まっつん編〜第1話【45組だった人々】 | ポイ活王〜現代の傾奇者〜

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11年間、国にも企業にも頼らず己のスキルだけで稼ぎながら自由気ままに生活してるプロニート。
・「TEAM.BRAIN」リーダー
・令和の虎159人目志願者
・リベンジ版8人目志願者
・追跡版12人目で出演
・「桜鷹虎」出演
・オンサロ『魁!!ポイ活塾』塾長(在籍250名以上)

◆はじめに

45組とは漫画のカイジに出てくるギャンブル依存症で借金を負って、返済出来ずに地下労働に送り込まれた人達のこと。

過去にトドロキ商事の研修生(打ち子)として参加したけど、その後にリアル45組といえる人生を歩んでしまった人達のことをつづったノンフィクションの物語。
それではナン(仮名)に続いて、2人目まっつん(仮名)編のエピソードをご覧下さい。

◆礼儀正しい好青年

ある日、大阪の知人から電話があった。
「まっつんという役者を目指してる若者が居るんやけど、軍資金が少なくて面倒見てやって欲しい。スロットの知識は一通りはあるし、迷惑はかけないと思う。」
という内容だった。

会ったこともない若者をトドロキ商事に迎えるのは、あまり気が進まなかった。
しかし、その知人には何かとお世話になってたので、引き受けることにした。
まっつんと実際に会って話をしてみると礼儀正しい好青年で安心した。

◆引っ越し
トドロキ商事で研修生になることが正式に決まった後、埼玉県西川口から当時オレが住んでた神奈川県溝の口まで引っ越しすると言って来た。
コイツはかなりのやる気だと思って感心した!

まっつんは車の免許を持ってなかったので、レンタカーを借りて夫婦で引っ越しの手伝いをした。
すると金もないだろうに、是非お礼をさせて下さい!と晩飯を奢ってくれた。
軍資金15万を持って夜逃げしたミャンマーのヨモニ野郎ナンと違って、まっつんは良い子や!とこの時は心からそう思ってた。

◆まっつんが研修生をやるメリット
資金パンクのリスクがなくなる。
打ち子報酬が月末締め払いで勝ち額の70%と好条件。
演劇稽古等の予定がある時もギリギリまで稼働出来る。
※取りきれない場合は俺が引き継いで、その出玉はまっつん分で計算。

他には、まっつんの演劇出演が決まると必ず夫婦2枚分のチケットを買って、応援の気持ちも込めて観に行った!本人に直接聞いたことはなかったけど、これはメチャクチャ嬉しかったんやないかな🤔

何故なら、売れないミュージシャンの俺が1番嬉しいことが、バンドのCDやグッズが売れることだったり、ライブを観に来てくれることだからである!
オレはパチスロで5万勝つことより、バンド関連で5000円売り上げることの方が遥かに嬉しい。
これは売れないミュージシャンや役者を経験した人にしか分からない感覚だと思う。

◆当時のトドロキ商事メンバー

いくつかのハイエナ軍団がはびこってた地域だったので、スロ知識があって即戦力のまっつんが研修生としてレギュラー参加してくれたのはかなり頼もしかった!
その頃のトドロキ商事は俺ら夫婦に加え、研修生のまっつん、SEYちゃん(TEAM.BRAINのギタリスト)が週4〜5日のレギュラーメンバー。
それに加えて単発で研修生が1〜2人来るという感じ。
この時期のトドロキ商事はレギュラー4人+αという体制で動いてた。

◆次回予告
なべやかん軍団とはなわ軍団
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【バックナンバー】
45組だった人々 第2話〜まっつん〜


45組だった人々 第3話〜まっつん〜

45組だった人々 第4話〜まっつん〜


45組だった人々 第5話〜まっつん〜