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考える道具を考える

The instrument which I think

このところ毎年優勝争いしているので、
もう何度も優勝しているのかと思っていた佐久長聖高校でしたが、
今回が初優勝でしたね。

各区間、高記録を持つ選手を揃えた今年の佐久長聖高校は、
2時間2分台の日本人だけの高校記録で優勝しました。

各選手を見ていて、佐久長聖高校の選手達の走りの技術に驚かされました。
リラックスした上体で、走りの中でも上下左右の揺れがまったくなく、
股関節から前に前に送りこまれる腿と蹴りのリズムには、
全盛期の瀬古俊彦さんの走りを彷彿とさせるものがありました。
それも、全選手が同じようなフォームで滑らかに走っている。

これは指導者の実力といえるでしょう。

そして、高校でも登場してくるケニアなどからの留学生の走りもまた、
前傾した上体のまま、股関節から鋭く運ばれる腿の回転。
日本人とケニア人の超えられない身体能力の差かと思っていましたが、
日本人でもこうした走りが可能なのだと思い知らされましたね。

佐久長聖高校のみなさん、オメデトウございました。

将棋竜王戦。
渡辺明竜王と羽生善治名人の激戦は、
三連敗から奇跡の四連勝で大逆転した渡辺竜王が勝ちましたね。

将棋界の歴史を見てもはじめての大逆転劇。
そして永世位獲得戦でもあったこの戦いは、
若き渡辺竜王がその称号を羽生さんより先に手に入れました。

将棋の七大棋戦のうち竜王戦は最後にできたタイトル戦。
最も賞金額が大きいタイトルでもあります。

復活した羽生さんの快進撃をもっても、
渡辺竜王を敗れなかったのは、
年々、しぶとさを増す渡辺竜王の成長と変化によるものと見ました。

あと10年は将棋界のトップクラスを走れる実力の持ち主の渡辺竜王。

但し、他のタイトル戦になかなか登場してこないのは、
不思議です。


確かにアメリカ発の世界金融恐慌に近い状況なのでしょう。
こんな時代に出くわすなんて、考えてもいなかったのですね、皆。

アメリカのサブプライムローンの挫折によって、
その複雑なバブルの構造が明らかになると、
経済的な建て直しの困難さばかりが目だっている。

日本にとっては、泣きっ面に蜂。
円高が進んで、輸出便りの日本経済の屋台骨が揺らいでいる。

自動車業界の一気のリストラ。
失業者急増の仕組み。

マスコミはこんな風潮のニュースばかりを流している。
確かに、日本の現状も、そうなんでしょう。

風が吹けば桶屋が儲かる!
このメカニズムは、全世界に通ずるものになってしまった。

‥‥

と、だからこそ、でしょうか?
生活防衛意識の高まり。
中小企業も吹き飛んでしまう!

こんな時、どのように対応すればいいのか?
誰も分からない。
ただ、ただ、ひたすら耐えるのみなのでしょうか?


それでも、師走ですね。
何故か、忙し過ぎる。

見事に私の予想に反して、
今年の漢字に選ばれたのは「」てしたね。

急激な変転。
オバマさんのChengeも「変化、変革」の意味で「変」だったようで。

そしてブロガーさん達が選んだ一文字も「変」だったようで、
これでブロガーが日本人を代表する「世論」に成長したと評価する人もいました。

私の予測は「」でしたが、
これはランキングの上位にはまったく来ていませんでした。
ははっ、はずれでした!

どちらかといえば、2009年の言葉なのかもしれませんね。
耐えるのはこれからですから‥。

それにしても、ここ数年、明るい一文字にはなりませんね。
希望を感じる言葉が登場してこないのは、深刻です。

浮かれずに、自らのなすべきことを、しっかりと実践する。
これは、ある意味、心のバブルを排除した、禅的生活を志向することでもあるように思えます。
この生活は、経済活動に大きな影響を与えることはありませんね。

でも、情報や流通の国際社会化がここまで進んでしまうと、
自国だけの利益に拘泥していては、どうにもならないのも事実なようです。

平成20年は、新しい幕末の時代ともいえるようですね。
情報化によって世界が近くなりすぎてしまったのかもしれません‥

頑張りましょう!


ついに第50回目。
篤姫最終回が終わりましたね。

番組のテーマが台詞の中に登場します。
人は天命を持って生まれてきた。
だからその「役割」を果たすべく、懸命に生きるべし。

天命とは何か?
篤姫の生みの親、樋口可南子さんがいいます。
考えて分からない場合は、自分の感じたままを生きること。

幕末の様々な人々が登場し、それらの人々はほとんど若くして命を落とす。
小松帯刀、西郷隆盛、大久保利通、坂本龍馬、皇女和宮、そして徳川将軍達。

そして幕末を経て激動の日本建国に奔走した勝海舟は、こんな言葉を残していますね。

   ‥‥機は感ずべきもので、言ふことの出来ないもの、
      伝達することの出来ないものです

機は熟したという言葉がありますが、
天命をまっとうするに「今」かどうかの判断は難しい。
感ずるところに、機はあるが、それが正しかったかどうかは、
後になってわかるものだということ。

だから、今を精一杯生きることこそ、天命を感ずることができる唯一の方法だということでしょうか?

篤姫では、
最終回に次々と今回の主役級の人物が死んでいくシーンが続きましたが、
何れも「充実した生き様」を幸福と感じでいたと言わせていましたね。

感動の一年間でした。
ありがとうございました。