日曜日朝、テレビ朝日の田原総一郎さんの番組で北欧の小国フィンランドの「世界一」の実相がレポートされていた。
人口500万人ほどの国だからできることでもあると言ってしまえばそれまでですが、特に教育の現場でのレポートが記憶に残りましたね。
小学校の教育では、20人程度の学級に二人の先生が担当する。紹介されていたのは、「考える授業」でしたか‥。あるテーマについて考える課題。そのアウトプットは、文章でも良いし、絵でも劇で表現してもいい。あるテーマの問題解決のために情報をインプットし、考えてアウトプットする。その表現の多様性に対する寛容性に共感するもの多かったということですね。
多様性を容認するというのは、言葉では簡単ですが、実際にはなかなか難しい。自分と他人の違いを理解し、その違いを認める。人間の社会性を考える上で、理想的な関係を構築するための基本的な態度を決定づける重要な要素なのは分かるとして、果たして心情的にも同意できるものかどうか‥‥。そのあたりの深堀りはありませんでしたが‥。
しかし、所得に対する税金率が70%以上という国。公共、環境、教育、医療という最も難しい課題に国が資金を投入する戦略は、高齢化後の生活の安心感を作り出し、だからこそ、若者の創造へのチャレンジが生かされるというのも頷ける。
明日の生活が不安な国では、このような心情にはなれない。確かに、国がやるべきことの姿を描いてくれてると思いましたね。そして、それは人口500万人という国の規模が大きく関わっているとも言えるのです。1億2千万人の国の経営を考えるのではなく、500万人の国を考えれば実現する社会とは、わが国で考えれば、すなわち地方分権ということになるのでしょうか?
出張の多い私は、
JR新幹線に乗ると必ず座席の前に差し込んである旅行誌「トランベール」を読むのを密かな楽しみにしている。
何故ならこの誌面の巻頭で
内館牧子さんが旅にまつわるエッセイを連載しているからだ。
内館さんの文章は、大変勉強になる。
人間のかかわりの機微が溢れるテーマ性。
簡潔な文。緩やかでいて切れの良いリズム感。
そして、話の落ちがきちんとある起承転結。
例えば、11月号は、「踊り子号の男」と題するエッセイが掲載されている。
‥ある日、私は伊東に向かうために「踊り子号」に乗っていた。
列車が湯河原を過ぎた頃だったと思う。
突然、嗚咽が聞こえてきた。
これが書き出しである。
嗚咽の主は、50代の男らしい。妻に先立たれ、生前旅行に行きたいといっていた妻の希望をかなえてやれなかったことに対する後悔の念が嗚咽に繋がっている。踊り子号に乗車していて思い出したのだろう。
「心の悔い」は誰にでもある。だから、今できることを全力で出し尽くすことが大切なんだという伏線が見える。
そして話は、自分の師匠である橋田壽賀子先生との対話の思い出に移る。
橋田さんの弟子として仕事をしてきた内館さん。努力のかいあってNHKのひらりを書くことになった時、師匠はたった一つのアドバイスをしてくれたという話‥。
‥「出し惜しみしちゃダメよ」
これは強烈だった。
半年間の長編の脚本を書こうとする時、どうしてもサビの部分はあとでとっておこうとする心理を察しての言葉だったのでしょうか? 後先のことなど考えずにどんどん投入し、出し惜しみしないということの大切さに内館さんははっと気づくのでした。
‥「出し惜しみをしない」という姿勢は、
人間の生き方全てに通ずる気がする。
踊り子号の男のうつろな顔と、自分の仕事に対する姿勢に対する教えがオーバーラップする。
今ここで全力を出すこと‥‥後悔しないこと。そんな生き方の大切さを、何気ない列車の風景の中に描いてくれる。
私も、こんな文章を書きたいな‥つくづく思ったのでした。
JR新幹線に乗ると必ず座席の前に差し込んである旅行誌「トランベール」を読むのを密かな楽しみにしている。
何故ならこの誌面の巻頭で
内館牧子さんが旅にまつわるエッセイを連載しているからだ。
内館さんの文章は、大変勉強になる。
人間のかかわりの機微が溢れるテーマ性。
簡潔な文。緩やかでいて切れの良いリズム感。
そして、話の落ちがきちんとある起承転結。
例えば、11月号は、「踊り子号の男」と題するエッセイが掲載されている。
‥ある日、私は伊東に向かうために「踊り子号」に乗っていた。
列車が湯河原を過ぎた頃だったと思う。
突然、嗚咽が聞こえてきた。
これが書き出しである。
嗚咽の主は、50代の男らしい。妻に先立たれ、生前旅行に行きたいといっていた妻の希望をかなえてやれなかったことに対する後悔の念が嗚咽に繋がっている。踊り子号に乗車していて思い出したのだろう。
「心の悔い」は誰にでもある。だから、今できることを全力で出し尽くすことが大切なんだという伏線が見える。
そして話は、自分の師匠である橋田壽賀子先生との対話の思い出に移る。
橋田さんの弟子として仕事をしてきた内館さん。努力のかいあってNHKのひらりを書くことになった時、師匠はたった一つのアドバイスをしてくれたという話‥。
‥「出し惜しみしちゃダメよ」
これは強烈だった。
半年間の長編の脚本を書こうとする時、どうしてもサビの部分はあとでとっておこうとする心理を察しての言葉だったのでしょうか? 後先のことなど考えずにどんどん投入し、出し惜しみしないということの大切さに内館さんははっと気づくのでした。
‥「出し惜しみをしない」という姿勢は、
人間の生き方全てに通ずる気がする。
踊り子号の男のうつろな顔と、自分の仕事に対する姿勢に対する教えがオーバーラップする。
今ここで全力を出すこと‥‥後悔しないこと。そんな生き方の大切さを、何気ない列車の風景の中に描いてくれる。
私も、こんな文章を書きたいな‥つくづく思ったのでした。
アイデア発想の道具の一つにブレインストーミングがある。
A・F・オズボーンさんが考案した創造性開発のために開発した技法で、
脳の中に嵐を起すという意味のこの言葉。
様々な会議で活用している方も多いでしょう。
通常はチームでのアイデア発想や問題点の解明などを目的として活用するこの道具。
複数で実施することで、アイデアに刺激が加わり、発見や発展が期待できますね。
進め方のポイントは、
1 自由奔放
2 批判厳禁
3 質より量
4 相手の尻馬に乗る(便乗)
というルールを守ること。
ところで、この手法を使って、一人で実施するのも有効なんです。
一人ブレストという言い方が一般的ですが、
それも、散歩をしていたり、通勤で歩いていたり、電車の中でも、
いつでも自由に使うことができる。
コツは、自分でテーマを決めること。
「今度の提案書でポイントになることは何か?」
「お客様が本当に 望んでいること、解決したい問題とは何か?」
「社内のコミュニケーションがスムーズにいかない原因は何か?」
今、自分が解決したい問題点についてテーマ決めをして、
仮想ポストイットカードにイメージの中で書いていく。
あっと驚くアイデアが発想されること、しばしばです。
一度お試しください!
A・F・オズボーンさんが考案した創造性開発のために開発した技法で、
脳の中に嵐を起すという意味のこの言葉。
様々な会議で活用している方も多いでしょう。
通常はチームでのアイデア発想や問題点の解明などを目的として活用するこの道具。
複数で実施することで、アイデアに刺激が加わり、発見や発展が期待できますね。
進め方のポイントは、
1 自由奔放
2 批判厳禁
3 質より量
4 相手の尻馬に乗る(便乗)
というルールを守ること。
ところで、この手法を使って、一人で実施するのも有効なんです。
一人ブレストという言い方が一般的ですが、
それも、散歩をしていたり、通勤で歩いていたり、電車の中でも、
いつでも自由に使うことができる。
コツは、自分でテーマを決めること。
「今度の提案書でポイントになることは何か?」
「お客様が本当に 望んでいること、解決したい問題とは何か?」
「社内のコミュニケーションがスムーズにいかない原因は何か?」
今、自分が解決したい問題点についてテーマ決めをして、
仮想ポストイットカードにイメージの中で書いていく。
あっと驚くアイデアが発想されること、しばしばです。
一度お試しください!
ビジネスの話を一つ。
CRM‥カスタマー・リレーションシップ・マネジメントという言葉がありますね。顧客の満足度を上げることによって、企業や製品に対する強い支持意識をもつ顧客を獲得し、事業の成功基盤を創るものです。
しかし、この考え方で難しいのは、人間の満足度というのは、千差万別で、同じランチを食べても「満足」する人と「物足りない」人が同時に存在するという差異性に対してアプローチしなければならないということでしょう。
顧客が満足するには、顧客のニーズやウォンツに対応したサービスを提供すればいいのでしょうが、必ずしもニーズ調査や声の収集によって得られた「解答」を、新サービスにすれば満足度が上がるかというと、そうならないところがさらに難しいところなのですね。
例えば、ビッグカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなどの大型低価格家電店を考えて見れば分かります。これらの低価格家電店に対する顧客のニーズは、「高級な品質のものをより安く!」にあるわけですね。より安くするには、必要以上のコストを削っていくことが大切ですが、この必要以上のコストの中心には「顧客サービスコスト」が入っているわけです。
自社の取扱商品やサービスに対する満足度調査は必要なものですが、価格で勝負する低価格家電店がこうした顧客調査に大金を当てることはできない。コールセンターやカスタマーセンターに対するコストは、売値の割引に影響を与えかねないという根本的問題があります。
従って、低価格家電店は、価格によって徹底して「差別化」を図ることで、顧客の満足度を上げることが企業の収益に貢献する戦略となるわけです。
このように、企業は顧客に対して、応対の品質や対話に対する改善が重要だとは知りつつも、顧客の心理的満足を排除してでも自社のポジションを確保しようとする場合もあるわけですね。
但し、顧客はとても我儘ですから、低価格商品を購入する場面でも、ある程度の自分に対するホスピタリティを要求する潜在的心理は働いています。そこでの対応が悪ければ、別のショップで買えばいい。この心理が競争を激化させ、利益を圧迫する原因を作り出していくのも、一方での事実ではあります。
いわば、利益と顧客満足という二律背反の関係の按分をどのように調和させるか、そのメソッドが必要になってくるのですね。
CRM‥カスタマー・リレーションシップ・マネジメントという言葉がありますね。顧客の満足度を上げることによって、企業や製品に対する強い支持意識をもつ顧客を獲得し、事業の成功基盤を創るものです。
しかし、この考え方で難しいのは、人間の満足度というのは、千差万別で、同じランチを食べても「満足」する人と「物足りない」人が同時に存在するという差異性に対してアプローチしなければならないということでしょう。
顧客が満足するには、顧客のニーズやウォンツに対応したサービスを提供すればいいのでしょうが、必ずしもニーズ調査や声の収集によって得られた「解答」を、新サービスにすれば満足度が上がるかというと、そうならないところがさらに難しいところなのですね。
例えば、ビッグカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなどの大型低価格家電店を考えて見れば分かります。これらの低価格家電店に対する顧客のニーズは、「高級な品質のものをより安く!」にあるわけですね。より安くするには、必要以上のコストを削っていくことが大切ですが、この必要以上のコストの中心には「顧客サービスコスト」が入っているわけです。
自社の取扱商品やサービスに対する満足度調査は必要なものですが、価格で勝負する低価格家電店がこうした顧客調査に大金を当てることはできない。コールセンターやカスタマーセンターに対するコストは、売値の割引に影響を与えかねないという根本的問題があります。
従って、低価格家電店は、価格によって徹底して「差別化」を図ることで、顧客の満足度を上げることが企業の収益に貢献する戦略となるわけです。
このように、企業は顧客に対して、応対の品質や対話に対する改善が重要だとは知りつつも、顧客の心理的満足を排除してでも自社のポジションを確保しようとする場合もあるわけですね。
但し、顧客はとても我儘ですから、低価格商品を購入する場面でも、ある程度の自分に対するホスピタリティを要求する潜在的心理は働いています。そこでの対応が悪ければ、別のショップで買えばいい。この心理が競争を激化させ、利益を圧迫する原因を作り出していくのも、一方での事実ではあります。
いわば、利益と顧客満足という二律背反の関係の按分をどのように調和させるか、そのメソッドが必要になってくるのですね。
ニュース速報で見ました。
ゴルフ秋の国際大会として伝統的な一戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」の初日に、
17歳の天才 石川遼君が6アンダーの66でまわり単独トップで滑り出したとのこと。
その才能のあまりに急激な進展に、ただ脱帽するばかりですね。
今回のこのコース、太平洋C御殿場Cは、かつて日本でワールドカップが開催された時の舞台となった場所でもあります。タイガー・ウッズとデビッド・デュバルが組んだアメリカチームが優勝と思いきや、ニュージーランド、南アフリカ、デンマークとのプレーオフにまで縺れ込んだすごい戦いだったことが記憶に残っています。
その18番では、ウッズが絶妙のチップでイーグルを奪い、プレーオフに残りましたね。そのチップを打った場所には、プレートが埋め込まれているとか‥。
その伝説の18番でも石川選手は、悠々とバーディをとったと記事にはあります。
この天才少年は、若くしてプロの世界に入ったのが良かったのでしないか?と思っています。脳科学者茂木健一郎先生は、モーツアルトに触れ、小さい頃から父親に連れられて演奏会に出演し、演奏会を実際に見たことが、天才に育成された大きな要因だったと指摘しています。
現場で体験することが、才能を急激に伸ばすというのは分かるような気がします。
プロゴルファー石川遼の検討を祈ります。ガンバレ!
ゴルフ秋の国際大会として伝統的な一戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」の初日に、
17歳の天才 石川遼君が6アンダーの66でまわり単独トップで滑り出したとのこと。
その才能のあまりに急激な進展に、ただ脱帽するばかりですね。
今回のこのコース、太平洋C御殿場Cは、かつて日本でワールドカップが開催された時の舞台となった場所でもあります。タイガー・ウッズとデビッド・デュバルが組んだアメリカチームが優勝と思いきや、ニュージーランド、南アフリカ、デンマークとのプレーオフにまで縺れ込んだすごい戦いだったことが記憶に残っています。
その18番では、ウッズが絶妙のチップでイーグルを奪い、プレーオフに残りましたね。そのチップを打った場所には、プレートが埋め込まれているとか‥。
その伝説の18番でも石川選手は、悠々とバーディをとったと記事にはあります。
この天才少年は、若くしてプロの世界に入ったのが良かったのでしないか?と思っています。脳科学者茂木健一郎先生は、モーツアルトに触れ、小さい頃から父親に連れられて演奏会に出演し、演奏会を実際に見たことが、天才に育成された大きな要因だったと指摘しています。
現場で体験することが、才能を急激に伸ばすというのは分かるような気がします。
プロゴルファー石川遼の検討を祈ります。ガンバレ!