ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 

 

♦︎J



「お願いしまーす!」

収録前の楽屋。

メンバー、スタッフが、入れ替わり立ち代わり慌ただしい。

「リーダー、その衣装の着方、変くない?」

相葉ちゃんが首を傾げながら俺に近づいてくる。

「へ?そう?」

「そのストール、変でしょ!」

俺の首に巻いたストールに手を伸ばす。

「ありがと。」

首を伸ばして、相葉ちゃんのいいように直してもらう。

相葉ちゃん、おしゃれだかんな~。

俺、こういうの、わかんねぇもん。

「え?それより、こうじゃないの?」

おしゃれ番長、松潤も加わって二人掛かりになった!

「違うよ~、こうじゃない?絶対こっちのがカッコいいって!」

「そうかな?大野さんにはこっちっしょ?」

二人でなんだかんだと楽しそうに俺の衣装を弄る。

え?本当にこれでいいの?二人とも遊んでない?

「翔ちゃん、翔ちゃん!どっちがいい?これと……これ!」

呼ばれた翔君が、俺の方を向いたから、俺もにっこりアイドルスマイル。

「どっちも……似合ってる?」

「ええ~っ!そんなことないでしょ!こっちのがいいって!」

「だから、こっちだって!」

二人がきゃいきゃい騒ぎながら俺の衣装を弄りまわる。

ええい、どっちでもいいから!って、叫びそうになった時、

ニノが近づいてきて……。

「リーダーにはこれでしょ?」

ニノがササッと直して、にっこり笑う。

「あはは、うん、似合う~っ!おおちゃん可愛いっ!」

相葉ちゃんの黒目がちな瞳が耀く。

「ずりぃよな、大野さん、カッコいいも可愛いも似合っちゃうんだから。」

松潤が楽し気に笑う。

「可愛いけど、顔に影ができちゃうと照明さん大変だよ?」

翔君が、ササッとストールを引っ張って、俺の前髪を直す。

ニノが親指を立て、何か仕掛けた時のあの顔で笑う。

え、俺……どんな?

衣装ラックの横の全身鏡の前に立つと……。

「リーダー、超似合ってる、マチ子巻き!」

みんなが大爆笑して……。

鏡に映ったのは、頭と首にストールを巻いた俺。

昔の女優みたいな?

「ニノっ!」

俺が叫ぶと、大笑いしながらニノが楽屋を出て行く。

「似合ってるよリーダー!」

相葉ちゃんが俺の肩を叩き、松潤がニヤニヤしながら、親指を立てる。

「本当に可愛いけど……。」

ストールを引っ張って首が、うぉっと苦しくなった俺を、助けてくれたのは翔君。

首と頭からストールを外すのを手伝いながら、翔君がつぶやく。

「そう言えば……引っ越すんだって?」

「そうなんだけど……まだ考え中。」

「どうしたの?何かあった?」

「いや、そういうんじゃないんだけど……そろそろかなって。」

今の家も、だいぶ長く住んだから、いろいろめんどくさくなってる。

結構知れちゃってるし、セキュリティが、とか、マネージャーが言い出して。

「いいとこ見つからないんだったら……俺のマンション、空きあるよ?

 セキュリティ的にも申し分ないと思うし。」

翔君のマンションかぁ。

確かに翔君ならそういうの、ちゃんとしてそう!

「何?引っ越すの?」

松潤が話に入って来る。

「うん、しようかなって。」

「リーダー、引っ越し?」

相葉ちゃんも入って来た。

「一緒に不動産屋、回ってあげよっか?一人だと悩まない?」

そうなんだよ。悩むんだよ~。どこでもいいのに。

「なんなら、俺の家、来る?」

松潤がニヤッと笑う。

「「俺の家?」」

聞き返したのは翔君と相葉ちゃん。

「そ、シェアハウス!」

松潤が楽し気に笑って、楽屋を出て行った。

顔を見合わせた相葉ちゃんと翔君が、ブンブンと首を振る。

「一度見においでよ、マンション。」

「いっぱい物件見た方がいいって!」

楽屋を出ながら両脇から言われ、交互に二人を見る。

「結構、いいと思うよ、俺のマンション。」

「今はいろいろ最新式だから、勉強した方がいいって!」

そうだよなぁ、物件、いっぱい見た方がいいんだよなぁ、きっと。

翔君のマンションも、しっかりしてそうだし……。

スタジオに着くと、松潤と話していたニノが、俺らの方にやってきた。

翔君と相葉ちゃんは、スタッフに呼ばれて松潤のとこへ。

「何?引っ越し?」

「うん、考え中。」

「しょうがないなぁ、話し聞いてあげるから、ご飯行く?」

「どうせ、俺のおごりだろ?」

「当たり前でしょ!」

「ラーメン以外は出さないからな。」

「じゃ、ラーメンで!」

ニノがニヤニヤ笑って、松潤のとこに戻って行く。

「え?あれ?行くって言ってないかんな!」

ニノが頭上で手をヒラヒラさせたのと同時に、

翔君が俺に向かって、おいでおいでをする。

小走りに駆け寄りながら考える。

さて、どうしよう?



  a 翔君のマンションを見に行く


  b ニノと食事に行く

  c 相葉ちゃんと不動産屋さんを巡る

  d 松潤の部屋に行ってみる