ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

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嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 

 

♠︎2



「どう?決まった?」

収録終りに松潤が寄って来る。

「決まるわけないじゃん。」

さっき話したばっかなのに。

俺がクスクス笑うと、松潤が俺の肩に腕を回す。

「取りあえず、来ちゃえば?ウチ。」

松潤のニヤニヤ笑いはいつものこと。

でも、いつもより楽しそうなのは……。

「おもしろがってんだろ?」

「ん?何が?」

松潤の片眉が上がる。

「……周りの反応。」

「え?そんなことないよ。」

松潤のニヤニヤ笑いが顔いっぱいに広がって……。

他のメンバーの様子を窺いながら、俺の頭を抱き込む。

「俺と一緒は便利よ?飯は作るし、掃除はするし。」

「そんなん、俺だってやるわ。」

「あなた好みの音楽と料理とお酒……いつでも用意しちゃうよ?」

それはちょっといいかも~。

一人暮らしもいいけど、何かとめんどいかんな。

疲れて帰って風呂沸かす気になんねぇし、飯作るのもなぁ。

朝ならいいんだけど。

朝なら、逆に作りたくなっちゃったりするし。

朝ごはんの買い物して、しっかりした朝ごはんとか食べると、

ちゃんと生活してるような気がする。

「リーダーが料理作りたかったら、作ったっていいよ?

 朝ごはんはリーダーが作る?俺、朝苦手だし。」

おー、そうだな?

そういうのもありだよな。

夜は松潤がツマミにもなるいいもん作って、

朝は俺が体に良さそうなもん作って。

「ね?一緒に暮らすのも良さそうじゃない?」

いいかも~!

っととと、松潤の口車に乗るとこだった!

ダメだ、ダメだ。

松潤、すぐ友達呼びそうだし、第一、家にいんのか?

毎晩飲みに行ってんじゃねぇの?

それじゃ一緒に暮らしても、掃除も料理も俺ばっかになるんじゃね?

「やめやめ、さすがに一緒はなぁ。」

「そんなことないと思うけどな……。

 あ、じゃ、試しに今日ウチ来ない?」

「え?今日?今から?」

「そ、今から!善は急げ!」

「何が善だよ!」

「いいから、いいから!」

「え、ちょ、ちょっと!松潤!」

松潤に腕を引っ張られ、楽屋を出ようとすると、俺を呼ぶ声。

「智君?」

「リーダー!」

「おおちゃん、どこ行くの?」

「え、なんか……わかんねっ!」

ニヤッと笑った松潤が勢いよくドアを閉め、

俺はそのまま松潤のマネージャーの車まで拉致られて……。

強引に乗せられると、そのまま松潤のマンションへ。

「マジか。」

真剣な顔を作った松潤が、俺に顔を近づける。

「マジ。」

またまたニヤッと笑って、楽しそうに背もたれに体を預ける。

俺も仕方なく……シートに体を沈め、がに股の太腿をパンパンと叩く。

なんか……ちょっと緊張する……。

芸能人の家だぞ?

松潤の家だぞ?

キラキラとか、すっげぇ広いとか……。

超高い、高級家具とか並んでたりして……。

すごくね?

「あ、今、芸能人の家、とか思ったでしょ?」

「え?わかった?」

「言っとくけど、あなたも立派な芸能人だからね?」

「え……そう?」

松潤は、ったくってつぶやいて、呆れたように俺を見る。

「これだから、あなた、ほっとけないんだよ。」

そんなこと言われても~。

ほんとに俺、なんかちょっと違うような気がすんだよなぁ。

松潤みたいなげーのーじんと。

「で、どうする?」

「何が?」

「ご飯。食べるでしょ?」

言われて思い出した。

確かにお腹減ってる。

「今からだと、家にあるものになるけど、いい?」

いいも何も!

食べさせてもらうのに、贅沢なんて言いません。

俺がうなずくと、松潤が身を乗り出して、指を広げる。

「イタリアンならできるかな?タコとモッツアレラあるし。

 あとは……俺が適当に作るテキトー創作料理。

 どっちがいい?」

言いながら、指を折る松潤。

どっちも旨そうだよなぁ。

松潤、イタリアン得意だし。

適当に作ったものでも旨そうだし。

さて、どっちにするか?



   a イタリアン

   b 創作料理