寄らば 太陽に向かって上へ上へと 背が高くなればそれを支える幹を 年輪としてまとっていく そしてまた太陽に向かって高く高く その樹の大きく開かれた木陰に やってくる人もあれば 去っていく人もいる その樹を眺めようと少し距離をおく人もいれば 根元で居眠りをする人もいる 樹は在処を変えず ただ上へと高くのぼろうとしている