「終戦記念日」 | 行く河の流れ

行く河の流れ

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 朝から騒々しかった。靖国に眠る英霊に対し申し訳ないほどに。本来ならば静かに粛々と感謝と哀悼の意を持って参拝せねばなるまい。しかし日本はまだ戦後の後遺症でそこまで回復していないとみえる。許して頂きたい。
 テレビは物々しく小泉首相の参拝の様子を中継していた。スタジオではそれがどういう意味を持つのかおそらく理解していないだろう女子アナが自身もマスコミに踊らされているように、わざとらしく神妙な顔をして声を発している。もう喜劇である。
 夕方の地方版のニュースでも「街の声」として街頭インタビューを放送していた。皆インタビューを受けた人はそれらしいことを言っているが、残念ながらすべてマスコミによって流されていることをなぞっているだけで、無知をさらけだしているだけだった。日本人として知っておくべきことであり不勉強も責められてしかるべきなのだろうが、それを流すテレビもテレビである。
 ああ、この国はどこへ向かうのか・・・。あなた方が命をかけて守り抜いたこの国は、あなた方の想い描いた未来を辿ってはいないようです。申し訳ない。涙が出てきます。