ボーイフレンド(腐) | TRIP 嵐 妄想小説

TRIP 嵐 妄想小説

嵐さん大好き♡
智君担当♪山好き♡で
皆様のブログを見ているうちに書きたくなってしまいました。
妄想小説です。腐っているので注意してください!
タイトルに愛を込めて、嵐さんの曲名を使わせていただいてます。
ご理解いただけると嬉しいです。

 

 

♥K

まずいまずいまずい!

こんな時に目が合っちゃまずいだろ!

サッと視線を外そうとしたけど、翔君の大きな瞳が俺を捉えて離さない。

やべぇ!どうしよう!!

見つめ合う俺たち……?

翔君も全然目を逸らそうとしない。

ほら、やっぱり。

若干柔らかさを感じるのは、俺の気のせい?

それが見つめ合ってるうちにだんだん視線が強くなってくる。

逸らせない……。

そんな風に見られたら、逸らせないじゃん!

これはもしかして……逸らした方が負けなのか!?

じっと翔君を見る俺。

じっと俺を見る翔君。

「なになに?どうしたの?」

視線を逸らせない俺たちを見て、相葉ちゃんがやってくる。

「この距離でにらめっこ?俺も混ぜて~!」

三人でにらめっこってどうやってすんだよ!

それでも相葉ちゃんは俺と翔君を交互に見て睨む。

睨む……睨む……睨む……。

睨むんだけど……どんどん相葉ちゃんの目が細くなっていく。

「んんっ、ん、んっ……んぷぷぷぷ!あはははは、もうダメっ!俺の負け!」

一人で始めて一人で負ける相葉ちゃん。

さすがとして言いようがない!

「んぷっ。相葉ちゃん、すげっ。」

釣られて俺も笑うと、翔君も呪縛を解かれたように笑う。

「俺、ダメなんだよ~、ニノとやってもいっつも負けちゃう。」

ニノといつもやってんの?

この歳で、にらめっこやるってだけですげぇけど?

そう言えば、みんなでいるとよくいろんなゲームしたっけな。

マジカルバナナとか、ん~1!とか?

あれ、今だに、なんて言うんだかわかんないけど。

「ニノ、つえぇもんね。」

「んね?強いよね~。あ~、止めてよ?『にらめっこ嵐』とか!

 俺、負け確実!」

「ババ嵐の次?」

笑いながら、翔君が入って来る。

「そうそう、一瞬で負けが決まる!」

笑う相葉ちゃんは想像が止まらない。

「尺撮れないじゃん。」

翔君と顔を見合わせて笑うけど、相葉ちゃんの想像は広がって行く。

「その分、回数多いよ?ゲストと一対一対決!

 やるかやられるかの真剣勝負!アップで映るし、一人一人クローズアップされる!」

相葉ちゃんが、俺と翔君を被写体にカメラを構えるポーズを取る。

そうされると、乗らないわけにいかない俺たち。

翔君を睨みつけると、翔君も睨み返して来る。

顔が近づいて行く。

翔君のイケメンが、後数センチのところで左右に振られ、

チンピラみたいにメンチを切る。

俺だって負けてないよ。

ポケットに両手を突っ込み、メンチを切り返す!

「いいねいいね~、いいよいいよっ!」

相葉ちゃんが、下から横から、片目をつぶってカメラを動かすポーズを繰り返す。

さらに近づく翔君のイケメン。

綺麗な顔にドキッとする。

ああ、翔君、いい顔なんだよなぁ。

これぞイケメンって顔だよね。

俺、やっぱ翔君の顔好きだわぁ。

「何?キスシーンの練習?」

言われてハッとする俺と翔君。

確かに口と口はわずか3㎝くらいの距離。

顔を左右に振ってるから、そう言われればそう見えなくもないかも……。

サッと体を離し、顔を逸らす俺たちを見て、声を掛けて来た松潤が笑う。

「今度は初恋の練習?」

その言葉に相葉ちゃんが笑う。

「ひゃひゃひゃ、ほんと、そんな感じ!わかる!めっちゃ可愛い!」

「おっさん同士で?」

「だから余計に可愛いんじゃん!」

うっせぇよ。お前らだって同じおっさんだかんな?

笑い続ける相葉ちゃんと松潤にちょっとムッとしてきた頃、

ちょっと離れて見ていたニノが大声で呼ぶ。

「いつまでも遊んでないで、やることやっちゃって。」

「「「「は~い!」」」」

四人で声をそろえ、打ち合わせに戻る。

でもやっぱり翔君の視線が気になる。

家にいても、仕事でも翔君が気になるなんて……。

ええい!無視だ無視!

翔君のことは考えない!翔君の視線も気にしない!

俺も……翔君を見ない!!

そう、決意も新たに一人うなずく。

そんな俺に気付いてたのは……。



   a ニノに声を掛けられる

   b 松潤に声を掛けられる


  (ニノの家に行ったことのある人は、bを選択)