2022年鈴鹿8時間耐久レース
今年の8耐は、SSTクラス4位、総合18位でゴールすることができました。
tera-n自身今回の8耐は20回目の挑戦でした。
そして最も辛くて、苦しい8耐でした。
準備の段階から色々大変なこともあり、何よりも6月の事前テストで腰を痛めてしまいペインクリニックで腰の痛めている神経を焼いてもらい、神経を黙らせる治療をしたりできる事はやりました。
それでも結局完治しないままのレースウィークとなりましたが、ウィークが1週間と長かったので徐々に調子を上げていく、と言う感じでしたね。
ウィーク初日から今まで味わったことのないような気温37°!!路面温度64°!!
どんなタイヤを履いても機能しません(汗)
それでも3人のライダーで2日で8時間も走りまくりました。
そしてノブくんはウイリーがとっても上手♪
予選では耐久仕様の走らないバイクで10秒台をマークすることができて、徐々に調子も上がっていい感じに!!
ノブくんも現役最後の予選をしっかりこなしてくれました。
そして久しぶりのピットウォーク♪
お客さんと触れ合うことはできませんでしたが、この雰囲気久しぶりでしたね~
ナイトピットウォークも久しぶり♪
そしていよいよ決勝日の朝フリー!!
ライダー全員リラックスして決勝に臨みます!!
その前に今回の8耐で引退する青木宣篤選手のセレモニーが決勝レース前に行われました。
しかし今から本番!!
しっかり走ってもらいます(笑)
スタートライダーは私!tera-n
セカンドライダーが津田一磨選手
サードライダーが青木宣篤選手
そしてスタート!!
初めはポジション取りを慎重に行い、フルタンクの重い車体と路面のコンディションを確認しながらの走行。
しかし、セフティーカー開けの数周目で最終シケイン侵入でまさかの転倒。。
でもロスタイムはわずかに40秒(笑)
このときに再び腰を痛めてしまい残り7時間半は地獄でした。。
バイクを最小限のダメージでコース復帰でき、マシンのダメージも少しハンドルとステップが曲がったくらいで修理無しでレースに復帰できたのはラッキーでした!
そのまま通常ルーティーンでのライダーチェンジでレースを進めます
そして青木選手の最後の走行を待ちます。
本当にお疲れ様でした!
引退レースですが最後のラップまで全力で走る姿は、ずっと忘れません。
「ラスト1週の感覚、匂い、風景は生涯忘れないように記憶したよ!」
その言葉になんかグッときました。
最後のレースを共に戦えたことを誇りに思います。
ノブくん最後のレースを表彰台で飾りたくて、最後まで3位争いをしましたが、ラスト8分で抜かれて4位に。。
今回は自分のスピードが全然足りませんでした。。
悔しい。
決勝レース中、肩が外れて痛みをこらえて最後まで諦めずに走ってくれた一磨!!
ありがとう!!
悔しいけどピット作業はSSTクラス最速をマーク!!
その辺のEWC(タイヤ交換をクイックシステムを使用しても良い)より速かった!!
しかも7回ピット!!
戦略もバッチリでした!
最後はノブくを表彰台で見送りたいと、ノブくん嫁リサちゃんのサプライズで、お手製表彰台を作成♪
見事シャンパンを振ることができました。
シャンパンにはビートンさんの思いが描かれてます。
3年ぶりに開催された鈴鹿8耐は、沢山の人の色々な想いが詰まった大会となりました。
同世代の青木選手と1週間共にしてライダー、人間としての考えなども色々話せて刺激になりました。
彼はやはり凄い!!
人格者でもありライダーとしての強さも持ち合わせた、真面目な一人の優しい男でした。
ノブくんの引退レースを共に戦えて幸せでした。
tera-nはもう少し走りたいと思っています。
でも気持ちが切れたらすぐに辞めます。
これはノブくんからも学びました。
自分のレースは今年は終わりです。
来年のレースに向けて身体を作り直す為にすでに動いています。
ノブくんが教えてくれたレースとの向き合い方、一磨の底知れぬ体力、色々な事に影響された今年の8耐!!
終わってみれば沢山の事を得ましたね。
皆さん本当に多くの応援ありがとうございました!!
TERA