修理しました!
tera-nの左ひざは、30年前にバイクで転倒して「後十字靭帯」を切れたままです。
今年の8耐は思うように走れず悔しい思いをしました。
それが原因ではないけど、色々体のメンテや使い方をちゃんとしないとアカンなぁ。。って思いました。
今年の8耐に帯同してくれた北海道の「理学療法士」の方にウィーク中に色々アドバイスをもらい、もっと速く走りたいという思いで今回左ひざを”修理”することにしました。
医学療法士の人は恐るべし。
身体の事は何でも知ってる感じが凄かった(笑)
手術後にはもう数ヶ月できないであろうストレッチを楽しみました♪
無事に手術は終了して治療生活が開始。
自分の”筋”を違う個所から取って来て「後十字靭帯」の場所に移設するという何とも”SDGs"な医療に関心しましたね。
リハビリには結構な時間を要するらしいですが、これでパフォーマンスが上がるならハリキッテ頑張ります!!!!
TERA
SSPサイドスタンドプロジェクト
世の中にはバイクで事故をして、下半身が動かずに車いすで生活している方が沢山います。
もちろん自分の周りにもいます。
そんな方々にもう一度バイクに乗ってもらう!!と言うボランティア活動を行っているのが、今回鈴鹿8耐でペアライダーだった青木宣篤選手の弟の「青木治親」
そんな彼の活動を時間の会う時にお手伝いさせて頂いています。
いつもは貸し切ったサーキットの中ですが、今回は一般道の「箱根ターンパイク」
安全を担保されたサーキットよりもリスクは高いですがバイクに乗った時に感じる風、匂い、そしてツーリングの醍醐味でもある景色を楽しんでもらおうと計画されました。
走り出しと停車の時はもちろんサポートが必要ですが、走り出すとさすが元バイク乗り!気持ちよさそうに乗っていたのが印象的でした。
ヘルメットに取り付けた会話ができるシステム「B+COM」で、パラモトライダーの方々と話をしながら後ろから追走サポートしていましたが中には涙ぐむ方もいました。
tera-nももらい泣きしそうになりながら楽しい1日を過ごしましたね~
NHKの取材や、白バイによる先導など1日箱根ターンパイクを貸し切ってのイベントでしたが、事故もなく大成功で終了!!
今回は追走用のバイクスズキ新型ハヤブサをモトフィールドドッカーズMFDさんにお借りしました。
ありがとうございました。
そして白バイにも(笑)
人を笑顔にするのは最高に楽しいですね♪
何ともハートフルな1日でした!!
TERA
2022年鈴鹿8時間耐久レース
今年の8耐は、SSTクラス4位、総合18位でゴールすることができました。
tera-n自身今回の8耐は20回目の挑戦でした。
そして最も辛くて、苦しい8耐でした。
準備の段階から色々大変なこともあり、何よりも6月の事前テストで腰を痛めてしまいペインクリニックで腰の痛めている神経を焼いてもらい、神経を黙らせる治療をしたりできる事はやりました。
それでも結局完治しないままのレースウィークとなりましたが、ウィークが1週間と長かったので徐々に調子を上げていく、と言う感じでしたね。
ウィーク初日から今まで味わったことのないような気温37°!!路面温度64°!!
どんなタイヤを履いても機能しません(汗)
それでも3人のライダーで2日で8時間も走りまくりました。
そしてノブくんはウイリーがとっても上手♪
予選では耐久仕様の走らないバイクで10秒台をマークすることができて、徐々に調子も上がっていい感じに!!
ノブくんも現役最後の予選をしっかりこなしてくれました。
そして久しぶりのピットウォーク♪
お客さんと触れ合うことはできませんでしたが、この雰囲気久しぶりでしたね~
ナイトピットウォークも久しぶり♪
そしていよいよ決勝日の朝フリー!!
ライダー全員リラックスして決勝に臨みます!!
その前に今回の8耐で引退する青木宣篤選手のセレモニーが決勝レース前に行われました。
しかし今から本番!!
しっかり走ってもらいます(笑)
スタートライダーは私!tera-n
セカンドライダーが津田一磨選手
サードライダーが青木宣篤選手
そしてスタート!!
初めはポジション取りを慎重に行い、フルタンクの重い車体と路面のコンディションを確認しながらの走行。
しかし、セフティーカー開けの数周目で最終シケイン侵入でまさかの転倒。。
でもロスタイムはわずかに40秒(笑)
このときに再び腰を痛めてしまい残り7時間半は地獄でした。。
バイクを最小限のダメージでコース復帰でき、マシンのダメージも少しハンドルとステップが曲がったくらいで修理無しでレースに復帰できたのはラッキーでした!
そのまま通常ルーティーンでのライダーチェンジでレースを進めます
そして青木選手の最後の走行を待ちます。
本当にお疲れ様でした!
引退レースですが最後のラップまで全力で走る姿は、ずっと忘れません。
「ラスト1週の感覚、匂い、風景は生涯忘れないように記憶したよ!」
その言葉になんかグッときました。
最後のレースを共に戦えたことを誇りに思います。
ノブくん最後のレースを表彰台で飾りたくて、最後まで3位争いをしましたが、ラスト8分で抜かれて4位に。。
今回は自分のスピードが全然足りませんでした。。
悔しい。
決勝レース中、肩が外れて痛みをこらえて最後まで諦めずに走ってくれた一磨!!
ありがとう!!
悔しいけどピット作業はSSTクラス最速をマーク!!
その辺のEWC(タイヤ交換をクイックシステムを使用しても良い)より速かった!!
しかも7回ピット!!
戦略もバッチリでした!
最後はノブくを表彰台で見送りたいと、ノブくん嫁リサちゃんのサプライズで、お手製表彰台を作成♪
見事シャンパンを振ることができました。
シャンパンにはビートンさんの思いが描かれてます。
3年ぶりに開催された鈴鹿8耐は、沢山の人の色々な想いが詰まった大会となりました。
同世代の青木選手と1週間共にしてライダー、人間としての考えなども色々話せて刺激になりました。
彼はやはり凄い!!
人格者でもありライダーとしての強さも持ち合わせた、真面目な一人の優しい男でした。
ノブくんの引退レースを共に戦えて幸せでした。
tera-nはもう少し走りたいと思っています。
でも気持ちが切れたらすぐに辞めます。
これはノブくんからも学びました。
自分のレースは今年は終わりです。
来年のレースに向けて身体を作り直す為にすでに動いています。
ノブくんが教えてくれたレースとの向き合い方、一磨の底知れぬ体力、色々な事に影響された今年の8耐!!
終わってみれば沢山の事を得ましたね。
皆さん本当に多くの応援ありがとうございました!!
TERA