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技術コンサルタントになるためには資格は必要か(まとめ)

(もりぞー)

まず、結論から先に述べると、
「技術コンサルになるためには、直接には資格の取得は必要ない」
と思います。

大前提として、技術コンサルになるために、特定の資格の取得は必要ありません。
誰もが自分のことを「技術コンサルタントである」と言うことができます。
したがって、形式的には、資格の取得は必要ないのです。

では、実質的にはどうでしょうか。
特定の資格を持っていることをアピールしたければ、お客様がその資格のことについて最低限の知識を持ち合わせている必要があります。

資格を取得することで勉強をするし、有資格者による継続学習の場に参加することもできる。
そして、何より、有資格者のネットワークに入ることができる、というメリットがあります。

***

(チャックのエージ)

私も技術コンサルタントに資格は必須ではないという意見です。

技術コンサルにとって重要なのは資格よりも業務経験であると考えます。

しかし、資格が顧客へのアピールの一手段になるかと思います。

自分がどの分野に強いのか、得意分野のアピールに資格を利用できるのではないでしょうか。

ただし、どんな資格でもよいかというと、微妙です。やはり、認知度、難易度が高い資格ほど、自分のスキルをアピールできると思われます。

しかしながら、現実的には、単一の資格を持つコンサルは数多く存在します。資格を技術コンサルとしてのアピールに用いるのであれば、他のコンサルとの差別化を図るためにもマルチライセンス(複数の分野で資格を持つ)を目指すのもよいかと思います。

***

(なんちゃってSE)


現在、「技術コンサルタント」という業務独占資格、名称独占資格はありません。
よって、技術コンサルタントになるために資格は必要ありません。

技術コンサルタントにとって資格とは、下記2つの観点を持つと思います。

1.クライアントへのアピール
業務経験が一番効果的なアピールになることは、異論がないと思います。
また、いわゆる「ペーパードライバー」ならぬ「ペーパー資格」は嫌われます。
よって、資格によるアピールは、業務経験のアピールの補助的なものであるべきです。

クライアントが知っていて、かつ価値があると認められる資格でなければなりません。
(つまり、知名度と難易度が高い資格です。)

2.自己スキル向上のための手段
資格の有効性としては、こちらがメインとなるでしょう。
資格取得のための勉強は、体系的に学習をすることができるのが特徴かと思います。
また、学習のマイルストーンにもなるでしょう。

***

(ミランダ編集長)

「資格」とは、国家なり権威ある団体なりが、個人のある分野の能力や実力について、一定のレベルに達していると認定するものですよね。これが有効なのは、よく知らない人に仕事の依頼をするときだと思います。

結構人間は「資格」や肩書き、ぱっと見た目などで、仕事を任せられそうかどうか、判断してしまうものではないでしょうか?そういう場合、資格はないより、あった方が得だと私は考えます。
また、同じ資格を持っている者同士の人脈も生まれるので、共同で仕事を成し遂げたり、仕事を紹介し合うこともできるメリットがあります。

教育制度の違いもありますが、米国はある意味、日本よりも進んだ資格主義だと感じた瞬間でした。そこで悔しいと思って博士課程に進学したのが私の原点ですので、私は自分が「必要」だと感じたり「欲しい」と思った資格は取得すべきと考えております。

***

(よっすぃー)

必要な資格というのが法律で定められてる訳ではないので、資格がなくても開業することは可能でしょう。
では、顧客を新規に獲得したい場合はどのようにアピールすれば良いでしょう。
またはコンサルタントを探している場合、何を基準にすれば良いでしょう。
このような時に資格というのは役に立つのではないでしょうか。
コンサルタント自身をブランド化する必要はあります。

つまり、関連のある資格であれば、持っているに越したことはないと思います。
考えられる資格としては技術士や博士、弁理士の他にも、クライアントによって衛生関係や経営関係、IT関係も考えられるんじゃないでしょうか。

***

(ズッキー)


【技術コンサルタントになるためには資格は必要か】に対する私の考えは
「技術コンサルになるために資格は、必要ない。」です。

技術に限らず、コンサルタントになるために特定の資格が
必要ということはありません。

資格よりは、コンサルタントをする分野での専門知識や技術のほうが
必要になると考えます。

資格をとるメリットは何でしょうか?

■1つは、知識量のアップだと思います。
資格をとるために勉強することで、未知の分野を学ぶきっかけになったり
既知の分野をもっと掘り下げて研究するきっかけになると思います。

■2つは、世間から認められるとういうことです。
エキスパートと言われる資格を持った人が、自分と同じプロジェクトで仕事を
やって頂けたら、なんだか力強いと感じるし、自信が湧いてきたりします。

お客様の立場になっても、そんなエキスパートが仕事をしてくれたら
安心できるのではないでしょうか?

■3つは、資格をとるまでの計画実行力がアップする。
目標に向かって、計画を立ててやり遂げるということは資格だけでなく、
仕事でも同じだと思います。

資格を取ると決めて、計画を立てて日々工夫して学習することが
自分の頭で考え、工夫していくことができる頭と心を養うことができます。

資格を取るメリットはあると思いますが、取得した資格が陳腐化しないように
取得する資格に目的を持って、日々の努力を重ねていきたいですね。

***

(がーすー)


1.資格とは
まず、資格とは何でしょうか。
日本において、資格は「国家資格・公的資格」と「民間資格」に大きくわけられます。
ようするに国等主催の試験を通過した人のみが取得できる資格が国家資格・公的資格、
民間団体が自由に主催している試験を通過すれば取得できる資格が民間資格です。

次に、「国家資格・公的資格」は、「独占資格」と「独占ではない資格」に分けられます。
さらに、「独占資格」は、「名称独占資格」と「専権業務独占資格」に分けられます。
簡単に説明すると、
・「名称独占資格」をその資格を持っていない人が名乗ると法律違反になります。技術士はここに入るので、例えば私は技術士を名乗れないということになります。なお、独占業務は無いので、私が技術士さんと同じ業務を堂々と行っても問題ありません。
・「専権業務独占資格」は、その資格を持ってない人が名乗らずにその仕事をやった場合すら法律違反になります。ちなみに弁理士はここに入るので、他人の特許出願代理を非弁理士がやると法律違反です。
・「独占ではない資格」には危険物取扱者や放射線取扱主任者などが入り、例えば有資格者の立会いがあれば、無資格者も業務ができる(セルフのガススタですね)という感じです。

2.技術コンサルタントでは
では、技術コンサルタントではどうでしょうか。
現在、少なくとも日本には資格として、「技術コンサルタント」という名称独占資格と専権業務独占資格はありません。
ということで、技術コンサルタントになるには、資格は法律上「必須」ではないというのが結論です。

3.技術コンサルタントになるためには資格は「必要」か
結論を先に言うと、私は「必要」であると思います。
しかし、技術コンサルタントという定義が一般社会的に認知されていない以上、実は業務範囲も確定していおらず、自由にコンサルタント側が業務を提示できるという現状があります。
すなわち、資格を持っている技術コンサルタントは、無資格の技術コンサルタントに比べて業務範囲を広くすることが可能です。

4.結論
以上から、「技術コンサルタントになるためには資格は法律上『必須』ではないが、業務範囲を広げる観点から『必要』である」というのが私の考えです。

***

(10の12乗)

テーマですが、私は必要であると考えます。
やはり内部の目ではなく、外部の目は必要であると考えるからです。

大局的に見れば、コンサルティングは国益になると言う観点から新たに資格を設ける
のも1つだと思います。
そして、そこで研修をして、やり方を学んでから世で活躍するようにすれば、
ある程度、業としての担保性も保証されますし、基幹のやり方を学べば対応は
出来ると思います。
また、コンサルティングを行う側からしても、多少の経験があれば、少しの自信?
のようなものができ、仕事もしやすいかと思います。

資格も世にはたくさん存在しますが、周知でないと、どのような事を知っているかを
示すには不十分となってしまいます。その周知性も資格には重要な要素だと思います。

***

(いまち=)

必要性という観点から見ますと、
大まかには「公的に必要なもの」か、「公的には必要ないもの」か、
どちらかということが重要になると思います。
他の方も書かれていますが、「独占業務」がある業務内容か否かということですね。
技術コンサルタントの場合は必ずしも「独占業務」ではありません。
しかしながら業務内容に拠るところもあるのではないかと思います。

資格の要否は簡単に答えは出ません。
しかし、生業とするには持っているに越したことは無い。
なぜなら、肩書きは自分をアピールする道具の一つだからです。
売れるコンサルタントになるには売り込みポイントが必要です。
名刺にいろいろ並べるのもアピールしすぎで煙たがられそうですが、
何か名刺に書けるものがあると宣伝にもなるし話のきっかけになりそうです。

***

以上です。

まとめてみますと、技術コンサルにとって資格は必ずしも必要ではないが、
自らの専門分野をアピールするための資格は取得しておいても損はないで
あろう、となりますでしょうか。

これらのことを踏まえて、明日(9月27日)の勉強会で議論し、当研究会
の方針をまとめたいと思います。



技術コンサルタントになるためには資格は必要か(9)

こんばんはいまち=です。

24、25日の二日間で化学工学会という学会@仙台に行ってきました。
東北地方への出張は初めてでした。
仙台は学生の頃に行って以来2回目ですから不案内で困りましたw
現在は東京に住んでいますが、
出身が山口なので関東に来たのも就職活動をしてたころが初めてだったし、
東北エリアはほとんど行ったことがありませんでした。

学会でいろんな話を聞きながら、今回のお題の「資格」についても考えてみた次第です。

必要性という観点から見ますと、
大まかには「公的に必要なもの」か、「公的には必要ないもの」か、
どちらかということが重要になると思います。
他の方も書かれていますが、「独占業務」がある業務内容か否かということですね。
技術コンサルタントの場合は必ずしも「独占業務」ではありません。
しかしながら業務内容に拠るところもあるのではないかと思います。
私が関係するような生物工学分野では学位を持っている人が重視されるように思います。
(これについても他の方が体験談を述べられていますね。
ちなみに私は博士号をもってません。)
それは技術分野が学会のような場所と密接に関わりがあるからでしょう。

建築の場合はどうでしょうか。
建築コンサルタント業には技術士が必要となります。
これも技術のコンサルティングです。

資格の要否は簡単に答えは出ません。
しかし、生業とするには持っているに越したことは無い。
なぜなら、肩書きは自分をアピールする道具の一つだからです。
売れるコンサルタントになるには売り込みポイントが必要です。
名刺にいろいろ並べるのもアピールしすぎで煙たがられそうですが、
何か名刺に書けるものがあると宣伝にもなるし話のきっかけになりそうです。

技術コンサルタントになるためには資格は必要か(8)

こんばんは、10の12乗です。
今週の月曜日に矯正装置を入れたのですが、大変な苦痛を伴っており、
起きているだけで結構辛いです。ご飯を満足に食べられないのが一番辛いですが。

今回のテーマも皆様がよく研究されていて書き尽くされた感がありますので、違う切り口で
書いていこうかと思います。

テーマですが、私は必要であると考えます。
やはり内部の目ではなく、外部の目は必要であると考えるからです。
しかし、コンサルティングを学ぶ場と言うのがなかなかないのが現状ではないかと
思うのです。

大局的に見れば、コンサルティングは国益になると言う観点から新たに資格を設ける
のも1つだと思います。
そして、そこで研修をして、やり方を学んでから世で活躍するようにすれば、
ある程度、業としての担保性も保証されますし、ここで議論されているように、
基幹のやり方を学べば対応は出来ると思います。
また、コンサルティングを行う側からしても、多少の経験があれば、少しの自信?
のようなものができ、仕事もしやすいかと思います。
その研修を受けられる人の条件として、皆様が挙げられた人々という形にすればいいのかぁと。

ここまで来ると政治的な面も出てきそうなので、具体化は難しいと思いますが、
何か違う案を提起したかったのでこんな事を書いてみました。

資格も世にはたくさん存在しますが、周知でないと、どのような事を知っているかを
示すには不十分となってしまいます。その周知性も資格には重要な要素だと思います。

技術コンサルタントになるためには資格は必要か(7)

こんにちは、がーすーです。

社会人になって運動を再開しましたが、私は運動時にau携帯アプリの「Run & Walk」を愛用しています。
ランニングや自転車での運動時間、距離、平均時速、走った地図のGPSでの自動記録など、
欲しい機能がすべて揃っています。
これ、au携帯を使ってるひとは使わないと損ですよ。(今は)無料アプリですし。
私は朝起きたら携帯片手に1時間ほど走り、それから仕事でかけてます!

今回のテーマ:「技術コンサルタントになるためには資格は必要か」

1.資格とは
まず、資格とは何でしょうか。
日本において、資格は「国家資格・公的資格」と「民間資格」に大きくわけられます。
ようするに国等主催の試験を通過した人のみが取得できる資格が国家資格・公的資格、
民間団体が自由に主催している試験を通過すれば取得できる資格が民間資格です。

次に、「国家資格・公的資格」は、「独占資格」と「独占ではない資格」に分けられます。
さらに、「独占資格」は、「名称独占資格」と「専権業務独占資格」に分けられます。
簡単に説明すると、
・「名称独占資格」をその資格を持っていない人が名乗ると法律違反になります。技術士はここに入るので、例えば私は技術士を名乗れないということになります。なお、独占業務は無いので、私が技術士さんと同じ業務を堂々と行っても問題ありません。
・「専権業務独占資格」は、その資格を持ってない人が名乗らずにその仕事をやった場合すら法律違反になります。ちなみに弁理士はここに入るので、他人の特許出願代理を非弁理士がやると法律違反です。
・「独占ではない資格」には危険物取扱者や放射線取扱主任者などが入り、例えば有資格者の立会いがあれば、無資格者も業務ができる(セルフのガススタですね)という感じです。

2.技術コンサルタントでは
では、技術コンサルタントではどうでしょうか。
現在、少なくとも日本には資格として、「技術コンサルタント」という名称独占資格と専権業務独占資格はありません。
また、独占ではない資格も民間資格もありません。
そもそも、これまで当研究会が議論してきたとおり「技術コンサルタント」の定義も不明確である以上、仕方がない側面があります。
ということで、技術コンサルタントになるには、資格は法律上「必須」ではないというのが結論です。

3.技術コンサルタントになるためには資格は「必要」か
結論を先に言うと、私は「必要」であると思います。
まず、上記「2」で、「必須」ではないことはわかりました。
しかし、技術コンサルタントという定義が一般社会的に認知されていない以上、実は業務範囲も確定していおらず、自由にコンサルタント側が業務を提示できるという現状があります。
すなわち、資格を持っている技術コンサルタントは、無資格の技術コンサルタントに比べて業務範囲を広くすることが可能です。
例えば、危険物取扱者を持っている技術コンサルタントは一人で工場のプロセス検討をできますが、資格がなければわざわざクライアントの有資格者に毎回案内をお願いしなければなりません。
また、弁理士を持っている技術コンサルタントは例えばクライアントの特許の有効性に御墨付け(鑑定)を与えることができますが、資格がなければ業務を弁理士さんに依頼しなければなりません。

4.結論
以上から、「技術コンサルタントになるためには資格は法律上『必須』ではないが、業務範囲を広げる観点から『必要』である」というのが私の考えです。

とは言うものの、最強の国家資格である運転免許は最低限コンサルとして持っておくべきですよね。
クライアントのいる場所への移動も圧倒的に便利ですし、身分も証明できますし。
運転免許がないと業務範囲が現実的に狭まる。これは間違いないかと思います(笑)

技術コンサルタントになるためには資格は必要か(6)

こんばんわ、ズッキーです。

先日、バイクのユーザ車検を受けようと考えて、小降りの雨の中を
習志野の陸運局までバイクで行ったおかげで少し風邪気味です。

情報源は忘れましたが、岡山県人は多少の雨が降っても傘(合羽)は
持たないということは、確かですね(-^□^-)。

それでは、今回のテーマについて述べていきましょう。

【技術コンサルタントになるためには資格は必要か】に対する私の考えは
「技術コンサルになるために資格は、必要ない。」です。

技術に限らず、コンサルタントになるために特定の資格が
必要ということはありません。

資格よりは、コンサルタントをする分野での専門知識や技術のほうが
必要になると考えます。

世の中にいろいろ資格がありますが、これらの資格をとるメリットは
何でしょうか?

■1つは、知識量のアップだと思います。
資格をとるために勉強することで、未知の分野を学ぶきっかけになったり
既知の分野をもっと掘り下げて研究するきっかけになると思います。

■2つは、世間から認められるとういうことです。
エキスパートと言われる資格を持った人が、自分と同じプロジェクトで仕事を
やって頂けたら、なんだか力強いと感じるし、自信が湧いてきたりします。

お客様の立場になっても、そんなエキスパートが仕事をしてくれたら
安心できるのではないでしょうか?

■3つは、資格をとるまでの計画実行力がアップする。
目標に向かって、計画を立ててやり遂げるということは資格だけでなく、
仕事でも同じだと思います。

資格を取ると決めて、計画を立てて日々工夫して学習することが
自分の頭で考え、工夫していくことができる頭と心を養うことができます。

資格を取るメリットはあると思いますが、取得した資格が陳腐化しないように
取得する資格に目的を持って、日々の努力を重ねていきたいですね。