるだろう。
浅田美代子の役は、テラカンと同じで、やはりお手伝いさん。ヒデキは西城秀樹に似た(あたり前だ)クリーニング屋の青年である。美代子が就職した家は下宿家で、そこの主人である頑固親父はさすがに小林亜星ではなく山形勲で、その娘が篠ひろ子である。いつも大物悪人役である山形の純粋な父親役というのも珍しい気がする。下宿の住人にジャネット八田、中川加奈といったところだ。
三組のカップルが誕生するようだが、一つはもちろんヒデキと美代子である。これはいいとして、篠ひろ子は秋野太作と、ジャネット八田は橋達也という見た目便りなさげな男とのカップリング。
ちなみに橋達也は「笑いの園」の橋達也である。この74年までは、花かおると「ストレートコンビ」を組んでいた。この映画が解散前か後かはわからない。本作では山形の元部下である刑事という役柄。こういった大役は本作くらいではないだろうか。ちなみに、自分は子供の頃はストレートコンビをコント55号のそっくりさんコンビという目で見ていた。橋は今も浅草で頑張っているらしい。

あゝ決戦航空隊

太田博之からたどって、彼がほぼ最後に出演した映画に「あゝ決戦航空隊」(74年)という作品がある。実は、この作品東映のオールスターキャスト戦記大作映画なのだが、意外と知られていない作品のような気がする。
とにかくオールスターなので、ざっと並べると主演は鶴田浩二で、以下、池部良、菅原文太、小林旭、梅宮辰夫、北大路欣也、山城新伍、渡瀬恒彦、葉山良二、松方弘樹、待田京介、伊吹吾郎、大木実、中谷一郎、金子信雄、桜木健一、江原真二郎、長谷川明男、そして太田博之、西城秀樹、安藤昇といった具合である。一見「仁義なき戦い」?というようなキャスティングだが、プロデューサーが東映任侠映画のドンと言われる俊藤浩滋(藤純子の父)なので仕方ない。ちなみにこの俊藤も本作には顔を出していたりする。鶴田浩二を東映に引き抜いたのも俊藤なのである。
で、その鶴田が演じるのは大西瀧治郎海軍少将、実在した人物で、特攻隊の生みの親と言われている人物である。ある意味、鶴田が適任のキャストであるといえる。教科書にも出てくるような人物といえば半年だが首相にもなった池部良演じる米内光政海軍大臣くらいだろうか。
注目は小林旭。彼の演じる役は児玉誉士夫、そうあのロッキード事件で有名な児玉である。個人的にこの人の背景について何も知らなかったことに改めて気づいた。映画でのポジションは海軍航空本部の嘱託で「児玉機関」の機関長。機関長といっても整備関係などではない。表向きは上海にある軍事物資の店の名前だが、裏では大ざっぱにいって諜報機関のようなものである。大西とも親しい間柄で、本作でも終戦翌日に自決した大西を看取るのも児玉である。
戦後も政界のフィクサーとして暗躍していたが、この映画が公開された二年後にロッキード事件が起きてしまうのである。児玉邸に俳優・前野霜一郎(光保)のセスナが突っ込んだのも76年のことである。
本作は別に封印されているわけではなくDVDとかも出ているようだが、この事件の影響があったことは明らかだと思う。

青春前期 青い果実/あいつとの冒険

梶芽衣子、本名は太田雅子。日活時代はデビューから四年に渡り、本名で活動していたので、30本近くが太田雅子名義である。デビューから3作目の「青春前期 青い果実」(65年)にて早くもヒロインの座を得ており、期待度は高い女優だったようだ。で、その相手役は日活役者ではなく当時の人気子役で、雅子と同じ18歳の太田博之であった。
これは単純にW太田で売り出したかったということだろうか。このコンビ主演でもう一作「あいつとの冒険」(65年)も製作されているが、この二作でW太田は終了となっている。やはり梶にはもっとワイルドな男、ワイルドな役柄が似合うということだろうか。
「青春前期」他の出演者だが、吉村実子、山岡久乃、佐野浅夫、内藤武敏などで、太田コンビの同級生役では雅子と同じ(新人)がついている浜川智子(浜かおる)、東宝の青春シリーズ前の岡田可愛、「スペクトルマン」の初期つまり「宇宙猿人ゴリ」に出演していた小西まち子、セスナで小佐野邸へ突撃死した前野霜一郎などがいる。
主題歌を歌っている高木たかしは当時16歳で、歌手デビューは13歳だったという。挿入歌を歌う進一彦と共に本編にも顔を出している。もう一人同じクラウンの所属歌手である苅田千賀子という人も顔を出している。
「あいつとの冒険」は、太田博之自ら主題歌を歌っている。雅子の方は委員長さんという役。主役コンビ以外に若手で目立つのは和田浩治くらいしかいない。後は由利徹、大森義夫、初井言栄といったベテラン勢が目立つ程度。可愛らしい梶芽衣子が見れる作品ではある。
しかしこの後はしばらく準ヒロイン的な役が多くなる。不思議と太田雅子時代はイマイチな感じだったようである。太田博之の方は、知っている人も多いだろうが、小銭寿司で一時期成功したが、やがて破綻し、脅迫監禁事件を起こして逮捕という流れである。今はどうしていることやら。「おしどり右京捕物車」で共演していた中村敦夫によれば、お金絡みの話にはよく食いついていたらしい。既に実業家への転身を考えていたようだ。

銀蝶渡り鳥

森進一ネタも尽きたので、ベテラン歌手でここにあまり取り上げていないのは、誰かと考えると五木ひろしの名が浮かんだ。テレビでは、その役者姿を何度か見た記憶はあったのだが、実は映画には全く縁がないのである。出演が確認されたのは1作だけである。何度か改名を重ね、五木ひろしとなって、「よこはま・たそがれ」で大ヒットを飛ばした翌72年の「銀蝶渡り鳥」という作品がそれだ。
実はこの作品、梶芽衣子の東映出演第1回作品だったりする。しかも主演である。この次に出演した「女囚701号 さそり」のイメージが強いのだが、最初はこちらである。ちなみに役名はさそりと同じ「ナミ」である。
共演はこの後も何度か共演する渡瀬恒彦、そして梅宮辰夫。「不良番長」で好調だった梅宮だが、梶が不良番長シリーズに出演することはなく、この後共演することはなかったようである。他にも小山明子、南原宏治、植田峻、丹羽又三郎、由利徹、若手女優では小林千枝、一の瀬玲奈、渡辺やよいあたりが顔を出している。五木ひろしは本人の役なので、おそらく歌っているだけであろう(未見なので)。
この作品はシリーズ化されており(といっても2作だが)、その第2弾が「銀蝶流れ者 牝猫・博奕」(72年)である。登場人物はガラリと変わり、山城新伍、伴淳三郎、須賀不二男、富田仲次郎、光川環世、室田日出男、加えて由利徹、南利明の脱線コンビなど。そして、前作で渡瀬が演じていた役は、何故か千葉真一に代わっている。梶と千葉の共演というのも、あまり見かけない気がする。
銀蝶シリーズはこの2本で終了し、さそりシリーズの陰に隠れてしまった感がある。ところで、梶芽衣子はその「さそり」を最後に結婚して引退するつもりだったらしいが、映画がヒットしてしまったために説得され、ずるずると出演を続けるはめになり結婚は破談となってしまったという。未だに独身のようである。

森進一の歌謡映画

森進一の歌をベースとした歌謡映画は、ここで述べてきた東映と日活だけではなく松竹でもあったりする。個人的には、森進一には役者イメージがないので、その出演作品の多さ(といっても13本ほどだが)に驚く。
夜の歌謡シリーズ、夜の牝シリーズが一段落した翌年に公開されたのが「波止場女のブルース」(70年)である。主演は当時37歳の岡田茉莉子で、相手役は森ではなくウルトラセブン森次晃嗣で、森はその友人といった役である。他の出演者は、川地民夫、西尾三枝子の元日活コンビや、「おれは男だ!」の丹下竜子でおなじみの小川ひろみなどである。
「望郷」(71年)は主演が三田佳子と榊原るみで、二人は姉妹の役である。榊原はこれが映画初出演であった。「帰ってきたウルトラマン」もこの年に出演している。この二人の母親役が菅井きんで、他に江原真二郎、松村達雄そして森田健作、石橋正次の「おこれ男だ」コンビがここで共演している。森進一はデビューを控えている歌手の役である。
「旅路 おふくろさんより」(71年)で、森進一はあの田村正和と兄弟の役(森が弟)で、主演級の役である。正和の情婦が加賀まりこで、ヒロイン役が尾崎奈々である。当時の松竹はヒロインといえば尾崎奈々が非常に多かった。ちなみにこの人は高校生時代にスカウトされ日活、東映のカメラテストにも合格していたそうだが、決心がつかず結局最後に受けた松竹に入社したということのようだ。他に加藤治子、辰巳柳太郎、そして「おふくろさん」役が月丘夢路である。
歌謡映画といっても超有名な「おふくろさん」以外は、タイトルだけではどんな曲だったかわからなかったりする。そういう人は結構多いのではないだろうか。
とにかく順調だった森であったが、翌72年に婚約不履行、未成年者略取で訴えられるという事件が起きる。しかし、これは全くの狂言であることが判明。狂信的なファンだった女性の妄想が産んだ出来事であった。

夜の歌謡シリーズ その3

夜の歌謡シリーズの3回目である。
第8弾は「おんな」。これも森進一の曲である。正直どんな曲かパッとは思いつかない。本作で森はついに野川由美子と姉弟になってしまい、橘ますみと合わせて三人姉弟を演じている。もちろん梅宮も登場し、他に名古屋章、八名信夫、晴乃チック(高松しげおではない方)などが出演している。
これを最後に「夜の歌謡シリーズ」とタイトルに付く映画が途絶え、すっかり忘れてしまったであろう73年、突如第9弾となる「女のみち」が公開された。もちろんぴんからトリオの大ヒット曲であり、本人たちも出演している。
もちろん主演は梅宮辰夫、とりまく女優陣も中島ゆたか、賀川雪絵、渡辺やよいといったなかなかのメンツである。ミスパシフィック世界第二位の肩書きを持つ中島はこれが映画デビュー作であった。
実は「ぴんからトリオ」だったのは、この年が最後である。並木ひろしが抜け、宮史郎・五郎の「ぴんから兄弟」となったのである。イメージでは、もう少し長くトリオだった気がしていたので意外な気がした。もちろんトリオでの映画出演も本作が(最初で)最後となっている。元々コミックバンドであったが、個人的には見た記憶がない。同じように「女の操」で大ヒットを飛ばした殿様キングスのコミックバンド時代ならよく覚えているのだけれども。ちなみに宮五郎は94年、並木ひろしは98年にそれぞれ亡くなり、メインボーカルだった宮史郎が一人頑張っている。
第10弾は「なみだ恋」(73年)。八代亜紀のこの年のミリオンセラーである。八代は本人役ではあるが、もちろん映画初出演だ。この映画の主演は前作でもヒロインの中島ゆたか。他にプレイガールの片山由美子、プレイガールQの小林千枝、そして谷隼人、佐々木功といったメンツ。しかし、本作にはシリーズの顔であるはずの梅宮が出ていないのである。そのせいかどうかは不明だが、本作で「夜の歌謡シリーズ」は最後となっている。
翌74年やはり八代のヒット曲もとに「夜の演歌 しのび恋」が公開されているが、やはり中島が主演で、八代は本人の役である。そして梅宮も復活出演しているのだが、「夜の演歌」はシリーズとなることなく、これ1作で終わっている。

夜の歌謡シリーズ その2

夜の歌謡シリーズの続きである。
第4弾は「伊勢佐木町ブルース」(68年)。青江三奈の有名なヒット曲である。ちなみに作詞は川内康範である。主演は引き続き梅宮辰夫で、共演は宮園純子、高毬子の「プレイガール」コンビ、日活出身の清水まゆみ、新東宝出身の吉田輝雄、他に佐々木功、もちろん青江本人などである。プロフィール上は当時23歳であったが、実は27歳であった。
第5弾は「長崎ブルース」(69年)。こちらも青江三奈のヒット曲で、レコードの売上枚数的にはこちらの方が上であった。本作は他とは違い主演となるのは松方弘樹で、梅宮は敵役という感じになっている。松方が「夜の帝王シリーズ」とか「不良番長シリーズ」とか梅宮映画に出演することはほぼなかったので、異例な作品といえるかもしれない。他にも谷隼人、大原麗子、宮園純子、そして青江三奈と六大スターの共演といわれた本作はシリーズ中で、一番豪華な出演者に感じる。
第6弾は「港町ブルース」(69年)。森進一がこのシリーズ三度目の登場、野川由美子も三度目の登場で、本作では実質的な主役である。前項でも書いたがこのコンビは日活での「夜の牝シリーズ」でのコンビでもある。本作はその「夜の牝シリーズ」の二作目と三作目の間に公開されている。共演は他に待田京介、谷隼人など。前項でも書いたとおり、この時期「不良番長シリーズ」と交互に公開されていたのだが、谷はそちらにもレギュラー出演していた。
第7弾は「悪党ブルース」(69年)。そんな歌は知らんという人も多いだろうが正解である。そんな歌はない(と思う)。主題歌は青江三奈の「気まぐれブルース」なのである。今回何故こういうタイトルなのかといえば、川内康範の「悪党」が原作だからのようだ。今回は梅宮が主役に復活し、共演は宮園純子、谷隼人、内田良平、八代万智子などである。
さらに続く。