人には言えない恋愛篇 その39「マユ⑱」 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

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 前稿「その38「マユ⑰」」からの続きです。

 

 会社は勿論の事、自宅の場所も元カノマユには知られてしまいました。

 そして私の子供が欲しいとしきりにせがまれ、妻(前妻)とエッチしないで欲しいと要求されました。

 マユの気分次第で、私の家庭はいとも簡単に崩壊させられてしまうのです。

 正に私は時限爆弾を背負って生きているようなものでした。

 

とにかく俺の前から消えてくれ。

 

 これが当時の私の本音でした。

 マユとの付き合いも三年近くが経過し、当初の浮かれたような恋愛感情など微塵も無くなっていました。

 ただただ、彼女の存在が疎ましく邪魔でした。

 そんな時にマユから衝撃的な話を聞きます。

 

「マユさ……ガンになったみたいなんだよね」

 

「え!?大丈夫なの?」

 

「マユ、手術するよ」

 

「いつ?」

 

「来週。エルさんお見舞いに来てくれんでしょ?」

 

「ああ、そりゃ勿論行くよ」

 とこのような会話がありました。

 

 私はこの時心の中で願いました。

(ガンで死んでくれないかな)

 と。

 

 しかし彼女のガンは実際には大した事は無く、手術は行いますが、一日の入院で退院出来る程度のものでした。

 

 私は結局、マユの手術当日に傍にいる事も無く、お見舞いにも行きませんでした。前妻に嘘を付いて夜外出するのが面倒くさかったのです。

 

 彼女との付き合いは、既に末期状態でした。

 彼女に対して何らかの愛情はありましたが、恋する気持ちは勿論の事、愛してはいませんでした。

 私が彼女を作ったのは、自分が幸せになる為と言うよりは、今の家族生活を守る為に心の平衡を取る為に作っただけに過ぎませんでした。

 しかし今や彼女は、その家族を破壊しうる力を持った人物と化してしまいました。

 

 その後も私は、毎月彼女の自宅にボランティアと称して、出掛け続けました。

 そしてセックスをして帰宅し、自宅に帰って自責の念に駆られるというパターンの繰り返しでした。もはや抜け出したくても抜け出せない泥沼に首まで浸かっている。そんな状態でした。

 

 そんな先の見えない暗闇の中、一筋の光が照らされるのです。

 私は歓喜に満ち溢れ、そして絶望します。

 

 

 

 

同じような批判コメントを付ける方が多いので、それに答えた各記事があります。

 批判をする前に、まずそちらに目を通して下さい。→ 中傷、反論する者に答える。