Song For Memoriesの500マイル | IN THE WIND

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YASSさんこと鈴木康博さんと、山本潤子さん、細坪基佳さんの3人によるユニットで、1960~70年代の内外の名曲をカバーしていた Song For Memories がNHKの番組で歌った 500マイル(原題:500 Miles)が、YouTubeにアップされている。CDなどになっていないこの曲が先日見た映画 ブレット トレイン で流されているのを知人から教えてもらい、YouTubeで検索してみたらすぐにヒットした。無期限休養宣言したまま表舞台を退いている潤子さんの声を聴くと切なくなるけれど、せっかくなので久々に潤子さんの歌声に耳を傾けてみた。検索が容易なのでリンクアドレスは省略。

 

やっぱり潤子さんの声はいいな。誰のものでもない唯一無二の声は、美しいとか透明感があるとかいった陳腐な言葉では言い尽くせい魅力を放っている。しかもこの歌では、潤子さんのボーカルの凄みが際立つ高音はないけれど、本当に耳に心地よい。歌のテーマは僕の今の境遇だと共感や想像がしがたい「望郷の思い」なのだけど、歌詞に込められた思いまでも胸に染み入るように伝わってくる気がするから不思議だ。潤子さん声は魔法のような作用がある。

 

この演奏は潤子さんがメインボーカル。今月東京であったライブでYASSさんは 僕らはアーとかウーとか言っているだけ と話して観客の笑いを誘っていたけれど、映像を見ると3番の歌詞はYASSさんと細坪さんが交互にメインボーカルをとっていた。それはともかく、映画では終盤、闇仕事の請負人の一人が長年一緒に危ない橋を渡ってきた双子のような相棒を亡くし、追悼するシーンで使われていて、潤子さんの歌声がまた哀愁を誘っていてピッタリだった。

 

ハリウッドの映画だけど、原作は日本の小説で舞台設定も日本で、監督が作中に日本の歌を使おうとYouTubeからこの映像を探し出したのは、YASSさんのライブレポに書いた通り。そして先の知人がYASSさんのラジオにメールで映画で使われた経緯を質問していて先日オンエアがあり、YASSさんは映画の監督に 山本潤子さんの声が響いたんだと思うよ と答えていた。潤子さんの歌声の持つ力がネイティブスピーカーの監督に響いたのなら誇らしい。

 

映画のエンドロールでは Song For Memories の名前がクレジットされ、確か coutesy by NHK の表示もあった気がするけれど、3人の名前まではなかったのはちょっぴり残念。ラジオでのYASSさんの話によると、NHKから映画で使われるので許可してくださいという依頼があったというから、潤子さんにも依頼があってOKしたのだろう。もう潤子さんの動向は一切伝わってこないと思っていたので、間接的でこんなわずかなことでも嬉しくなった。

 

 

【25日の備忘録】

休肝日3日目。朝=ご飯1膳、塩サバ、リンゴ、昼=焼きそば、ミニトマトと茹でブロッコリー、夜=トルティージャ。体重=59.6キロ。