先日投稿したこの記事…手持ちの無線機用にと購入した業務用マイク。
業務用無線機と言えば古野電気の他に忘れてはならないのが「JRC 日本無線」です。
同社はかつて業務用以外にアマチュア無線機も販売していましたが、それも上級ハム向け。
私のような「電話級」(当時)には縁がなかったメーカーと言えましょう。
そんなJRCの「スピーカーマイク」の詰め合わせをフリマサイトで見つけて購入、手持ちの無線機(八重洲のVX-3など)で使えるようにしました。相変わらずアホですね…。
1.NQW-190JPN:
ネットでも1件しかヒットしない型名。しかもオークションサイト。
裏面の銘板に「Japan Radio」と英語で表記されていたので、輸出用だったのでしょうか。
内部の様子。
無線機との接続は12ピンのいわゆる業務無線用によくある端子でした。
使うラインはアースを含めて3本あれば良いので、余計な配線は削除。
八重洲機用への改造に必要なのはコンデンサ×1個と抵抗×1個のみなので、オリジナルの基板を大胆にもカットしました。
これで問題なく動作確認完了。
もう一つのNQW-190JPNは「オリジナルの基板を使わない」ことをコンセプトにしてトライ。
お馴染みのFCZ基板と小型のユニバーサル基板で対応。
これはこれで改造っぽさが出てます(笑)。
2つのうち片方はカールコード仕様+ヤエスハンディ機用の「4極プラグ」を付けて完成。
先日交信した地元のSさんが八重洲のハンディ機を購入したとのことで、購入祝いにプレゼント(笑)。
もう一方はストレートケーブル仕様+L型4極プラグ。
このスピーカーマイクで気になる部分は、左上の黒い部品。
何かな…と思ってネットで調べると…。
この写真はネットからの借り物ですが、このように、マイク本体にアンテナを接続する製品があるのですね。そのための拡張用部分のキャップだということが判りました。
2.NQW-171:
ネットでもヒットしない型名。これも裏面の銘板に「Japan Radio」と英語で表記されていたので、輸出用だったのでしょうか。
内部の様子。
こちらも無線機との接続は12ピンのいわゆる業務無線用によくある端子でした。
使うラインはアースを含めて3本あれば良いので、余計な配線は削除。
こちらも「オリジナルの基板を使わない」ことをコンセプトにしてトライ。
なかなかいい感じではないでしょうか(自画自賛)。動作確認問題なし。
3.UMFD-60:
これはネット検索でいくつか出てきます。
「Personal Radio」とあるように、今は無きパーソナル無線機器用のスピーカーマイクだったのでしょう。デザインが格好いいですね。
内部の様子。
これをこのように改造。
これはオリジナルの基板をそのまま使い、配線カット+部品の追加(2点)で対応。
元々ついていたのは8ピンのもの。
これを4極プラグではなく、下記のように改造。
ヤエス純正CT-44を使うことを前提に、2極プラグ×2種(標準+ミニ)にて変換。
VX-3よりもマイクが大きいですが、このマイクはやたらと音が良いです。
しかも写真で判るように新品同様。
これは昨年12月の鹿児島旅行ネタでお世話になったMさん(4アマ所持者)にプレゼント予定。
MさんはFT-60を使っています。
以上、「スピーカーマイクの詰め合わせ」の投稿でした。
フリマサイトでは結構色々なマイクが出品されているので、また手を出しそうで怖いです(笑)。
~以下次号~